Sweet Angel


その2





ところはかわって・・・ここは、グランドライン・・・・

世はまさに大航海時代真っ直中・・・・

このところ、嵐続きで、ゴーイングメリー号のクルー達は、いささか、お疲れ気味・・・

で、本日、久々の快晴で、皆、思い思いの時間を過ごし、気分をリフレッシュしていた。











「・・・ああっ・・・・もう・・・ダメだって・・・・ヤッ・・・・誰か来たら、どうすんだ・・・ああ

ん・・・・ヤダ・・・あん・・・・キスだけだって・・・言ったのに・・・・ああん・・・ああ・・・」

ゾロに腕を取られ、強引にベッドに押し倒されて、サンジは、堪らず声を上げる。

「・・・誰も来ねえよ。 別に、俺は、誰が入ってこようが、止める気はねえがな。 

てめえが、俺を煽るのが、悪い・・・ お前のそんな声聞いて、そんな姿見て、俺が、

黙ってキスだけで済ませる訳ねえだろ・・・ 3日ぶりなんだ・・・・もっと、声、聞かせ

ろよ。 てめえの声、すっげえ、クル・・・・たまんねえ・・・」

ゾロは、サンジの胸の尖りを口で弄びながら、片手で器用に、サンジのベルトをはずし、下着

と共に、ズボンを剥いだ。

「ああ・・・もう、このエロ剣士・・・昼間っから・・・サカってんじゃ・・・ねえ・・・んん・・

んっ・・・ああ・・・」

「・・・うるせえ口だ。 これでも舐めてな・・・」

ゾロはそう言って、サンジの口に指を挿れ、赤くなった胸の尖りの先端を押しつぶすように舌

で愛撫を繰り返す。

そして、空いている手で、サンジの雄を、ゆっくりと上下に扱き始めた。

「ふん・・・ん・・・・はあ・・・あん・・・・ん・・・んん・・・はあん・・・」

サンジは、押し寄せる快感に流され、ゾロの言うままに、指を、舐める。

指を舐める音がピチャピチャと響いて、二人の耳を擽り、ますます、煽られていく。

ゾロは、サンジの口から指を抜くと、そのまま、秘蕾に指を滑り込ませた。

そして、丹念に内襞を解すように動かした。

「ひゃん・・・ああ・・・あん・・・・あああ・・んん・・・」

ゾロの指の動きに翻弄され、サンジの瞳には、涙が溢れる。

「・・・サンジ・・・」

サンジの艶にますます煽られ、口の端から流れる滴もそのままに、ゾロは、噛みつくようなキ

スをした。

その間も、サンジの内襞は、ゾロの指をゆるゆると締めつけ、ゾロは、次の行為を急ぐべく、

3本の指をバラバラに動かし、サンジの最奥を掠める。

「あああっ・・・・あん・・・・ああ・・・ゾロ・・・ヤッ・・・はあん・・・・ゾロ・・・もう・・・」

サンジは大きく頭を振り、腰をゾロにすり寄せた。

「・・・どうしたい?サンジ・・・・」

ゾロは、サンジの耳元で、囁く。

「はあん・・・・あん・・・ゾロ・・・・イカせて・・・・ゾロの・・・欲しい・・・あん・・・

ああ・・・」

サンジは、ギュッと、ゾロの首にしがみついた。

「・・・いい子だ。」

ゾロはそう言って、サンジに触れるだけのキスをして、指を抜くと、膝を抱え、己の雄を一

気に突き入れる。

「あああっ・・・・ふあっ・・・・ああ・・・んん・・・・」

サンジは、身体を大きくのけぞらせ、嬌声を張り上げた。

「クッ・・・サンジ・・・・あまり締め付けるな・・・そんなにきついと、動けねえ・・・」

ゾロは、すぐにも、もっていかれそうな感覚を耐え、サンジの太股に、舌を這わす。

「ああん・・・・ああ・・・・ヤダ・・・・ゾロ・・・・もう・・・じらす・・・な・・・はあん・・・・

んあ・・・」

ゾロの舌の動きに、ビクビクと身体を震わせて、サンジは、懸命に堪える。

サンジが、ビクビクと震えるたびに、内襞も収縮を繰り返し、ゆるゆるとゾロの雄を奥に誘って

いく。

「・・・・動くぞ。」

ゾロは、そう言い終わらないうちに、ゆっくりと、腰を引いた。

そして、だんだんと激しく挿入を繰り返す。

「はあん・・・・ヤダ・・・・きつ・・・・あん・・・・ゾロ・・・・あっ・・・あっ・・・・ん・・・・・

ゾロォ・・・」

「・・・てめえの中・・・・すっげえ、熱い・・・・」

ゾロはそう言うと、サンジを膝に抱き上げた。

「あああっ・・・・ヤッ・・・・これ・・・ヤッ・・・・・ゾロ・・・・奥まで・・・・ああん・・・・

あん・・・・俺・・・・・あああっ・・・・ヤッ・・・クルッ・・・・・ゾロ・・・俺・・・もう・・・

ああ・・・」

自分の体重で、くさびを打ち込まれたように繋がったサンジは、無意識に腰を引く。

しかし、腰をがっちりとゾロの腕で押さえられ、サンジは、大きく、頭を振った。

サラサラと金色の髪の毛が、ゾロの頬を擽り、ゾロは、その姿態に煽られるように、いっそう

激しく腰を打ち付ける。

「ああっ・・・・ゾロ・・・・ゾロ・・・・イクッ・・・・あはあ・・・ゾロ・・・・ヤッ・・・イ・・クッ。」

サンジは、首に廻した腕に力を入れ、ゾロにギュッとしがみつき、互いの腹の間に、白濁の

精を吐き出した。

射精の動きは、そのまま内襞に伝わり、全てを絞り出すように、ゾロの雄を締め付ける。

「・・・クッ。」

ゾロは、小さく呻いて、サンジの中に白濁の精を吐き出した。

「・・・ゾ・・ロ・・・・」

サンジは、ゾロの名を呼ぶと、虚ろな瞳で、にっこりと笑う。

「っ・・・・・・てめえ、その顔、反則だ・・・・・」

ゾロはそう言うなり、サンジの唇を噛みつくように奪う。

「・・・もう、止められねえゾ・・・」

ゾロは、そう言ってまた、腰を動かした。

「あはあ・・・んん・・・・ゾロ・・・・あああ・・・・・あん・・・・また・・・クルッ・・・・ヤッ・・・

ああっ・・・」

「・・・サンジ・・・・イケよ・・・・俺も・・・」

サンジの嬌声に煽られて、ゾロは、ますます激しく挿入を繰り返す。

「あああっ・・・・激し・・・・すぎ・・・・ゾロ・・・・ヤッ・・・・イク・・・・俺・・・・イッちゃ・・・

う・・・クッ。」

「・・・サンジ・・・・クッ。」

二人は、また、互いの腹の間とサンジの中に白濁の精を吐き出した。

「・・・風呂、入るか?」

「・・・うん。」

ゾロは、己の雄をサンジの中から引き抜いて、自分のシャツで、サンジをくるむ。

収まりきれないゾロの精が、サンジの太股を濡らし、シャツのシミを作っていく。

その情景に、ゾロは、下半身にまた、熱が集まっていくのを感じたが、なけなしの理性を総

動員して、サンジを抱きかかえて、すぐ横の風呂場に入った。

そして、すぐにお湯をはると、サンジを抱きかかえたままの体制で入り、サンジの中から、

己の精を掻き出していく。

その度に、サンジの身体は、敏感にゾロの指に応え、小さく、押し殺した吐息が、ゾロの耳を

擽る。

「・・・サンジ・・・・」

そう言って、ゾロがサンジに口付けようとしたとき、

ばしゃんっ!!

湯船に、屋根を突き抜けて、何かが、勢い良く、落ちてきた。

「「な、なんだ、こりゃ?!」」

ゾロとサンジは、思わず立ち上げると、二人揃って大声を上げ、慌てて互いの口を手で押さ

えた。

そして、そのままの格好で、落ちてきた物体を確認する。

二人は、互いの手を口からはずすと、そっと、ぷかぷかと湯船に浮かぶその物体に触れる。

「・・・・・どうやら、何かの卵みてえだな・・・」

「食えんのか? これ・・・」

「さあ、どうかな・・・こんなの、初めて見る・・・何の卵だろ?」

直径50cmほどの卵が、湯船にぷかぷかと浮かんでいる。

サンジが、卵をそっと持ち上げてみた。

途端、フルフルと卵は、震えて、サンジの手から、こぼれ落ちる。

「うわっ!! なんだ? こいつ、勝手に、動いた・・・」

サンジは、びっくりして、ゾロに抱きつく。

卵は、コロコロと転がって、床に落ちた。

ピシッ

卵の殻にひびが入り、卵が、ゆらゆらと動き始める。

ゾロとサンジは、その光景をただ黙って見つめていた。

ピシッ、パリン・・・

卵は、音を立てて真ん中から半分に割れた。

ゾロとサンジは、恐る恐る中を覗いてみた。

「「んなっ?!」」

二人揃って、驚愕の声を上げる。

中には、サラサラの金色の髪の毛の小さな赤ん坊が眠っていた。

よく見ると、その背中には、真っ白な小さい羽が、4枚・・・

「・・・・・ゾロ。 もしかして、これって・・・・・」

「・・・ああ、間違いねえ・・・・天使だ。 以前、教会の絵の中にこいつと同じ姿の絵が

あった。」

「でも、ゾロ。 どうしてここに落ちてきたんだろ??」

「さあな。 ・・・・・でも、いつまでもここに寝かせとく訳にはいかねえよ、な。」

「・・・・・・そ、そうだな。 抱っこしてみるか・・・起きるかな・・・」

サンジはそう言って、恐る恐る天使を抱きかかえる。

天使は、サンジの腕の中で、ゆっくりと、伸びをして、瞳を開けた。



ぱっちりと開かれた瞳は、まさにサンジの瞳の色と同じで・・・・・・・・

つやつやとしてピンク色のほっぺ・・・・・・・・

ぷくぷくとしたポッチャリな身体つき・・・・・・・・

見た目は、ちょうど1歳になるかならないか位の赤ちゃん・・・・・・・・

・・・・・・・・・・そう・・・・・・・・背中の羽さえなければ・・・・・・・・



天使は、サンジの顔を見ると、にっこりと笑う。

その微笑みにつられて、ゾロもサンジも、にっこりと微笑み返した。

「ゾロ・・・・・・ゾロ・・・・・・・すっげえ、可愛い・・・・・・・何か・・・・・・俺に似て

る・・・・・・・・俺の子供みてえ・・・・・・」

サンジが、少し興奮気味にそう言った。

「ああ・・・・しかし、そっくりだな。 その背中さえ見なけりゃ、誰がどう見たって、

親子に見えるぜ。 ・・・・・・・これも、何かの縁なんだろうな。」

ゾロがそう言って、天使のほっぺに触れようと、手を伸ばす。

すると、天使は、小さな手で、ゾロの指を、ギュッと掴んだ。

指から伝わる感触に、ゾロは、心が、温かくなるのを感じる。

うっ・・・・・・可愛い・・・・・・・・

赤ん坊って・・・・・・こんなに可愛いモノなんだ・・・・・・・・・

・・・・・・・・サンジに似ているせいかな・・・・・・・・・

・・・・・・・・・サンジが、赤ちゃんの頃って、こういう感じだったんだろうな・・・・・

・・・・・・・・まあ、さすがに・・・・・・・・・眉毛は、渦巻いて・・・・・・ないか・・・・・・

ゾロは、そう思った自分の思考に、思わず、苦笑した。

「・・・ゾロ。 てめえ、さっきから、何ニヤニヤしてんだよ! 気色いぞ。 それより、

早く、上がろうぜ。 ナミさんに、この天使のこと、話さねえと・・・・・へっぶしょん!」

そう言って、裸だったサンジは、くしゃみをする。

「そうだったな。 おい、サンジ、俺が、天使抱っこしとくから、その間に、てめえ、

先に着替えろ。」

「ああ、そうしてくれ。」

そう言って、ゾロは、サンジから、天使を抱き上げる。

サンジは、素早く、身体を拭いて着替えると、また、ゾロから、天使を腕に抱いた。

「・・・・・・・本当、てめえら、母子みてえだな・・・・・」

ゾロは、着替えながら、そう呟く。

「はん、こいつが、俺の子なら、てめえが、父親か??? ・・・・・・・食えねえ冗談

だ・・・・」

そう言って、サンジは、にっこりと笑った。

「・・・・・・・・ここは、グランドラインだからな・・・・・・何が起こっても、不思議はね

え・・・・・・てめえの子なら、俺の子だ。 ・・・・・・サンジ。」

「・・・・・・ゾロ・・・・・・・」

ゾロとサンジは、天使を間にして、そっと口付けをする。

「・・・・・しゃんじ・・・・・・ロロ・・・・・・・・」

子供特有の甘ったれた呂律の回らない声が、二人の耳の届く。

「「!!!!!!!」」

「・・・・・・ロロ・・・・・・・しゃんじ・・・・・・・」

ギョッとしてその声の方を見たゾロとサンジに、天使は、そう言って、にっこりと笑った。








  
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<コメント>

やっと、本題まで後少し・・・・って、これでも、本題じゃねえだと??
流石、ルナ、無駄に長い(笑)
何か、天界のことも書いちゃって・・・無駄多いよねえ・・・・
一体どんな駄文になる事やら・・・・
でも、複線が多い方が、面白いっしょ??
って、そう思うのは、ルナだけ????(笑)
【ANNIVER...】以降、最近、babyブームでさあ・・・
こういうパラレル、書きたくなったんだよねえ・・・
あはは・・・・・逃走!!