LOVE INCIDENT その1 |
バロックワークスのアジト、ウィスキーピークを後にしたルフィ海賊団御一行。 新しいメンバーのアラバスタ王女ビビと、その連れのカルーを仲間に加え、一路、次なる目 的地、アラバスタ王国を目指し、航海をしていた。 そして、ここ、リトルガーデンに着いたクルー達は、その異様さに目を見張る。 「なんなのよ、この島は・・・・ とにかく、ログが貯まるまでじっとして・・・・・」 「そ、そうだぞ。 俺は、その意見を全面的に支持する。」 などと、ナミとウソップが言ってるのにも関わらず、冒険好きのキャプテンは、今にも、飛び出 「サンジ!! 弁当な、弁当。 肉一杯の野菜抜き弁当を頼むぞ。」 「おう! 任せとけ!! そして、ビビちゅうわんには、このサンジ特製愛情弁当を そう言って、サンジは、キッチンに向かう。 「・・・・サンジ・・・・」 「うわっ! なんだ、てめえか。 ったく、気配消して来るなよな、びっくりするだろう 突然、背後から聞こえたゾロの声にサンジは、そう言ってゾロを睨み付けた。 「なあ、サンジ、俺達も散歩、行かねえか? ずっと船の中ばっかだし。 たまには、 ゾロは、スッとサンジの腰を抱き寄せ、耳元でそう囁く。 「こ、こら、よせって!! 今、俺、仕事中なの!! わかったから、さっさと離れろ! 「んなの、まな板の上に置けばいいだろ? こっち向けよ。 ほらっ。」 ゾロは、そんなサンジの言葉をお構いなしに、シャツの裾から手を差し入れて、サンジの耳 「アッ。 ・・・・もう、我慢できねえのかよ。 ちったあ、そっちの修行もしろよな。 サンジは、仕方なく包丁をまな板に置いて、ゾロの方を向き直り、口付ける。 「んんっ・・・・んっ・・ん・・・・」 重なる唇から、ピチャピチャと淫靡な音が漏れ聞こえ、サンジの閉じた瞳の端に涙が滲む。 「はあっ・・・ん・・・・ヤッ・・・ゾ・・ロぉ・・・・」 サンジは、甘えた声でゾロの名を呼び、ゾロに身体を預ける。 「・・・・サン・・・」 「サンジ君、お弁当できた・・・・・・かしら・・・」 ゾロが、サンジの名を呼んで上から覆い被さろうとした時、ビビが、そう言ってキッチンに入っ ドカッ!! サンジは、キッチンのドアが開くと同時に、覆い被さってきたゾロを、思いっきり蹴り飛ばす。 「アガッ!!」 ゾロは、不意をつかれて見事に壁に激突し、床に伏した。 「あっ、ビビちゃん、もう少しで出来るから、甲板でもうちょっとだけ待っててくれるか サンジは、慌ててはだけたシャツをジャケットで隠してにっこりと笑うと、ビビにそう告げる。 「ご、ごめんなさい!! あたし、知らなくて・・・///// そ、外で待ってますね・・・・」 ビビは、サンジの様子を察したのか、そう言って慌ててキッチンを出ていった。 「さて、弁当、弁当・・・・・」 サンジは、そう呟いて、慌ててシンクで弁当を作り始める。 「・・・・・・・サンジーッ!!」 ゾロは、ゆらりと立ち上がると、そう叫んだ。 「あ、ゾロ・・・・・」 「あ、ゾロ・・・じゃねえ!! てめえ・・・・痛てえ!! マジ、痛かったんだぞ。」 「ご、ごめんな、ゾロ。 急にビビちゃんが入ってきたもんだから。 とにかく、今は、 サンジは、慌ててゾロに謝ると、そう言ってゾロに口付ける。 「・・・・仕方ねえな。 じゃあ、さっさと済ませて・・・・俺、甲板で待ってるから。」 「おう!」 ゾロは、サンジに軽くキスを返して、そのままキッチンを出ていった。 「さあて。 俺も、散歩してくる。」 ゾロは、サンジに瞳で合図を送ると、先に船から下りた。 「ああ、ゾロ、ちょっと待て。 ついでに獲物を捕ってきてくれ。 食料が足りねえん サンジが、心得たようにそう言う。 「ああ、わかったよ。 てめえが取ってこられねえようなでっかい獲物、捕ってきてや 「・・・なんだと?! このクソ腹巻き!! もう一度言ってみろ・・・・・この俺様が、 サンジは、そう言って、船から飛び降りる。 「肉、何トンの間違いだろ・・・・」 「おおう! 上等だ!! てめえには、負けねえ!!」 「こっちだって、負けるか!!」 呆然と船から見送るウソップとナミを後目にゾロとサンジは、ジャングルの奥へと消えていっ 「・・・・・なあ、あれで、俺達の目を上手くたごまかしたつもりなのか・・・・・・」 「・・・・・たぶん、そうじゃないの?? あんな見え透いた芝居・・・・今時、大衆演芸 「・・・・・・・だな。」 ウソップとナミは、二人が消えていったジャングルを見つめてそう呟き合った。 ゾロは、誰もいない大木の下で、サンジの痩躯を抱き締める。 「おう。 ・・・・けどな、先に獲物を持っていかねえと、本当に、食料が、尽きかけてん 「・・・・じゃあ、一回だけ、な? さっきので、我慢できなくなっちまった。 てめえだっ ゾロはそう言うと、樹にサンジの身体を押し当てて、噛みつくように唇を重ねた。 「ちょっ、あ・・・んっ・・・・・んん・・・んっ・・・」 慌てて手でゾロを押しのけようとしたサンジだったが、逆に腕を捕られ、両手を頭の上に拘束 「なっ? 良いだろ?」 ゾロはサンジの耳元でそう囁きながら、サンジのベルトをはずし、ズボンの中に手を滑り込ま 「ん・・あ・・・ヤッ・・・・もう・・・・1回だけ・・・・だからな・・・・・」 サンジは、ゾロの手の感触にビクッと身体を震わせて、そう言って睨み付ける。 「クク・・・わかってるって・・・・・」 ゾロは、そう言って苦笑いすると、もう一度、サンジに深く口付けをして、サンジの下半身に 「んっ・・・・はぁ・・・ん・・あ・・・ゾロ・・・・」 サンジは、瞳の端に涙を溜め、ゾロの首にしがみつく。 「ああっ・・・・ゾロ・・・もう・・・・ゾロの・・・欲し・・い・・・なっ・・・・・」 「けど、まだ、準備が・・・・・・」 「あ・・ん・・・いいから・・・・ ・・・・俺も、我慢・・・・できねえんだよ・・・・」 「・・・知らねえからな・・・・・」 サンジから縋るように言われ、ゾロは、気持ちだけサンジの内襞を指でかき回し、すぐに自 「ああっ・・・・ック・・・・はぁ・・・ん・・あ・・・」 「ックッ・・・キツ・・・・サンジ、大丈夫か・・・・・」 ゾロの言葉に、サンジは、首を一度だけ縦に振る。 「・・・・しっかり捕まっていろ。」 ゾロは、サンジにそう告げると、両膝を抱き上げ、サンジの背中を大木に押し付けるように 「ああっ・・・・あ・・・ゾロ・・・・ヤッ・・・コレ・・・・奥ま・・・で・・・・あ・・ん・・・ゾ・・・ 自分の体重で内襞の最奥を打ち付けられて、サンジは、ギュッとゾロにしがみつき嬌声を上 「あああっ・・・・ヤッ・・・・ゾロ・・・・俺・・・・もう・・・・あっ・・・・あっ・・・ヤァ・・・ サンジは、髪を振り乱しビクンと身体を大きく仰け反らせると、白濁の精を吐き出す。 「ッ・・・・サンジッ・・・クッ・・・」 ほぼ同時に、ゾロのサンジの中に白濁の精を叩きつけた。 「・・・・・できたら、もう少しゆっくりとしたいんだが、そうも言っちゃいられねえな。 ゾロはそう言って、ゆっくりとサンジを下ろすと、優しくサンジの髪を梳く。 「・・・・馬鹿言え。 ナミさんとウソップにあれだけの啖呵を切って出てきた以上、 サンジは素早く着替えて立ち上がり、タバコをポケットから取り出し、火を点けるとニヤリと笑 「・・・・・それも、そうか。 ・・・・じゃあ、俺は、こっちで獲物を見つけてくる。 「よし! その賭、乗った!! 時間は、次の火山の爆発までだ。 絶対に、勝ってや ゾロの言葉に、サンジはそう言って、その場から歩き出す。 「ちょっと待てよ。」 「ん? なんだ??」 「わ・す・れ・も・の・・・・」 ゾロは、そう言ってサンジに近づくと触れるだけのキスをした。 「ば、馬鹿か、てめえは・・・・本当に恥ずかしい奴・・・・少しは、恥を知れ、恥を・・・ サンジは、自分の唇を手で隠して真っ赤になって睨み付ける。 「ククク・・・・・今更だろ。 てめえも、いい加減に、なれろよな。 じゃあ、続きは、 ゾロは、サンジを見て苦笑すると、そう言って反対の方向へと歩いて行く。 サンジは、そう叫ぶと、サッとゾロの前に立ち、カプッと下唇を甘噛みした。 「・・・・・ざまーみろ!」 サンジは、ペロッと舌を出して、ゾロにそう言うと、足早にその場を去っていく。 「・・・・してやられたな・・・・・」 ゾロは、駆けていくサンジの背中にそう呟いて、また、歩き始めた。 |
<コメント> 待たせに待たせて・・・・・これですか??って感じで始まりました。(-_-;) あ、ハイ、一切の苦情は、受け付けません。 原作をこれでもかって言うくらい ねじ曲げてますね。(笑) 『INCIDENT』は、思いがけない出来事・小事件の意味です。 まあ、思いがけないことは、これから起こるわけですが、さてさて・・・ あと1ページで終わるかなぁ・・・・無理だろうな。 だって、ゾロが足首斬ってリトルガーデン出航するまでを書くつもりだから・・・・ しかも、あくまでゾロサンでだよ?? どうなるんだ?? ・・・・考えてはいるんだけどね・・・・・・皆さん、ひかないでねvv では★(脱兎!) |