LOVE TOUCH その1 |
リヴァースマウンテンを無事越えて、ゴーイングメリー号は、順調に航海を続けている。 ひょんな事から、同行することになった、Mr.9とMissウェンズデー。 彼らと共に、訪れたここウィスキーピークでは、街人から、大歓迎を受けていた。 +++++++++++++++++++ 「クソッ、サンジの野郎・・・・あんなに鼻の下のばしやがって・・・・・後で、覚えてろ よ。 絶対に、啼かしたる・・・・」 そう、ぶつぶつと呟いて、ゾロは、街の人に勧められるまま、強い酒を煽る。 「・・・・しかし、この兄ちゃん、凄く綺麗だなあ。 なあ、この兄ちゃんだけ・・・・・・・・」 「ああ、それは、良い考えだぜ。 いひひ・・・・・」 見ると、サンジは、サンジは、酔っぱらって、酔いつぶれている。 「あの、馬鹿が・・・・・・」 ゾロは、深いため息を吐いて、席を立つと、サンジの元に向かう。 「すまねえな。 こいつ、酔いつぶれたみてえだから、俺達、部屋に戻るわ。」 そう言って、ゾロは、男達に鋭い視線を向けると、サンジを肩に担ぎ上げ、さっさと、その場を 「あっ、私達が、お運びしときましょう。」 男達は、そう言って、肩に担ぎ上げたサンジに触れようとした。 「こいつに、触るな!」 「は、はい。」 ゾロは、触れたら殺すと言わんばかりの表情で、男達を睨み付けた。 「っ・・・・痛てえ。 何すんだよ! 人がせっかくいい気分で、寝てたのに・・・・・」 サンジは、ブツブツとゾロに文句を言う。 「うるせえ! てめえ、浮かれすぎだ。 あんなところで、酔いつぶれるなんて、 「あー、もう。 てめえは、俺の保護者か?? 放っとけよ、そのくらい。 自分の火の 「うるさいだと・・・・・・人が、心配して連れてきてやったのに・・・」 「誰もそんなこと、頼んじゃねえ!」 「・・・・・・勝手にしろ!!」 売り言葉に買い言葉で、ゾロとサンジは、互いに罵り合って、ゾロは、サンジを置いたまま、 酒場に戻ったゾロは、浴びるように酒を飲んだ。 「・・・・・ちょっと、トイレ・・・・・」 ゾロは、そう言って、席を離れた。 「・・・・・だ。 ・・・・・・・・に、いるらしい。 てめえも、好きだなあ・・・・・まっ、あんな そう言う声が卑下た笑いと共に、ゾロの耳に届く。 ゾロは、言いしれぬ不安に、サンジのいるはずの部屋に向かう。 「サンジ、いるかっ!」 部屋に駆け込んだゾロは、サンジの姿を探した。 ゾロは、慌てて、サンジを捜しに街に飛び出した。 もう少しで、酒場というところで、サンジは、数人の男達に囲まれる。 「ちょっと、待てよ。 なあ、相手してくれよ。」 一人が、ニヤリと卑下た笑いを浮かべて、サンジの腕をとる。 「・・・・俺に気易く、触るなっ!!」 サンジはそう言って、その男の脇腹に蹴りを入れた。 「グワァーッ!!」 サンジの一蹴りで、その男は、民家に吹き飛んだ。 「へぇ~、やるな、兄ちゃん。 けど、これなら、どうだ??」 リーダー格の男が、そう言って、鞭を振り上げ、サンジの足の自由を奪う。 「放せ! 放せよ! 俺に触るなっ!!」 サンジは、必死で、暴れたが、足を封じられ、数人掛かりで押さえつけられては、どうにもな 「・・・・・たっぷりと、可愛がってやるぜ。 おい、連れていけ。」 リーダー格の男はそう言って、サンジと共に、夜の闇に消えていった。 「おい! 止めろっ! 放せっ! 俺に触るなっ!!」 後ろ手にロープで縛られ、足首も拘束され、部屋に連れ込まれたサンジは、それでも尚、激 「なあ、いい加減、諦めて大人しくしてくれねえか。 お互い、楽しもうぜ。」 リーダー格の男が、顔を近づけて、サンジの頬を撫でる。 「冗談は、顔だけにしろよ。」 サンジは、そう言って、その男の顔に、ペッと、唾を吐きかけた。 「・・・・てめえ、ナメんなよ、こらっ!!」 リーダー格の男はそう言って、サンジの頬を殴った。 「おおっと、すまねえな。 綺麗な顔が台無しだ。 ・・・・・・てめえら、外で、見張って リーダー格の男は、そう言って、他の男達を部屋から出した。 「おっ、血が出てるな。 ・・・・どれ・・・・」 男はそう言って、サンジの口の端に舌を這わせ、血を舐め取る。 サンジは、触れた舌の感触に、堪らず、顔を捩る。 「やだーっ!!! ゾロォーっ!!! ゾローッ!! ゾローッ!!」 サンジは、拘束された身体を、半狂乱に揺すり、ゾロの名を叫び続けた。 |
<コメント> サンジ、ピン~チ!! LOVEシリーズも、やっと、グランドライン突入編です。 のっけのウイスキーピークから、事件勃発!! はてさて・・・・・続きは・・・・・・・申し訳ない。 暫く、お待たせするかもです・・・・・(-_-;) やっぱり、書き上げてから、UPした方が良かった・・・・・ ちょっとバタバタしてて・・・・・けど、1週間以内には・・・・・ 終わらせようと・・・・・・遅い??(汗) |