トライアングル★スクランブル


その3





「サンジ!! サンジ!! ここを、開けろ!! 開けろ!!」

「・・・ゾ・・・ロ・・・」

夢から覚めたサンジは、部屋のドアの向こうで、ゾロが、大声で呼んでいるのに、気が付い

た。

いつの間にか、涙は、止まっていた。

「馬鹿。 ・・・行くところが、違うだろ・・・・・・てめえは、あの娘のことだけ、考えてれ

ば・・・良いんだよ・・・ ・・・早く・・行けよ・・・待ってるゾ・・・あの娘・・・」

サンジは、自分の心を封じて、ゾロにそう言った。

「シャキン!!」

いきなり、ドアが、バラバラに、崩れ落ちた。

そこには、和道一文字を手にしたゾロが立っていた。

ゾロは、刀を鞘に戻し、ツカツカと、サンジの元に来ると、ギュッと、抱きしめた。

「・・・・サンジ・・・俺を信じろ・・・・・俺は、お前だけを愛してる・・・・嘘じゃねえ・・・

ユーリは・・・あいつは・・・くいなの妹だ・・・・だから・・・・少々のことには、目をつぶっ

てきた・・・だが・・・あいつが、お前を引き離すのなら・・・俺は、容赦しねえ・・・ 

・・・たとえ誰であろうと・・・お前を俺から引き離す奴は・・・許さねえ・・・」

「・・・ゾロ・・・ゾロ・・・」

サンジは、そう言って、ゾロにしがみついた。

触れる唇と唇・・・

ゾロは、サンジの涙の後を消すように、触れるだけのキスを繰り返した。

そして、サンジの唇に、深く、深く、口付けた・・・

サンジの口内を丹念になぞって、舌を絡ませ・・・その全てをむさぼるように、口付ける。

そのうち、サンジの口の端から飲み込めなくなった唾液が流れ落ちる・・・

「・・・サンジ・・・好きだ・・・・」

ゾロは、サンジのシャツを丁寧に脱がすと、首筋に赤い印をつけた。

「・・・ゾロ・・・」

サンジは、そう言うと、にっこり、ゾロに微笑んだ。

ゾロの舌がサンジの首筋を撫でて、鎖骨から胸へと下がっていく。

そして、そのまま、ゾロは、胸の赤い尖りを口に含んだ。

「ひゃん・・・ふぁ・・・ん・・・・ん・・・・んあ・・・・・あっ・・」

サンジの口から、甘い声が漏れる。

甘い吐息・・・

揺れる蒼い瞳・・・

白く、なめらかな肌・・・・

全てが、ゾロを追い立てる・・・

ゾロは、自分のシャツを脱ぎ捨てると、サンジのベルトに手をかけ、下着ごと、サンジのズボ

ンを脱がした。

上気して、ピンク色になったサンジの肌が、ゾロを誘う・・・

サンジの、と思うだけで、全てが、愛しくて堪らない・・・

ゾロは、躊躇せずに、サンジのモノを口に含むと、片手で、上下に扱いて、快感を送り込ん

だ。

「はあ・・・ん・・・・・・いやっ・・・だ・・・めだ・・・はあ・・・・ん・・・んん・・・あ〜・・

ん・・・」

サンジの雄が、ビクビクと脈打って、ゾロに、限界が近いことを教えた。

「イケよ・・・・・俺が・・・全部・・・吸い取ってやる・・・」

ゾロは、そう言うと、サンジの雄を舌で舐め上げ、追い立てた。

「んはあ・・・あっ・・・・もう・・・ダメ・・・だ・・・お・・・俺・・・ああん・・・ゾロ・・・ゾロ・・

クッ。」

サンジは、ゾロの口内に、白濁の精を吐き出した。

ゾロは、そのまま飲み込んで、サンジの精を搾り取るように、舌で愛撫を繰り返した。

「・・・ゾロ・・・ゾロも・・・・気持ちよくなって・・・・お・・・俺・・・ゾロとなら・・・・

何でも・・・出来そうだ・・・」

絶頂の快感にのまれながら、サンジは、ゾロに、そう言った。

「・・・俺は・・・てめえを・・・壊すかも・・・しれねえ・・・」

ゾロは、唇を噛んで、サンジにそう、呟く。

「ば〜か、心配すんな。 ゾロなら、良いって・・・・俺、そう言ったろ?」

サンジは、華のような笑顔で、ゾロにそう言った。

「・・・・・サンジ・・・・」

ゾロは、愛おしげにその名を呼ぶと、サンジの秘蕾に舌を這わせ、丹念にほぐすよう指で、

ゆっくりと内襞をなぞっていく。

ゆっくりと、サンジの負担が少しでもなくなるように、ゾロは、時間をかけて、愛撫した。

そのうち、サンジの中で、クチュクチュと、淫靡な音がしだし、ゾロの指が、サンジの中の最

奥に1点に軽く触れた。

「・・・んっああ〜っ・・・あっ・・・ゾロ・・・あん・・・はあ・・ん・・・・ゾロ・・・・そこ・・・

・・・・ダメ・・・だ・・・」

サンジの雄は、触れられてもいないのに、すでに、脈を打って、限界を示していた。

「・・・入れて・・良いか・・・」

サンジは、ゾロの言葉に、コクンと頷くと、

「ゾロも・・・俺の中で・・・一緒に・・・・な・・・」

そう言って、軽く、キスをした。

「ふぁ・・・グッ・・・・んっグッ・・・・ああ・・・・あああ・・・」

サンジの瞳から、堪えきれない涙が頬を伝う・・・

サンジは、気を失いそうな痛みと圧迫感に耐えながら、懸命に、力を抜こうと息を整える。

「・・・クッ・・・サンジ・・・大丈夫か・・・」

ゾロも、千切れるような痛みに耐え、サンジを気遣う。

「・・・大丈夫だ・・・このくらい・・・平気だ・・・」

サンジは、ゾロに、そう言って、笑って見せた。

サンジが、ようやく息を整え出し始めた頃、ゾロは、サンジの萎えかけた雄を手で、上下にゆ

っくりと扱いて、サンジに、快感を送り込んだ。

「・・・はあ・・・ん・ん・・・ふ・・・・・・・あ・・あっ・・・あっ・・ん・・・」

サンジの唇に、甘い嬌声が戻ってきた。

「・・・ゾ・・ロ・・・動いて・・・・ゾロ・・・も・・・はあ・・・ん・・・・・んああ・・・・」

ゾロは、サンジの声に反応するように、ゆっくりと、腰を引いた。

そして、めちゃくちゃにつき動きたい衝動を、何とか押さえ込んで、手の動きに合わせ、一定

のリズムで、サンジの最奥を突いた。

「ああんっ・・・・・あん・・・あん・・・はあ・・・ん・・・あん・・・ふぁ・・んんっ・・ゾロ・・・も

っと・・・」

サンジの身体から、壮絶な艶が放たれ、ゾロは、何も考えられなくなっていった。

「・・・わりい・・・もう・・・我慢が・・きかねえっ。」

ゾロはそう言うと、激しく挿入を繰り返した。

「はあ・・・ん・・・・あっ・・・ゾロ・・・・いやッ・・・激し・・すご・・・あん・・・俺・・・壊

れ・・・ちゃ・・んっ・・・あああっ!!・・」

サンジが、ビクンと身体をそらせた。

ゾロは、その1点を集中して、深く激しく挿入を繰り返した。

「あああっ・・・・はあ・・ん・・・あん・・・ゾロ・・・ゾロ・・・俺・・・もう・・・いやあ・・・

イ・・・クッ」

サンジは、自分の腹の上に、白濁の精ををまき散らした。

サンジの内襞は、射精に反応するように、収縮を繰り返し、ゾロの精を絞り取るような動きを

した。

「・・・はあ・・・・サンジ・・・サンジ・・・クッ」

ゾロも、サンジの内襞の動きに翻弄され、サンジの中に、白濁の精を吐き出した。

「・・・・ゾロ・・・・」

「・・・サンジ・・・」

二人は、射精後の気怠さを抱えて、ギュッと、抱きしめ合った。

「・・・ゾロ・・・・本当に、俺なんかで、良いのか?」

「ああ、お前だから、良いんだよ・・・」

そう言って、ゾロは、サンジの髪を優しく撫でた。












「あの〜・・・・・ちょっと、良いですか・・・/////」

ドアの方で、ユーリの声がした。

サンジとゾロは、ギョッとして、声がする方に、目をやった。

そこには、ユーリが、真っ赤な顔をして立っていた。

「・・・/////ゾロ・・・・・ここ・・・丸見えだよ・・//// だって、ドアないんだもの・・・

///// ゾロ、あんまり、やたらと、物斬るの止めた方が良いよ・・・////私・・・帰る

ね・・・ 知り合いと思われたら、嫌だから・・・何か、こっちが、恥ずかしいわよ・・・

///// じゃあね、ばいばい・・・ゾロ・・・」

ユーリは、笑って、そう言うと、バタバタと、外に、走っていった。

「・・・ゾロ・・・・・見られてた?/////」

「・・・・ああ、多分な・・・」

ゾロとサンジは、真っ赤になって、お互い毛布をかぶり、くすくすと、笑った。












ラ、ラ、ララ、ラララ〜

俺は、サンジ。

只今、愛の航海中・・・

世界は、俺を中心に回っているって、感じだぜっv

今日は、愛する人と一緒に買い出し・・・

好きな奴といるってだけで、こんなに世界が違うなんて・・・

こんなに、ドキドキするなんて・・・

俺って、自分が思ってる以上に、あいつのことが、好きなんだな・・・

でも、それは、しゃくだから、あいつには、絶対に言わない・・・









「ゾロ! ちょっと、いいかしら・・・」

ナミは、甲板で、洗濯物を上機嫌で干しているサンジを眺めていたゾロに、笑顔でそう言っ

た。

「・・・何か用か。」

「何かじゃないわよ!!何かじゃ!! これ、どういうことかしら?! 何で、こんな請

求書が、あたしのところに来ているのかって、聞いてんの! コレ、あんたの借金の

上乗せするからね・・・当然、3倍返しだから・・・」

ナミは、宿屋のドアの修理の請求書をヒラヒラとさせて、そう言った。




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<コメント>

こんなもんで、如何でしょうか・・・クミ様。
ちょっと、エリョに、無理があったかな・・・(笑)
とも、思ったのですが、この駄文の二人なら、有りだなと・・・
ちょっと、いつもより積極的で、お馬鹿なサンジだったけど、
皆さんは、如何だったでしょうか?
ルナ的には、ゾロの恋人だった女性ってやっぱり、
非の打ち所のない人ってイメージがあって、
(だって、あのゾロが、恋人にするぐらいだからさあ・・・
普通のお馬鹿女には、惚れないと思うのよね・・・)
そうなると、サンジの立場、危ういし・・・
どうしても、相手の方が、一方的にゾロを恋人と思ってるって、
設定の方が、書きやすくて・・・
そっちに、逃げました・・・

お題は、「ゾロの昔の恋人が現れて、サンジVS元恋人。
でも、二人のラブラブぶりに呆れる。H有り。」でした!
あっ、another storyも、同時にUPしてるので、
読み比べていただけると、嬉しいです。
では★