Pure Boy その2. |
それからの日々は、本当に幸せで・・・・ 俺達は、何をするにも一緒で・・・・ なのに・・・・・・・俺は・・・・
「はぁ・・・・・疲れた。」 本も、音楽も一切ないこのジャングルが、俺には退屈に思えてきていた。 「よう!元気そうじゃねえか。」 相変わらず屈託の無い笑顔で俺の肩を抱くシャンクス。 「ああ、シャンクスも相変わらずだな。」 ゾロ以外に人と話すことが無かった俺も嬉しくてつい、シャンクスを抱き締め、そう挨拶した。 「シャンクス、久しぶり。」 ゾロもそう言って、シャンクスに挨拶。 「・・っと・・・・なんだよ?ゾロ!」 急に引っ張られたので、ちょっとムッとしてゾロを見たら、ゾロが俺以上にムッとしている。 「な、なんだよ・・・?」 「サンジは、俺の。 だから、俺以外に抱きつく、ダメ。」 真剣な瞳で真っ直ぐ見返されて、そう言われた。
「だーはっはっはっ!! ラブラブだな、お前達。 ところで、サンジ。 お前、そろそろ戻って 豪快に笑い飛ばして、シャンクスが俺にそう言う。 「ん? どうした?サンジ?」 ゾロはそう言って、先程までの表情とは打って変わって、優しく笑った。
「そいつも連れて帰りゃあ、良いじゃねえか。 ちゃんとまともに会話できるし、中身はともか 俺の言葉を遮って、シャンクスはゾロと俺を交互に見てそう言う。 俺はゾロにそう聞いてみた。 「・・・・・・・・・・・・サンジが行くとこ、俺も行く。 サンジがいれば、何処でも平気。」 ゾロはそう返事をして、ギュッと俺を抱き締めた。 「オッシャー!! じゃあ、出発しようぜ?」 「えっ?! 今すぐ??」
「そうさ。 実はな、貨物船、沖に待たせてるんだ。 どうせ荷物なんかそんなにねえだろ?
俺とゾロは慌てて荷造りをして、シャンクスとともに、貨物船に向かってボートに乗り込んだ。 「久しぶり、サンジ君!」 「お久しぶりです、ナミさんvv」 久しぶりに見たナミさんは相変わらずの綺麗さで、俺は、都会に帰ってきたことを実感する。 「あ、えっと・・・・・・ゾロ君で良いのよね? 初めまして、ゾロ君。」 俺の後ろでキョロキョロしていたゾロを見つけ、ナミさんがゾロに手を差し伸べた。
「あら? フフ・・・・ジャングルで育ったって言うから、野蛮なのかと思ったら、凄い挨拶知って 「てめえ、ナミさんと初対面なのに、失礼だろ!!」 俺はそう言って、ナミさんの手をゾロから離す。 「良いのよ、サンジ君。 気にしてないから。」
そう言って笑うナミさんの頬がほんのりと赤かったのは、俺の気のせいだろうか・・? そう言って笑顔を作ろうとしたら、少しだけ顔が強張った。 「ほら、てめえもちゃんと挨拶するんだよ。」 そう言ってもう一度ゾロの方を振り向いたら、ゾロは、じっとナミさんを見ていた。 「ゾ・・・ロ? オイ、ゾロ、どうしたんだ?」 「お前って、良い匂いする。 俺、好きだ・・・・・」 俺の言葉を無視するかように、ゾロはナミさんに向けて言葉を発する。
「・・・・・プッ、やだ、なに、この人? それが挨拶?! クスクス・・・・面白い人ね、ゾロ君っ ナミさんがそう言って嬉しそうに笑った。 「じゃあね、サンジ君、ゾロ。 今度の土曜日、歓迎会しましょう。 予定空けていてね!」 「じゃあな、サンジ、ゾロ。 あ、そうそう、店に顔出して、親父さんに顔見せとけよ、サンジ。」 そう言って、ナミさんとシャンクスは、そのまま車で去っていく。 そう言ってゾロが俺の顔を覗き込む。 「えっ?!あっ・・・?! ゾロ??」 「サンジ、無理してる。 俺、運ぶ。」 驚いてる俺を抱き抱えて、ゾロはスタスタと歩き出す。
「ゾ、ゾロ!! 大丈夫、無理してない!具合なんか悪くないから!! 降ろせ!!早 皆の視線が恥ずかしくて、俺は急いでゾロから離れる。 「・・・・・・・・サンジ? どした? 何故??」 俺の行動が理解できず、ゾロはキョトンとしている。 小さな子どもを諭すよう、俺はゾロにそう告げた。 「何故? どして?サンジ?」
ゾロの疑問に答えることなく、俺はそう言ってゾロの腕を取ると、自分の部屋に向かった。 数ヶ月ぶりにドアを開け、ゾロと一緒に部屋の中に入る。 俺は、その姿に思いあたるフシが浮かんで、思わずそう叫んだ。 「サンジ・・?」 俺の声に驚いたのか、ゾロが俺に声を掛ける。 「あのさ、ゾロ・・・・。 さっき、ナミさんに逢った時、てめえ、ナミさんの匂い嗅いだのか?」 「うん、そう。 ナミ、花の匂いがした。 俺、あの匂い、好きだ。」 俺の質問に、ゾロはにっこりと笑ってそう答えた。 俺は苦笑しながらそう言って、ゾロをギュッと抱き締める。 「サンジ、具合治った? サンジ、もう大丈夫?!」 俺の頬を両手で挟んで、ゾロが俺にそう聞く。 「ああ、全然元気だよ、俺は。 ん・・? どうしたんだ?」 少し寂しそうな顔をしたゾロに俺は逆に聞いてみた。 「サンジ、抱くなって言った。 ここ、ジャングル違うから・・・」 そう言って、ゾロは腕を下ろす。 「ばぁ〜か、ここは、良いんだよ。 この部屋はジャングルと同じで良いんだ。 なっ?」 俺はそう言って、そっとゾロの手に自分の手を添えて腰に廻した。 「サンジ! サンジ!!サンジ!!」 途端に大喜びで、ゾロは俺を抱いてグルグルと回る。 「オイオイ、危ねえって! 目が回る! ひっくり返ったら危ねえだろ・・・!!」 俺はそう言いながらも、こみ上げる嬉しさが隠せなかった。 「うわっ!!」 ゾロがやはり足を滑らせて、俺達は一緒に倒れこむ。 「?? ・・・・・・サンジ?顔、赤い。 熱、あるか?」 そんな俺の額にゾロがコツンと自分のを当てる。 「・・・・・サンジ・・・俺・・・・・・」 不意にゾロが唇を離す。 俺は、ゾロの首に廻した腕を慌てて緩める。 「違う、サンジ。」 ゾロはそう言って首を横に振った。 「??違うって?!」 「サンジ、俺・・・・・・・サンジと番になりたい。 サンジと夫婦したい。」 そう言って、ゾロはギュッと俺を抱き締める。 「うん。 ・・・・・・・俺も・・・・俺も、ゾロと夫婦したい。」 俺は、ゾロにそう返事して、そっと抱き締め返した。 頭に浮かんだ疑問をそのままゾロに投げ掛けてみる。 「うん、ボスがやってるの、見たことある。」 ゾロは俺に、自信ありげにそう言った。 俺は、笑顔でそう言ったんだけど、一抹の不安は隠せなかった。 「・・・・・・サンジ。」 やや掠れた低い声で名前を呼ばれた。 「・・・・ん?」 そう言って振り向こうとした時、耳朶を背後から噛まれた。 「あっ・・・・ああっ・・・」 ゾクゾクと背中が疼く。 「ゾ・・・・ロッ・・・」 俺は切羽詰った声で、ゾロの名を呼んだ。 「えっ?! ちょっ・・・!!」 いきなり、慣らされてもいない秘所に突き入れられる。 「痛え!! ゾロ!!タンマ!! 待て!!」 俺は、そのあまりの激痛に、瞬時にゾロを蹴り飛ばす。 「あ、あのな・・・・・・やっぱ、今日は待て。」 俺は呆然と俺を見上げるゾロにそう声を掛け、尻に手をやる。 「サンジ! 血が!! ごめっ!!俺・・・・・」 それに気が付いて、ゾロが慌てて俺の傍に来る。 そう言って俺は、シュンとするゾロの髪を優しく撫でた。 「サンジ、怪我した。 俺のせい。 俺、治す。」 ゾロはそう言って、クルリと俺をうつ伏せにすると腰を高く抱える。 「えっ?! ゾ、ゾロ?!」 俺は慌ててその行為を止めさせようと身を捩ったが、腰はしっかりとゾロが抱えている。 「あっ・・・!!」 ゾロの舌が太腿を這い、俺の双丘へと伝った。 「ゾ・・・・ロッ・・・・汚・・・・えか・・・・らっ・・・・・あっ・・・止め・・・・っ!!」 ガクッと腕の力が抜ける。 「んあぁっ・・・!! ゾ・・・ロ・・・・・・ああっ・・!!」 生理的な涙で滲む瞳で、ゾロを呼ぶ。 「サンジ・・・・・俺・・・・・」 振り向けば、そこに気まずそうな、それでいて切羽詰った欲情を湛えたゾロの姿。 「ん・・・・・ゾロ・・・・・夫婦しよ・・・・・今度は大丈夫・・・・」 快感で吹き飛ばされそうな頭で、必死で言葉を発した。 「サンジ・・・!!」 名前を呼ばれるのとほぼ同時に、ゾロの雄が俺の中に入ってくる。 「ふぁっ・・・あっ・・・・・ゾロ・・・・ああっ・・・・」 ズンと腰から脳天に突き抜ける圧迫感と甘い痺れ。 「ああっ・・・・ゾロ・・・・んっ・・・・」 ズルリと擦れあう肌の先から、快感が波の様に押し寄せてくる。 「ッ・・・・サンジ・・・・愛してる。」 耳元で囁かれるゾロの低くて掠れた声。 「んっ・・・・・・俺も・・・・ゾロ・・・・愛してる・・・・・・」 |
<コメント> 出たよ。無駄に長い駄文・・・。(;一_一) ギャグですかぁ??ギャグエロですかぁ?!(笑) ・・・・・・・・ごめんなさい。(;一_一) ちっともロロ誕らしくないよね〜って、オイ! 次で終わるかなぁ? 終わるよね?(もしもし?!) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ダッシュ!(逃) |