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その3





「・・・・・・なあ、昨日言ってたやつ・・・・・まだ、有効か?」

キスの後で、ゾロが、俺の耳元でそう囁く。

「??・・・昨日??」

俺はと言うと、この状況に頭が一杯で、昨日言ったことなんか、頭から吹き飛んでいた。




・・・・昨日・・・・昨日・・・・・なんだっけ?

・・・・・・・・・・・・もしかして・・・・・・・・・・・・あれのこと・・・・・か?

・・・・・だって、あれは・・・・・・




俺は、昨夜、自分が、口走っていた言葉を思い出す。

『なあ、俺としてみねえ?』

俺の頭の中で、その言葉が、グルグルと回る。

「あわわ・・・・・・あ、あれは・・・・・・・あの、その・・・・いや・・・・えっと・・・・」

俺は、パニクって、何を喋っているのか、自分でわからない。

まさか、こういう風になるなんて、思わなかったし・・・・・

あの時の雰囲気というか、気が付いてたら、口走ってたとか・・・・

言い訳は、たくさんあるのに、ゾロの顔を見てたら、そんなこと言えなくなってて・・・・・

ゾロは、俺のことじっと見てるし・・・・・・




・・・・・・・ダメだ・・・・・・・ごまかしきれねえ・・・・・・




「・・・・・・愛有るやつなら・・・・・・・ヤっても・・・・・いい・・・ぜ・・・//////」

俺は、俯いて、ボソリと、小さな声で、呟く。




・・・・・・うわあっ・・・・・俺って・・・・・恥ずかしい奴・・・・・・

・・・・・・な、なんちゅうことを・・・・・・・・言ってんだ、俺・・・・・・・




もう、俺は、茹で蛸状態。

自分で、耳まで真っ赤なのが、わかる。

「じゃ、問題ねえな。」

そう言って、ゾロは、いきなり、俺を肩に担ぎ上げる。

「うわあっ!!」

俺は、バランスを失って、ガシッとゾロのシャツにしがみついた。

「なあ、ゾロ。 お、俺、今から、夕食の仕込みしねえと・・・・・・そ、それにさぁ、いき

なりは、ちょっと・・・・・いくらなんでも、早すぎるだろ・・・・・・・・まだ、日が暮れてね

えし・・・・・なっ。 わかったら、下ろしてくれ。 なっ、頼む。」

俺は、慌ててゾロを説得にかかる。




・・・・と、とにかく、なんとかしないと・・・・・

・・・・・このままじゃ、ヤバ過ぎるだろ・・・・・絶対・・・・・

・・・・・だいたい、昼間から、何考えてんだ、こいつは・・・・・・・

・・・・・はあ・・・・・・こんな奴に惚れた俺が・・・・・恨めしいぜ・・・・・




「ハッ・・・・・せっかくだが、お断りだ。 もう、待てねえよ。」

ゾロはそう言って、ニヤリと笑った。

俺の大好きな顔で・・・・・・




・・・・・・・俺は、この顔に非常に弱い。

・・・・・・・けど・・・・今は・・・・勘弁してくれ・・・・・・

・・・・・・・せめて・・・・・ナミさんが・・・・皆が、眠るまで・・・・・




「ま、待てねえじゃねえっ!! ナミさんに知られたら、どうすんだ! 俺ら、ホモ呼ば

わりだぞ。 てめえ、ホモ剣士って言われるゾ。 そ、それでも良いのか?」

俺は、もっともらしい理由を言って、ジタバタともがく。

「・・・・・てめえなあ。 何今更、言ってんだ。 ナミならとっくに、知ってるゾ。 

だいたい、俺にキッチンに行けって、言ったのは、ナミだ。 ・・・それに、てめえが、

俺用に作ったおやつも無理矢理食わせやがったのも・・・・ナミだからな。 

このくらい、承知だろうぜ。 ・・・わかったら、てめえこそ、観念しな。」

ゾロはそう言って、俺を肩に担いだまま、スタスタとキッチンを出て、格納庫に向かう。




ナ、ナミさんが・・・・知ってた?・・・・・・知って・・・た・・・・・

いつ??・・・・・・いつから???・・・・・




俺は、ゾロの言葉に、頭の中がまた、真っ白になった。

「おい! てめえら、夕飯は、自分達で作れ! それから、朝まで、格納庫には、

近づくな! ・・・・入ったら、遠慮なく、斬る!」

甲板に、ゾロの声が、響いた。




・・・・・・終わった・・・・・・俺のレディ一筋の航海は・・・・・・終わったな・・・・・

・・・・・・ナミさん・・・・・貴方のお気持ちは、本当に嬉しいです・・・・が・・・・・・

・・・・・・少しだけ・・・・・恨んでも・・・・・・良いですか・・・・・・




俺は、完全に、逃げ道を塞がれた。

俺は・・・・・観念せざるをえなかった。
















+++++++++++++++++++



ゾロは、格納庫に置いてあった、ソファーに、サンジを横たえると、そのまま軽く、サンジの唇

に、触れる。

「・・・・サンジ・・・・」

ゾロは、そう言って、優しく、サンジの髪を鋤く。

その声はとても優しく、サンジの心にしみていく。




・・・・・・俺・・・・・・やっぱり、ゾロの事・・・・好きだ。




「・・・・ゾロ・・・・・俺・・・・んっ・・・」

ゾロは、サンジの言葉を遮るように、サンジの唇を塞いだ。

「・・・・・・俺も、同じだ。」

そう短く言って、ゾロは、また、サンジに口付けた。




・・・・・そうだな。

・・・・・俺達に・・・・・言葉は・・・・・いらねえ・・・・・・・




だんだんと深くなる口付け・・・・・

お互いの口内は、凄く熱くて・・・・・

絡め合う舌が、ますます体温を上昇させる。

「んっ・・・ん・・・・ふ・・んん・・・・・・」

時折、漏れるサンジの吐息は、ゾロを追い立てるには充分すぎるほど甘くて、ゾロは、ます

ますその行為に、のめり込んでいく。

ピチャピチャと唾液の混ざり合う音とサンジの甘い吐息がゾロの耳を擽り、ゾロは、唇を塞い

だまま、片手で、ネクタイをとり、サンジのシャツのボタンを器用に、はずしていった。

それから、ゾロは、名残惜しげに唇を離すと、赤い印を散らしながら、ゆっくりと、唇を胸まで、

下ろす。

ゾロが、赤い印を付ける度に、サンジは、フルフルと震えて反応を繰り返す。




・・・・・・・男で、この可愛さは・・・・・犯罪じゃねえか・・・・・




その反応が、可愛くて、ゾロは、胸の尖りを、口に含むと、先端をキュッと甘噛みした。

「んああっ・・・・ヤダ・・・・噛む・・・・な・・・・ああ・・・・・ヤッ・・・・んん・・・」

サンジは、そう言うと、自分の指をグッと噛む。

「馬鹿。 そんなに、強く噛むんじゃねえ。 血が出るぞ。」

ゾロはその様子に気付いて、サンジの手を口からはずす。

「だ、だって・・・・・・俺・・・・男なのに・・・・・声・・・・止まらねえ・・・・・」

サンジは、その瞳から涙を滲ませて、上気した顔で、ゾロにそう告げる。

「・・・・だったら、押し殺す必要なんか何処にある。 俺を感じてる証拠だろ? 

俺は、すっげえ嬉しいぜ。 なあ、聞かせろよ・・・・俺だけに・・・・・もっと・・・・」

そう言ってゾロは、サンジに触れるだけのキスをする。

その間も、胸の尖りは、ゾロの指で、愛撫され続けている。

「ひゃ・・ん・・・ん・・・・馬鹿・・・・・あん・・・・」

サンジは、ゾロの言葉に尚いっそう顔を赤くして、ゾロを睨み付けた。

「ククク・・・・てめえ、可愛すぎるぞ。 そんな顔して、俺をこれ以上煽って、どうす

る・・・・・知らねえぞ。」

ゾロは、サンジの顔を見て、そう言って笑った。

子供のような無邪気な笑顔・・・・・

サンジの胸が、キュンと熱くなる。

「・・・・ゾロ・・・・・」

サンジは、そう言って、ゾロの身体を引き寄せた。

ゾロは、そのまま、唇を胸に落とし、赤くツンと尖った先端を舌で転がすように愛撫する。

「ああん・・・・・ゾロ・・・・・ゾロ・・・・・ああ・・・あん・・・・・はあ・・ん・・・」

サンジの身体は、ゾロの愛撫に敏感に応え、ビクビクと震えた。

ゾロは、片手で、サンジの腰を引き寄せて、空いている手で、ベルトをはずし、下着ごとズボ

ンを取り去った。

「もっと、良くしてやるから・・・・・」

ゾロは、そう言って、勃ち上がりかけたサンジの雄に、手を添え、先端の部分を優しく、口に

銜える。

そして、手で上下に扱きながら、先端から滲み出てくる液を舐め取るように、舌で、すくい上

げた。

「はあっ・・・・ん・・・・あああっ・・・・・ヤッ・・・・ゾロ・・・・・ん・・・・」

今までに感じたことのない快感がサンジの身体を襲う。

その行為が、ゾロにされていると考えるだけで、サンジの身体は、異常なほどに熱を帯び始

め、その瞳から、涙が、溢れ出して止まらない。

「・・・・ヤッ・・・・ゾロ・・・・もう・・・・ダメ・・・・ヤダ・・・・・ゾロ・・・・もう放し・・・

て・・・・ああ・・」

言葉とは裏腹に、サンジの腰は、ゾロの手の動きに合わせて、揺れる。

サンジの雄から滲み出る液は、ゾロの唾液を混ざり合い、奥の方まで濡らしていく。

「・・・・イケよ。 俺に見せろ・・・・てめえの全て・・・・・・隠さずに・・・・・全部・・・・」

サンジの雄に愛撫を続けながら、ゾロは、サンジの顔に視線を移す。

刺すように鋭いゾロの瞳に、サンジの身体は、背中にジンと甘い痺れを感じ、絶え間ない

ゾロの愛撫に、全身に快楽の波が、広がっていく。

「ああっ・・・・・はあ・・ん・・・・・ゾロ・・・・ゾロ・・・・ヤッ・・・・イク・・・・・ああーっ・・・

クッ・・」

サンジは、ビクンと身体を大きく仰け反らせ、ゾロの口内に白濁の精を吐き出した。

ゾロは、それを躊躇無く飲み干しながら、ビクビクと脈打つサンジの雄を舌で吸い取るように

動かし、その残滓を綺麗に舐め取る。

「・・・・ごちそうさん。 美味かったぜ。」

ゾロは、そう言ってニヤリと笑った。

「・・・/////馬鹿・・・・こんな時だけ、そんな事言うな・・・・・恥ずかしい奴・・・・ 

俺の料理は、誉めたことねえ癖に・・・・・・」

サンジは、潤んだ瞳でゾロを睨み付ける。

「・・・・別に、てめえの料理は、いつも美味えし・・・・・そんなわかりきったこと、いち

いち口に出すことねえだろ。 ・・・・・それより、なあ・・・・・続き、ヤっても良い

か・・・・」

「っ・・・・こんなときだけ、饒舌になりやがって・・・・・ここまできて、てめえは、止めら

れるのか? 俺が、嫌だって言ったら、止めるのか?」

サンジは、嬉しさが隠せず、ギュッとゾロの首を抱きしめ、逆にそう聞いた。

それは、素直に言えないサンジの精一杯のOKのサイン。

「フッ・・・・・それは、無理だな。 ・・・・だが・・・・・てめえが嫌がることは、したくねえ

よ。」

「だ、だったら、残さず全部食えよっ! ・・・・残したら、オロす・・・・」

サンジはそう言って、ゾロに口付けた。

「当然! ・・・・骨までしゃぶってやるよ・・・・覚悟しな。」

ゾロはそう言って、噛みつくようにサンジの唇を塞ぐと、まだ濡れているサンジの秘蕾に手を

這わし、そっと、指を挿入する。

挿入された指の違和感に、サンジの身体に緊張が走る。

「・・・・痛いか?」

ゾロが、心配そうに、声を掛ける。

「へ、平気だ、このくれえ・・・・・・・けど、お、俺・・・・・男とヤッたことねえか

ら・・・・・・」

サンジは、強がった表情でそう言いながらも、不安を隠せない。

「初めてなのか?」

ゾロは、思わず、声を上げた。

まさか、男ばかりのバラティエにいて、自分は、モテモテで、恋愛経験豊富と常々、ゾロにそ

う言っていたサンジが、自分が、男は初めてだと、そう言うとは思ってなかったのである。

ましては、先程のサンジから放たれる艶の凄まじさは、こういう関係が、何回か有ったとして

も全然違和感のないモノだったからだ。




・・・・・・・・あれは・・・・・・反則だろう・・・・・・・・

・・・・・・・・クソッ。

・・・・・・・・俺は、初物に弱い奴だったのか・・・・・・・

・・・・・・・・ダメだ・・・・・顔が・・・・・緩む・・・・・・・

・・・・・・・・堪えきれねえ・・・・・・・









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<コメント>

このページの注目点は、ズバリ、『骨までしゃぶってやる』でしょう。(笑)
「一度死んでこい!おらっ!!」っと、皆様から、首肉シュート
が、繰り出されそうで・・・・・怖い。(-_-;)
最近、鬼畜になりかけてる・・・・・気障ゾロが・・・書けねえっ!!
きっと、育ちが悪いから、そうなるんだろうな・・・・・って、お前が言うなっ!(笑)
次のページにまで、エロシーン突入です。
ははは・・・・長くなっちまった。 もう、諦めてる??(笑)
うんじゃ、次、いこ! 次!!