いつか、王子様が。 その5. |
「じゃあ、俺はこれで・・・・・」 そう言って自分の部屋に戻ろうとしたサンジの腕をゾロが急に掴む。 「えっ?!なに??」 「あ、いや・・・・・・・・お前は入らないのか?」 「あ・・・・・・ああ、そうだな。 俺も汚れてるし、入るとするか。」 ゾロの言葉にそう返事して、サンジ姫も服を脱ぎ、浴室へ入った。 「あ、あのさ・・・・頼みがあるんだけど・・・・」 沈黙の時間を嫌うようにサンジがゾロにそう話を切り出す。 「ん?・・・・・・なんだ?」 「あのさ・・・・・・一週間で良いから、この城にいてくんねえ・・・?」 「一週間?!」 「ああ。 俺が・・・・・・・・・・・・・クリーク王国に嫁ぐまでの一週間、この城にいてくん サンジは、はにかんだ微笑を浮かべ、ゾロにそう言った。 「それって、どういうことだよ?! 嫁ぐって・・・・嫌だって言ってなかったか?! キス そう言って真っ直ぐに自分を見つめるゾロに、サンジ姫は思わず瞳を伏せる。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・脅迫か?」 怒気を含んだゾロの低い声がサンジ姫の耳に届く。 「・・・・・・・・・・俺は、王族だから・・・。 自分の事よりまず、国民の為に生きなくちゃ サンジ姫はそう言って淋しそうに、にっこりと笑った。 「・・・・・・・・・・お前はそれで良いのか・・・? ・・・・・・・・・・・・一生だぞ。 あいつが ゾロは、サンジ姫を自分の腕の中に引き寄せると頬に手を掛け、言葉通りに顔を近づける。 「あっ・・・・!!」 サンジは慌てて顔を背けようとしたが、ゾロの手に寄ってそれは妨げられた。 「それでも・・・・・・・・・・・・・・・・お前は平気なのか・・・?」 そう自分に問うゾロの声に、サンジ姫の心が軋む。 「そんなの!! 平気なんかじゃねえ!! 全然、平気なんか・・・・・・・・・・・・けど、 はらはらとサンジ姫の蒼い瞳から溢れる涙が頬を伝い、ゾロの手を濡らしていく。 「初恋って・・・・・姫?!」 「てめえの他に誰がいるんだよ!! ・・・・・ヒック・・・・ゾロ・・・・ヤダよ・・・・・ サンジ姫は泣きじゃくりながら、ゾロの首筋にしがみついた。 「・・・・・泣くな。 初恋なら、もう実ってる。 ・・・・・・・姫、俺も姫が好きだ。 誰にも ゾロはそう告げるとギュッとサンジ姫を力強く抱き締める。 「ゾォ・・・・ロ・・・・・・うん・・・・・俺、嬉しい・・・・・・・嬉しいよ、ゾロ。 やっと夢が叶っ 溢れる涙をそのままに、サンジ姫はゾロを見つめてにっこりと微笑んだ。 「・・・・・・姫・・・」 「ううん・・・・・・サンジで良い。 ゾロ・・・・・」 「・・・・・・サンジ・・・・・・」 互いの名前を呼び合い、そっと唇を重ねる。 「んっ・・・・はぁっ・・・・ッロ・・・・」 長い口付けに息苦しさに耐えかね、サンジ姫が唇をずらした。 「んんっ・・・・・ふ・・・・ぁ・・・・・・っ・・・・」 ピチャピチャと唾液の絡まる音が浴場に響いて、ますます二人はその行為にのめり込んでい 「クッ・・・・・あっ・・・・ん・・・ゾロ・・・んっ・・・・はぁ・・・・・っ」 ゾロに触れられた箇所からじんわりと甘い痺れが全身へと広がる。 「サンジ・・・・」 ゾロは、優しくサンジ姫の名を囁き、左右の目尻に口付けを落とした。 「ああっ・・・!! ゾロ・・・・・ヤッ・・・・」 ビクンとサンジ姫が大きく仰け反る。 「・・・・・・・嫌か・・・?」 少し困ったような顔をしたゾロに、サンジ姫は真っ赤になって俯いた。 「ん・・・・・ヤじゃないけど・・・・・・恥ずかしい・・・・・」 「大丈夫だ。 全て俺に任せろ。 お前は感じるままでいいから・・・・」 ゆっくりとサンジの雄を添えた手で上下に扱く。 「っはぁ・・・・・んんっ・・・・・あっ・・・・・・・」 ゾロの手の中でサンジの雄の質量が増し、ビクビクと脈動する。 「んっ・・・・・ゾ・・・ロ・・・・ああ・・・・・ダメ・・・・・ヤァ・・・俺・・・・・」 限界が近づいてきたのか、サンジは頭を左右に振って厭々を繰り返す。 「んぁあっ!! ック・・・・ッロ・・・ヤァッ!!」 一際高いサンジの嬌声と共に、サンジ姫の腹に白濁の精が迸る。 「んんっ・・・・あっ・・・」 自分の中で蠢く違和感にサンジ姫は思わず腰を引く。 「わりい・・・・サンジ。 けど・・・・・・・俺も、余裕無えんだ。」 グッと片手でサンジ姫の腰を引き寄せて、ゆっくりと細心の注意を払い、ゾロは根気良く内襞 「アッ・・・!! ヤッ・・・なっ・・・!!」 サンジ姫の内襞の一点を掠めたとき、ビクンとサンジが腰を揺らした。 「んはぁ・・・・・ゾ・・・・ロッ・・・・俺・・・・・変・・・・・あっ・・・あっ・・・・ヤァッ・・・・ダメ 堪えきれないという風にサンジ姫がゾロの首筋にしがみつく。 「っ・・・・・挿れて良いか・・・?」 ゾロの言葉にサンジ姫はただただ黙って頷いて、ゾロの唇に自分の唇を重ねた。 「ふぁっ・・・・あっ・・・ああっ・・・・」 ゆっくりと指とは比較にならない質量がサンジの内襞を限界まで広げる。 「ふぁっ・・・・あっ・・・・あっ・・・ゾロッ・・・・あっ・・・いたぁ・・・・ぃ・・・・ゾォ・・・ロ・・・」 内側から引き裂かれそうな激痛に、サンジ姫はそう言いながら、ゾロを見つめた。 「ッ・・・・クッ・・・・・わりい、サンジ・・・・・」 ゾロは、必死で込み上げる射精感を必死で押し留め、サンジ姫の頬を伝う涙をその唇で優しく 「ひゃあ・・・ん・・・・ん・・あっ・・・」 指先で敏感な胸の尖りを弾かれて、サンジ姫はビクンと身体を震わせる。 「ん・・・・・ゾォロ・・・・・はぁ・・・・ん・・・」 サンジ姫は堪らず自分から腰を揺らす。 「ヒッ・・・あっ・・・・あん・・・・ゾロ・・・・あっ・・・・ダメ・・・・ヤッ・・・・ゾ・・・・ロォ・・・・」 ズンズンとリズミカルに最奥を突いてくるゾロの動きに、サンジ姫の意識が飛びそうになる。 「ッ・・・・サンジ・・・・・サンジ・・・・」 掠れた余裕ないゾロの声がサンジ姫の耳を擽り、全身に快楽が波の様に押し寄せてくる。
「あっ・・・はぁ・・・ん・・・・ゾロ・・・・ゾロ・・・・ヤッ・・・・・・ダメ・・・・・も・・・・・イ・・・・・ 「ッ・・・・・・クッ・・・!!」 ビクッと互いの腰が大きく揺れ、サンジ姫はお腹の上に、ゾロはサンジ姫の内襞へと白濁の 「やっぱ、ゾロじゃなきゃ・・・・・・チューするのも、こうして触れ合うのも・・・・・・ゾロじ そう呟いて、サンジ姫はゾロに身体を預ける。 「ああ、俺も・・・・・・・サンジじゃなきゃ、嫌だ。」 ゾロはサンジ姫にそう返事すると、綺麗に洗い流して、サンジ姫を抱き抱えた。 「ゾロ・・・・・・俺、幸せだ。 このまま死んでも良いくらい、幸せだぜ?」 ゾロに抱き抱えられ、ベッドに横たわったサンジは、そう言ってゾロに満面の笑みを向けた。 「ああ、俺もだ、サンジ。 もう何も心配する事はねえからな。 お前には俺がついてい そっと金色の髪を指で掻きあげ、ゾロはサンジ姫の頬に口付ける。 「おやすみ、サンジ・・・・」 「ん・・・・・・・おやすみ、ゾロ・・・・」 |
<コメント> あ〜・・・・くーさーるぅー!!(笑) ちょびっと自分で書いていて、ゾクッときた、背筋がゾクッと。(爆) しかし・・・・いつになったら、助けるんだ? っつうか、これでEND??(笑) んな訳ありましぇん・・・・・・。 <kiririku−top> |