今すぐ、Kiss Me! その2 |
薬品の影響か、サンジの感情自体も幼児と同様になりつつあった。 きゃっきゃっと無邪気に笑い、転んでは、泣く。 ちょっとしたことに驚いては、ぷんぷんと怒る。 本当に小さな幼児が船に紛れ込んだみたいに、クルー達は、皆、小さくなったサンジを可愛 がった。 「なんで、俺だけ近づけねえんだよ!」 ナミとロビンによってサンジから強制的に遠ざけられているゾロは、ナミ達と楽しそうに遊ん 「チョッパー、まだ薬は出来てねえのかよ。」 堪りかねてキッチンに飛び込んできたゾロ。 「あ、ゾロ。 今、丁度出来上がったとこ。 ゾロ、サンジ連れてきて。」 「おっしゃ!! すぐ連れてくる!!」 ゾロは、チョッパーの言葉を聞くや、サンジの元に急いだ。 「ちょっ、なによ、あんた。」 「チョッパーの薬が出来たんだよ! もう、てめえの思い通りにはさせねえ。」 ゾロは、サンジをかっさらうように抱き上げると一目散にキッチンへ戻っていく。 「さあ、飲んでみて、サンジ。」 チョッパーはそう言って、ビーカーの液体をコップに移し、サンジに持たせる。 「どう? サンジ君、なんか身体に変化は??」 ナミが心配そうに、サンジにそう声を掛ける。 「ううん? ・・・・・・・・・・・・あっ・・・うわっ、ああっ・・・・」 サンジはそう叫んでビクンと身体を震わせた。 「あっ、変化が始まった!」 チョッパーの声に皆、固唾を飲んで、サンジを見守った。 「うわっ、ああっ・・・・・・・ふ・・・あ・・・・・・・・・・・・・・おさまったみてえ。」 身体の震えが収まったサンジは、そう言って皆の顔を見る。 「なぁ、俺、どうなった? 元に戻って・・・・・?」 サンジはそう言って、鏡の前に立つ。 「んアぁ?! 戻ってねえじゃんか!!」 サンジは、鏡の前で再度絶叫することになった。 「チョッパー!! おい、これどうなってるんだよ! 元に戻ってねえじゃんよ!」 唖然として見つめていたゾロがそう言って、チョッパーを揺さぶった。 「あ、あれ?おかしいな・・・。 確かに効く筈なんだ。 もしかしたら、戻るのに時間が チョッパーは、慌てて弁解する。 「そうよ。 ここまで成長したんだもの。 明日にはきっと戻ってるわよ。 うふふ。 呆然として言葉も出ないゾロの横で、ナミはそう言ってサンジの頭を優しく撫でた。 「・・・・・ダメだ。 全然トレーニングにならねえよ・・・。」 ゾロは、そう言ってトレーニングを中断すると、蜜柑畑に頭を抱えてしゃがみ込む。 「あ、なんだ、ゾロか。 ちょっと、そこ退けよ・・・。」 そう言って近づいてきたのは、サンジだった。 「ほらっ、ボーっとしてねえで、そこ退けって。 ウソップに見つかっちまうだろ。」 サンジはゾロがいるのもお構いなしに、その傍に来てしゃがみ込む。 「・・・・・・なにしてんだ?」 「ん? あのな、隠れんぼ。」 ゾロの質問にそう言ってにっこりと笑ったサンジに、ゾロの記憶は一瞬にして無くなった。 「んっ・・・んんっ・・・んーっ!!・・・・んーっ!!!」 次にゾロが記憶を取り戻したときには、サンジは、ゾロの膝の上で唇を塞がれ、もがいてい 「っはぁ・・・・・。なにしやがる、このエロ剣士!! 10歳の俺にサカるなんて、てめ サンジはいつものような、からかう態度でゾロを見て笑う。 「・・・・・・てめえなあ。 この状態で俺に、そんな悪態吐くたぁ、良い度胸してるじゃ ゾロはそう言ってサンジを睨み付けると、軽々とサンジの身体の自由を奪う。 「ゲッ! あ、いや! ダメだって・・・あ・・・・ん・・・ヤッ・・・」 ブカブカのシャツは、ゾロの手を簡単にサンジの肌に滑り込ませ、ややうわずった子供特有 「マジ、ヤバい・・・。 サンジ、止まんねえよ。」 ゾロは、そうサンジに耳元で囁いて深く口付ける。 「んっ・・・・ふ・・・んっ・・・ヤァーッ!! ゾロ、ヤッ・・・怖い・・・・ゾロ・・・ふぇっ・・・」 サンジは必死で顔を背け、そう言ってポロポロと泣き出してしまった。 「悪い、サンジ・・・。 けど、俺は、ショタコンじゃねえよ。 サンジ、てめえだから・・・ ゾロは、寂しげな表情でサンジの頭を撫で、そっとサンジの身体を膝から降ろす。 「・・・・・・・・・ゾロ・・・・俺。 ゾロなら、平気・・・・ゾロなら、我慢する・・・。」 サンジはそう言って、ギュッとゾロにしがみつく。 「サンジ・・・・・。」 そう言ってゾロが、再びサンジの唇を塞ごうとしたとき、 「あっ、サンジみっけ!!」 ウソップがそう言ってサンジを蜜柑畑から引きずり出した。 「あ、おう・・・・。」 ウソップは、背中にビシバシと伝わる殺気走った視線に身震いしながらも、サンジを引っ張っ 「・・・・・・ウソップ・・・・てめえ・・・・。」 |
<コメント> 誰か・・・・止めてくれい。(笑) ウソップの男気(?)に哀悼の意をvv どう見たって、ショタでしょ!ショタ!! ロロノア・・・一体いつまで保つのでしょうか・・・? ロロノア、ショタ道・・・まだまだ続きます・・・。(笑) |