School★Panic その3 |
「・・・・ねえ・・・ルフィ・・・・あの人が・・・・帰ってきたそうよ・・・それって、サンジ君 に、知らせるべきなのかしら・・・・ハア・・・・あたし・・・気が重くなってきたわ・・・・ せっかく、平和になってきたというのに・・・また、何か、起こりそうな気がするわ・・・」 「・・・それって、本当か? 本当にあいつ、帰ってきてんのか?」 「・・・間違いないわ。 きっと、もうすぐ、あの人、現れるわよ、きっと・・・」 ナミとルフィは、珍しく朝から、サンジのクラスに行かず、自分の教室で、話をしていた。 男は、宇宙ステーションからそのまま、ラフテル学園に車を走らせると、そのまま、学園内の 「久しぶりだな〜、ここも。 えっと、マイハニーちゃんのクラスは、と・・・確か、去年、 「ここか?!」 ガラ、ガラ、ガラッ。 「あっ、ごめんなさい。 クラス、間違えました、すみません・・・」 ガラ、ガラ、ガラッ。 っと、その男は、こんな調子で、2年の教室を、片っ端から、開けて、調べて回った。 「マイハニーちゅうわ〜んっv たっだいま〜vv 君の愛しのダーリン、エースは、只 そう言って、その男、エースは、授業を無視して、サンジの側に近寄った。 「えっ?! エースさん、いつ帰ってたんだ?」 「そんなの知るかよ・・・」 「うっわあ、相変わらず、自己中の人だよなあ・・・」 「やだ! エースさんって、去年、確か、エターナル星かどっかに、留学して、事件起 「そーよ! 確か、留学先の星の女性を巡って、こともあろうか、その星の大臣の息 「それって私、知ってるわ。 なんでも、惑星間の断絶問題とかなんとかいってたやつ 「・・・あの人、綺麗な人は、皆、自分のモノって思っているから・・・」 「・・・あのルックスで、お金持ちで、レッドエリアの領事の息子じゃあ、迫られて断る 「・・・そうよね・・・サンジ君だけだったものね・・・エースと付き合わなかった人・・・」 「でも、何か、憎めないのよね・・・」 「いや〜ん、サンジ君、どうするのかしら・・・今は、ゾロがいるじゃない?」 「・・・これは、また、一騒動、あるな・・・」 生徒達は、口々にそう囁きあって、エースの行動に、注目した。 「ハニーちゃ〜んvv 元気・・・ふがっ!!」 そう言いながら、サンジに抱きつこうと駆け寄ってきたエースの足をゾロが、足を伸ばして、 「お前! 何するんだよ! 見ろ!! 血が出ちまったじゃねえか。 あ〜、痛て〜。 (((ゾロ、ナイス!!))) クラスの皆が、心の中で、そっと親指を立てた。 「・・・サンジに何のようだ?」 ゾロは、エースを睨み付けてそう言った。 「何って・・・あ〜そうか、お前、知らないんだな。 よし、俺が、特別に教えてやるよ。 「本当なのか?サンジ。」 「違う!! 馬鹿、エース!! まだ、てめえ、そんな事言ってんのか? てめえ、よ (せっかく、ここのところ、親衛隊や、ボンクレーが、周りをうろちょろしなくなってき サンジは、一気にそう捲し立てた。 「相変わらず、つれないなあ、ハニーちゃんは。 一緒に、お風呂に入った仲じゃない エースは、ゾロに、勝ち誇ったような顔をして、そう言った。 「!!!!!!」 みるみるうちに、ゾロの顔色が変わっていく・・・ 「そんなの、子供の頃の話じゃねえか!! それも、幼稚園の時のっ!!」 サンジが、慌てて言い返す。 「でも、『エース、ちゅきぃ〜vv』って、チューしてくれたじゃんか。」 「!!!・・・それも、幼稚園の時の話だろ!! ゾロ! 今は、絶対に違うから バキッ!! ゾロの机が、まっぷたつに壊れた。 「・・・もういい・・・先生・・・俺、具合悪くなったから・・・早退します。」 そう言って、ゾロは、教室を出ていった。 (やり〜っv) エースは、一人、そうほくそ笑んだ。 「・・・・・・・ゾ・・・ロ・・・・・」 (・・・ゾロ・・・俺のこと、嫌になった? ・・・俺のこと・・・もう、見限った? サンジは、がっくりと肩を落として俯くと、そのまま自分の席に座った。 「さあ! スモーカー先生!! 授業始めようぜ。 俺の席、ここね。」 エースは、そう言うと、勝手に空いてる机をゾロの席に持ってきて、サンジの隣に座った。 「・・・サンジ・・・追いかけなくて・・良いのか?」 エースの反対側に座るウソップが、そっと、サンジに声をかけた。 「・・・・良いんだ・・・ごめんな、心配かけて。」 サンジは、ウソップに、そう言って寂しそうに微笑んだ。 「・・・・・・・・・・」 (いいわけあるか!! お前、その顔、鏡で見たことあんのか? そんな顔されて、 「先生!!」 「何だ?」 「・・・サンジが、具合悪そうなので、お、俺、保健室に連れてって良いですか?」 「・・・ああ、連れていってやれ・・・」 「あっ、俺が、連れ・・・」 ウソップは、スモーカーに了承を取ると、エースが動くより先にサンジの腕を取り、教室から 「ハア、ハア。 ・・・サンジ・・・俺が、協力できるのは、ここまでだ・・・ ・・・あとは、 ウソップは、学園の入り口まで、サンジを連れてきて、ドンと、サンジの背中を押した。 「・・・ありがとう、ウソップ!! ・・・俺、行ってくる!!」 サンジは、笑顔でそう言うと、ゾロを追いかけて走っていった。 (う〜ん。 ・・・青春だぜ・・・久々に、良い笑顔、見せてもらった・・・ それでこそ、お ウソップは、入り口で、満足げにウンウンとうなった。 ゾロは、そう呟くと、がっくりと肩を落とし、トボトボと道を歩いていく。 (・・・はあ・・・すっかり、びしょ濡れだ・・・ とりあえず、風呂にでも、入るか・・・) ゾロは、そう呟くと、制服の上着を脱いで、バスタオルをもって、お風呂場に向かった。 ゾロが、ちょうど風呂から出ようとしたとき、玄関に、誰かやってきた。 (誰だ? こんなときに・・・) ゾロは、そう思いながら、インターホンカメラを覗く。 「サ、サンジ!!」 ゾロは、慌てて玄関に走る・・・自分の姿を確かめもせず・・・ 「サンジ!!」 ゾロは、ロックを解除すると、そのままサンジに抱きついた。 「っ?!!・・・/////」 サンジは、ゾロの姿に、思わず、硬直してしまった。 「???・・サンジ?」 ゾロは、サンジの様子に訳が分からず、首を捻った。 「・・・////・・・ゾ・・・ゾロ・・・」 サンジは、モジモジして、ゾロの下半身をチラチラと見て、意味ありげに視線を送った。 「うん?んあああっ!!!」 ゾロは、その時初めて、自分が、素っ裸なのを思い出した。 「すまん、今、風呂から上がったばっかりだったから・・・」 ゾロはそう言って、サンジにタオルと着替えを渡した。 「・・・ごめんな、サンジ・・・俺、お前にみっともねえとこ見せちまって・・・ ゾロは、そう言うと、冷たいサンジの身体を抱きしめた。 |
<コメント> ・・・ウソップ、良い役で出てたでしょ??(笑) それにしても、エースの性格、どうにかならんかね・・・ って、自分で書いてて思った・・・エースファンの人、ごめんなさい。(ぺこり) だって、仕方ないじゃない・・・ここは、ゾロサンサイトなんだから・・・ でも、ルナは、エース、好きだよ。 えっ、しらじらしく聞こえるって・・・あはは・・・ 『真実は、いつも、一つ!!』(←パクるなよ・・・) (逃走・・・) |