Reward その2 |
翌朝・・・・・・ サンジは、一睡もしないままに、朝を迎える。 ・・・・・・・クソッ。 ・・・・・・なんだって、よりにもよって、こんな日に戻ってこねえんだ・・・・ ・・・・・もう・・・・・・11日だぞ。 ・・・・あいつのことだから、忘れてるに違いねえが・・・・・・ ・・・だからって・・・・・だからって、帰ってこねえなんて・・・・・・ 「あ〜、いらつく・・・・・もう、なんで、いねえんだよっ、あのクソ腹巻き・・・・・・・」 サンジは、イライラしながらも、クルー達の朝食の用意をする。 「おはよう、サンジ君vv 今日も早い・・・・・・やだ、寝てないの? サンジ君。 ナミは、キッチンに入るなり、サンジの顔を見て、そう言った。 「あっ、おはようございます、ナミさんvv ・・・・・ええ、戻ってきませんでした。 サンジは、そう言ってナミに頭を下げる。 「・・・・別に、サンジ君が、悪い訳じゃないわ。 ・・・・・・けど、いくらなんでも、遅す ナミは、そう言うと、サンジに軽くウィンクした。 「オッス、サンジ・・・・・・腹、減った。 飯は?」 「おはよう、サンジ。 ・・・・・ゾロの奴、戻ってこなかったな・・・・・」 「おはよう、コックさん。 ・・・・・あら、剣士さん、戻ってこなかったの?」 そう言って、ルフィとウソップとロビンが入って来る。 「おはよう、サンジ・・・・・ん?どうしたんだ? 顔、赤いぞ。 熱、あるんじゃない 続いてチョッパーがそう言って、サンジを見て、慌てて、診察しようとした。 「だ、大丈夫だ、チョッパー。 俺は、なんともねえから・・・・・それよりも、飯、無くな サンジは、そう言って、チョッパーに、顎で、ルフィを示す。 「あーっ! 止めろ! 俺ンだぞ!」 振り向いたチョッパーは、慌ててサンジの元から駆け出すと、ルフィに負けないように、ガツ 「「「「「あ〜、ごちそうさまでした。」」」」」 「お粗末様でした。」 クルー達は、朝食を食べると、各、キッチンを出ていった。 「さてっと・・・・・俺も、早く片付けて、あの迷子まりもを探しに行くか・・・・・」 サンジはそう言って、後片付けに取りかかった。 サンジは、ナミにそう言って、船を下りる。 「あっ、ちょっと待って、サンジ君。 ・・・・ここは、海軍の荒くれ共が、うようよしてる ナミは、心配そうにそう言った。 「わかってますって。 ・・・・・俺は、大丈夫ですよ、あの迷子と違って、一度歩いた サンジは、ナミに、にこやかに笑って、街に向かった。 「さっ、とりあえず、出航準備だけは、しておかなくちゃ・・・・・ウソップ、ルフィ、チョッ ナミは、そう言って、残りのクルー達に、出航の準備を指示した。 その頃、ゾロは、迷っていた。 ガサッ!! ゾロの目の前の草むらが、動いた。 「誰だっ!」 ゾロは、そう言うなり、抜刀して、その草むらめがけて、走った。 「ひえっ! なんだ、あんたは・・・・・・驚かすなよ。 俺は、てっきり、熊かと・・・・・」 草むらにいたのは、猟師だった。 「・・・・わりい。 道に迷っちまって・・・・・なあ、俺、街に行きたいんだけど、道、 ゾロは、抜いていた刀を鞘に収めると、そう尋ねる。 「なんだ、あんた・・・・・・迷子になったのか? 珍しいな、その年で、迷子になると 猟師は、心底驚きの声を挙げる。 「・・・・迷子じゃねえ。 ・・・・・・・ただ、道が、わからなくなっただけだ。」 ゾロは、そう言って、苦り切った表情をした。 「・・・・・・・普通は、それを迷子と言うな・・・・・・」 猟師は、ボソリと呟く。 「・・・・・・何か、言ったか? それより、道、知ってんのか、知らねえのか、どっちな ゾロは、空腹でイライラしてきて、そう怒鳴った。 「ひっ・・・・・・この道を真っ直ぐに、下りていけば・・・・・着くはずです。」 猟師は、ゾロの剣幕に、ビビって、そう答える。 「ありがとうな・・・・」 ゾロはそう言って、猟師が示す道をひたすらに、真っ直ぐ下りていった。 猟師は、ただひたすらに、直線に、突っ走っていくゾロの後ろ姿を見て、そう呟いた。 「はあ????」 急に開けた視界に、ゾロは、妙な声をあげる。 メリーの頭の上で、外をじっと見ていたルフィが、テラスにいるナミにそう尋ねる。 「・・・・そうねえ。 普通は、四本足で歩くと思うわよ。 ・・・・・ルフィ・・・・あんた、何 ナミは、航海日誌を途中で書き止めてルフィの元に向かう。 「ほれ、あれだ・・・・・」 そう言って、ルフィが指差す方を見てみると・・・・・・・ 「ルフィ・・・・・ちょうど、サンジ君が、肉が不足してるって言ってたわよ。 あの熊、 「良しきた!」 ルフィは、ナミの言葉にそう言って、腕を熊めがけて伸ばす。 「ゴムゴムの〜〜キャッチ!!」 「あっ、馬鹿・・・・・・」 ナミの言葉をかき消して、ルフィは、熊の頭を掴むと、ぐいっと船の方に、持ってきた。 「!!い゛っ!!」 いきなり、空中に放り飛ばされたゾロは、慌てて熊にしがみつく。 ガシャ〜ン!!! もの凄い地響きと共に、熊が、甲板に叩きつけられた。 「ん? 何だ、この熊? 全然、反応無かったぞ。」 ルフィは、そう言って、熊に近づく。 「「なんだ、なんだ? 何が起こった??」」 「騒がしいけど、なにか、あったの?」 そう言って、ウソップ、チョッパー、ロビンまで、それぞれの部屋から飛び出してきた。 「あら、熊じゃない。 どうしたの? ・・・・・・それに・・・・」 ロビンは、熊の下にいる人物に気付いて、ハナハナの能力で、熊を横に退けた。 「「「「ゾロ!」」」」 「なんだ? ゾロ・・・・お前、なにしてんだ、そんなところで・・・・・・」 ルフィは、自分のせいだと思ってないような口振りで、甲板に倒れ込んでいるゾロにそう声を 「・・・・・ルフィ・・・・・・てめえの仕業か・・・・・・・」 ゾロは、ゆらりと立ち上がって、ルフィに、和道一文字を抜いた。 「わっ、アブねえな。 なにすんだよ、いきなり・・・・・」 ルフィは、その切っ先をひらりと避けると、口を尖らせて、ゾロに文句を言う。 「いきなりは、こっちの台詞だ! 人がせっかく、熊、担いで戻ってくりゃあ、いきな ゾロは、もう一度、返す刀で、ルフィを斬りつける。 「・・・・・・じゃあ、お前は、普通じゃないんだな・・・・」 ボソリとウソップが、誰にも気付かれないような声でそう突っ込んだ。 「うひゃあ、悪かったって。 ・・・・だって、ナミの奴が、肉食いてえなら、熊を仕留め ルフィは、ゾロの剣を避けながら、そう言い訳した。 「ちょっと、止めなさいよ、二人とも・・・・・だいたい、自分よりでかい熊を担いでくる人 ナミは、慌てて、そう言う。 「「「「ここにいるぞ。」」」」 他のクルー達が、一斉に、ゾロを指差した。 「・・・・・常識で考えたあたしが、馬鹿だったのよね・・・・・とにかく、今は、もう止め ナミは、呆れるようにため息を一つ吐いて、ゾロにクギを差す。 「・・・・・・わかった。 もう、何処にも行かねえよ。」 ゾロはそう言って、汚れた身体を洗いに、風呂場に向かった。 |
<コメント> す、すまねえ・・・皆・・・・またぐだぐだとくだらないことを 書いちまった・・・・byゾロvv 久々に迷子になるお馬鹿ゾロを書きたくなって・・・(汗) 凄く好きなんだよ、個人的にvvお馬鹿なゾロvv 何のための1ページ??って、突っ込まれると・・・痛い。(笑) それは、ルナの気分を癒すため!(ド〜ン・笑) つ、つぎ・・・・・いきますか・・・・・ |