今すぐ、Kiss Me! その3 |
それでも、夕食の頃になると、サンジの身体は14歳ぐらいまで成長した。 「ナミすわんvv ロビンちゅうわんvv お待たせしましたvv おい、クソ野郎共、メシの 若干体格の差は否めないモノの、思考も行動も、19歳のサンジとほぼ変わらない。 「・・・・・ね、ねぇ、ウソップ・・・。」 チョッパーが、ビクビクとした表情でウソップに話しかける。 「頼むから、チョッパー・・・今は、黙って食おうぜ。」 ウソップは、真っ青な顔をしてそう呟く。 「そ、そだね・・・・。」 チョッパーは、そう言うと黙々と口に料理を運ぶ。 「どうした?ゾロ・・? お前、サンジと喧嘩でもしたのか?」 急にルフィが、ゾロに向かってそう口を開く。 「ンあぁ? なんで?」 突然話しかけられたゾロは、不機嫌そうにそう言った。 「だってよ・・・。 さっきから、お前、サンジのこと睨み付けて・・・・恐ろしく怖い目つ そう言ったルフィの言葉に、サンジを除く他のクルー達は、ゴクリと口の中の料理を呑み込 「んな訳ねえだろ・・・。」 「そ、そうだよ。 ゾロとサンジが喧嘩なんて・・・・。 今日はサンジ、小さくなってて ゾロの言葉に相づちを打とうと発したチョッパーの言葉に、ピシッという音と共にゾロの持って 「チョッパー・・・・、もうそれ以上、何も喋るな・・・。」 ウソップは、涙ながらにチョッパーにそう訴える。 「ご、ご馳走様、サンジ君。 あたし、海図描くから先に部屋に戻るわね・・・。」 不穏なムードを察して、ナミがいち早くキッチンを出た。 「・・・・ご馳走様。 美味しかったわ。」 ロビンもそう言って部屋に戻って行く。 「あ、ナミさん、ロビンちゃん・・・??? ・・・・どうしたんだろ・・・?」 状況がわからないサンジはそう呟きながら、二人の食器を片付けた。 「はぁ〜・・・美味かった。 ご馳走さん。」 「ふぅ〜・・・もう食えねー。」 「ご馳走様・・・・。 あ、サンジ。 もう一回、身体のチェックさせて? 副作用は無い ウソップ、ルフィの言葉の後に、食事が済んだチョッパーはそう言って聴診器を取り出す。 「あ?ああ、いいぜ? そこのソファで良いか?」 チョッパーの言葉にサンジはそう返事して、ソファに座り、シャツを脱いだ。 「うん、大丈夫みたいだ。 あとは、時間が経つのを待つだけだね・・・。」 チョッパーは、にっこりと笑ってそう言う。 「まっ、な・・・。 俺も早く元に戻らねえと、落ち着かねえや・・・。」 チョッパーの笑顔につられ、サンジもそう言って微笑み返した。 ガタンッ!! イスの倒れる音と共に、ゾロがツカツカとサンジの方へ向かう。 「ん?何か用か? クソ剣士・・・?」 サンジはそう言いながら、ゾロを睨み付けた。 「ほえ?! お、おい! こら、クソ剣士!!何を考えて・・・!! おい!おらっ!! サンジは、必死になってゾロの肩の上で暴れる。 「・・・・・・サンジ・・・・・・許せ。 14歳はもう身体は、立派な大人だ。」 ウソップは、自らに言い聞かせるようにそう呟いて、黙って二人を見送る。 「えっ?! ゾ、ゾロ?!サ、サンジ?!」 チョッパーだけが、オロオロとドアの向こうに消えていく二人とウソップを交互に見比べてい 「な、なにするんだよ!! 俺、まだ後片付けも、明日の仕込みも済んでないんだ サンジはそう言って立ち上がろうとする。 「てめえが悪い! ・・・・・・あんなとこでシャツなんか脱ぎやがって。 それでなくて ゾロはそう言うなり、サンジの上に覆い被さった。 「うわっ!! あっ、ちょ、ちょっと!! まだ俺、元に戻ってねえんだぞ?! あっ、 ゾロは、話途中のサンジの口を自分ので塞ぐ。 「んっ・・・・んんっ・・・・っ・・・はぁ・・・このっ・・・・エロ剣士っ・・・!!」 上気した頬に瞳に涙を浮かべ、サンジはそう言ってゾロを睨み付ける。 「そんな顔したって、誘ってるとしか見えねえよ。 何と言おうがもう待てねえ・・・。」 ゾロはそう言って、またサンジの唇を塞ぐと乱れたシャツの裾から手を入れ、サンジの肌に 「あっ・・・・はぁ・・・ん・・・・ダメだ・・・・ったら・・・ん・・あっ・・・・ゾロ・・・ッ!!」 ゾロの指がキュッとサンジの胸の先端を抓み、サンジは、堪らず身を捩った。 「てめえ、ぜってえ14には見えねえよ。 相変わらずエロい身体してるよな・・・。」 ゾロは、ニヤリと笑ってそう言うと、胸の尖りに舌を這わした。 「あっ、ひゃあ・・・ん・・・・あっ・・・・てめえのせいだろ・・・ああっ・・・・ダメっ・・・ 軽く先端を甘噛みされ、サンジは、ビクンと身体を震わせイヤイヤを繰り返す。 「嫌だという割には、しっかり反応してるぜ、こっちは・・・。」 ゾロは耳元でそう囁きながら、サンジの衣服の隙間からサンジの雄を握り込んだ。 「ああっ・・・・ック・・・・あっ・・・・アァーーッ!!」 ゾロが、サンジの雄を握り込んだ瞬間、サンジはビクンと身体を仰け反らせ、ゾロの手の中に 「・・・・・・おい、マジかよ・・。 いくらなんでも早過ぎねえか・・・?」 「うるせー!!うるせー!! 抑えが利かねえんだよ!! てめえがやらしいか やや呆れ加減に呟かれたゾロの言葉に、サンジは恥ずかしさのあまりに涙ぐんだ。 「・・・・・・わりい。 そう泣くな・・・。 そうだよな・・・・てめえ、まだ14だもんな・・。」 ゾロはそう言うと、零れる涙を唇でそっと拭った。 「・・・・・・・・ゾ・・・・ロ?」 サンジは、ゾロの優しい口付けにコクンと首を傾げてゾロを見つめた。 「・・・・んな仕草するな。 今だって・・・・押し倒してえの必死で我慢してんだぜ? ゾロはそう言って照れたように笑うとギュッとサンジの身体を抱き締める。 「・・・・おう。 ・・・・・・・・・元に戻ったら、真っ先にてめえの相手してやる・・・!!」 サンジはそう言って、力一杯抱き締め返した。 「じゃあ、俺、まだ、後片付け残ってるから。 先に休んでて良いぜ?」 「いや、泣かした詫びに、俺も手伝ってやる・・・。」 「ふ〜ん・・・。 なかなか良い心掛けじゃんか・・・。」 「今日だけ、な・・・?」 サンジとゾロはそう会話しながらキッチンへと向かう。 「あわわ・・・・やっぱ、ヤッたのか? ヤッちまったのか?! 俺は・・・・あーっ!! ウソップの勘違い懺悔は、見張り台で一晩中続く事となる。 「ほい、力任せに拭いて割るなよ、高いんだから・・・。」 サンジはそう言って、隣で布巾を持ったゾロに皿を渡す。 「へーへー。 14歳でも口だけは同じだな。」 「当たり前だ。 5年しか違わねえんだから。 アッという間だ。」 サンジはそう言ってニヤリと笑った。 「ハイ、お疲れさん。 それじゃあ、寝るか・・・?」 「ああ。 寝るか・・・。」 明日の仕込みも済んで、サンジとゾロは、一つの毛布にくるまって互いの体温を感じながら サンジは、ゾロを起こさないように静かに身体を起こすとキッチンへと向かう。 「サンジ・・・俺・・・・。 ごめん、どうしてもゾロを止められなくて・・・。」 ウソップはそう言うと深々とサンジに頭を下げる。 「ンあ? なにがどうしたんだ、ウソップ・・・? なんで謝る??」 「だってよ・・・昨日、ヤラれちまったんだろ? 14歳のお前に欲情する奴も奴だが、 「はぁ?? 何言ってんだ? 俺が、ヤラれた? 何寝言言ってんだよ。 昨日は、 「へっ?! ほ、本当か??」 「当たり前だ。 嘘吐いてどうなるんだよ。」 「ひゃあ〜・・・良かった。 本当に良かったぜ!! これで俺は、まだ勇敢な海の戦 ウソップは晴れやかな顔でそう言うと、サンジの肩をポンと叩き、そのまま男部屋に向かう。 「何を勘違いしてやがる、あいつは・・・」 サンジは、そんなウソップの後ろ姿にそう呟くと、キッチンに入っていった。 「ん・・・?」 シンクに向かう途中で、サンジは思わず立ち止まる。 「ひゃっほーvv やったーっ!! 戻ってる!! 元に戻ったぞぉーっ!!」 サンジは、そう叫んで一目散に格納庫へと走った。 「ゾロ!! ぞぉ〜ろ!! ほらっ!!起きろよ!! ・・・・・・うりゃ!!」 サンジはそう言って、ゾロの腹巻きの上に踵を落とす。 「うぐっ!! ・・・・・・ッ痛え・・。 何だよ、もう朝飯か・・・。」 寝ぼけ眼を擦りながら、ゾロはサンジの方を見た。 「ゾロ!! ほらっ、見てみろよ!! 戻ったんだよ! 俺、元に戻ったんだよ!!」 サンジは嬉しそうにそう言って、ギュッとゾロに抱きつく。 「・・・・・・・・・・・・・・ンあ? 本当か??どら、顔を見せろ!!」 ゾロはそう言うと、サンジの頬を両手で挟んでじっと見つめた。 「・・・・・・・本当だ。 いつものてめえだ。 良かった。 いつものてめえだ。」 そう言ってゾロもサンジをギュッと抱き締め返す。 サンジはそう言うと、サッとゾロから自分の身体を離す。 「・・・・待てよ。 てめえ、昨日、俺に何と言った?? 真っ先に俺の相手するって、 ゾロは離れようとしたサンジの腕を掴むと、もう一度、自分の胸に引き寄せる。 「あ、あれは、その、何て言うか・・・・・その場の雰囲気で。 ・・・・・・・・ダメ・・・?」 恥ずかしそうに顔を真っ赤にして上目遣いで自分を伺うサンジに、ゾロは苦笑して抱き締め 「ダメだ。 今すぐに、だ。」 「・・・・・もう、相変わらず、魔獣だな、てめえは・・・・。」 ゾロの言葉に、サンジは照れ隠しに悪態を付き、そっとゾロの唇に口付ける。 ウソップは涙ながらにそう呟きながら、サンジの代わりに家事一切を引き受ける羽目に。 「ウソップ・・・・・男だな。」 チョッパーの呟きは、誰にも聞かれることなく、風に流され、消えていった。 |
<コメント> ウソップがぁ〜・・・可哀想すぎますねvv(笑) ゾロとサンジに振り回されるウソップって好きなんですよ。 お題は、紗那さんの 『何かの拍子に10歳ぐらいのチビナスになったサンジ。 勿論、ゾロとラブラブでvv』 と言うことでした。 あ、あってる??(汗) こんなので、ごめんね〜vv紗那さんvv エリョも凄い中途半端。(死) 裏題は、『ウソップの悲劇』かな・・?(笑) では★ |