トライアングル★スクランブル その2 |
ゾロは、早く用事を済ませるため、刀鍛冶の店に急ぐ。 その道の途中で、ゾロは、知らない女性から、声をかけられた。 「あらっ、ゾロ! ゾロじゃない?! 本当、久しぶり〜。 元気だった?」 「・・・お前・・・誰だ?」 「・・・もう、相変わらずなんだから・・・忘れたの?! ユーリよ!、ユーリ!! 「はあ?? 俺が、いつ、お前と婚約したんだ?? それより、ユーリ、何で、お前 「違うわよ! お父さんは、元気よ。 私も、16歳になったから、ゾロの噂聞いて・・・ 「・・・・・・・・・・」 「何、黙ってんのよ! ん? 私の姿?? えへへ。 良いでしょう? 髪の毛染め ユーリは、ゾロに会えた嬉しさで、興奮して、一人で、喋りまくっていた。 「・・・・・・・・・」 (・・・この爆弾娘が・・・) ゾロは、一人、頭を抱えてた。 「ゾロ?? どうしたの? 頭痛いの?? それなら、私が泊まっている宿に来る?? 「・・・はあ・・・良いか、ユーリ・・・俺は、ここに、遊びに来たんじゃねえ。 刀の手入 ゾロは、ため息を吐いて、そう言うと、刀鍛冶の店の方に、一人、スタスタと歩いていった。 「もう、ゾロッたら・・・照れなくても良いのに・・・待ってよ! もう、ゾロッたら!」 ユーリは、そう言って、ゾロの後を追いかけていった。 サンジは、そう呟くと、宿屋を出て、街にゾロを探しに出かけた。 「えーっと、マリモ頭・・・マリモ頭・・・っと。」 サンジはそう、ブツブツと言いながら、ゾロの姿を探す。 (あっ!! いた!! あそこだ!!) サンジは、急いで、緑の髪を目指して駆け出した。 「ゾローっ!! 遅せーよ、てめえ!! 何かあったんじゃねえかと、心配しちまった サンジは、後ろから、緑の頭の背中に抱きついた。 「・・・サンジ・・・てめえ・・・何してんだ・・・」 突然、サンジの後ろの方から、聞いたことのある男の声がした。 「馬鹿、邪魔すんな・・・俺は、ゾロと・・・」 そう言いながら、サンジは、後ろを振り向いた。 「ほえっ?? ゾロ?? ・・・じゃあ・・・俺が抱きついてんのは??? サンジは、そこで初めて、自分が抱きついたのが、赤の他人だと、気付いて、思わず、力一 「は、は、は。 あいつ、運がなかったな・・・ おい、それよりも、ゾロ!! てめえ、 「・・・・・・・・・・」 ゾロは、何も言わず、こめかみをピクピクさせて、サンジを睨んでいる。 (・・・ゾロ・・・怒ってる?? ・・・やっぱり・・・) サンジは、ゾロのご機嫌を取るかのように、スッと抱きついた。 「・・・ごめん・・・俺・・・ゾロと間違えた・・・」 サンジは、ゾロの耳元で、そっと囁いた。 「・・・そんなの、間違うてめえが、悪い・・・ ・・・今度から、絶対、間違えないよう ゾロは、そう言って、サンジを抱きしめ返した。 「っ・・・////そんな、恥ずかしいこと、真顔で言うな!////」 「痛っ!」 サンジは、思いっきり、ゾロの額に、デコピンをした。 (・・・良かったっv とりあえず、ゾロの機嫌は直ったし・・・) 「じゃあ、宿に、行くか?」 「おう!」 ゾロとサンジは、仲良く、手を繋いで、宿屋に向かった。 ゾロとサンジが、仲良く、宿屋の前まで、戻ってきたとき、扉の前の階段に、ユーリが、座っ 「・・・誰?・・・このレディは? ・・・ゾロ・・・誰なんだ?」 今度は、ゾロの背中に、冷たい汗が、流れた。 「初めまして。 私、ゾロの婚約者のユーリと言います。 船のお仲間の方ですか?」 ユーリは、二人の間に漂う空気をものともせず、サンジに向かって、笑顔でそう挨拶した。 「・・・サ、サンジ・・・・これは・・・・・・誤解だ・・・違うんだ・・・・」 ゾロは、サンジに弁解するが、生来の口べたな上に、気持ちばかり焦っているので、なかな 「・・・ふ〜ん。 ・・・ロロノア君・・・良かったじゃないか・・・・・こんなに可愛い婚約者 サンジは、ゾロの鳩尾に近距離から、【腹肉・フランシェ】を繰り出すと、そのまま、ゾロを置い 「うぐっ!!・・・サ・・・サンジ・・・・」 ゾロは、脂汗を流して、その衝撃に耐え、サンジを追いかけようとした。 「やだっ! 大丈夫?? ゾロ。 あの人、いきなり・・・なんて奴なの!」 「うるせえ! ・・・てめえが、サンジの何を知ってる・・・ ・・・あいつを怒って良いの ゾロは、ユーリに、そう言って、宿屋に入っていった。 「・・・・・・・・・・」 (・・・なによ。・・・何なのよ・・・ ・・・あの人、男じゃない・・・ ・・・何で、ゾロ、あの ユーリは、初めて、ゾロから真剣に怒鳴られたことにショックを受けていた。 (あんな瞳をした、ゾロは知らない・・・ ・・・いつも、私には、笑って、優しい瞳をして ユーリは、一人、息を殺して・・・泣いた。 サンジは、一人、ベッドの上で、泣きじゃくった。 (まるで、もぐらたたきのもぐらだよな・・・有頂天になってるところを、すかさず、叩か サンジは、そう考えているうちに、ウトウトと眠ってしまった。 |
<コメント> なんか、another storyとクロスしてんだかしてないんだか・・・ 出てくるメンバーは、同じ・・・ だけど、性格が違うだけでこうも、状況が変わるかな・・・ と言うことが、わかって頂けたら・・・良いかなあと・・・(笑) それとも、全然別人の設定にした方が良かったかしら??? 何は、ともあれ、後、1回で終わる予定なので、 もう暫く、おつきあい下さいませ。。。 |