LOVE TRY
 

その2


 







「んっ・・・・ふぁ・・・あっ・・いや・・ん・・・あん・・・」

全身が、ピンク色に上気し、潤んだ蒼い瞳が俺を映す。

沸き上がる支配欲と独占欲・・・・・

(ずっと、俺だけ映ってればいい・・・・俺しか映すな・・・・)

エプロンの横から、赤く充血した胸の尖りを口に含んで甘噛みし、舌で転がすように愛撫す
る。

そして、そのまま、手を下の方に滑らせて、ズボンの上から、サンジのモノを撫で上げた。

サンジの雄は、すでに成長しきっていて、ズボンの前が、窮屈そうに張っている。

「ひゃあん・・・あーっ・・・」

撫で上げられた刺激に耐えきれず、サンジの腰が浮く。

「・・・・・ゾロォ・・・・・」

サンジが、涙目で、俺を誘う。

俺は、サンジのベルトに手をかけると、ズボンと下着を同時に、素早く脱がした。

そして、胸から唇をはずし、ソファーに横たわるサンジの姿態をつま先から髪の毛の先まで舐

めるようにじっくりと見た。

透けるような白い肢体、細くしなやかな手足、そして、身にまとうものは、ピンクのエプロンの

み・・・・

(・・・・裸エプロン・・・まさしく、これぞ、男のロマン!)

目の前の幸せに、俺の頬は緩みっぱなし・・・

思わず、鼻の下に手をあてて、流れるものがないかを確認した。

・・・・・手につくような感触はない・・・・・

(よっしゃー!!)

俺は、小さく、ガッツポーズした。

「・・・ゾロ・・・そ・・ん・なに・・・見るな・・」

俺に見られて恥ずかしいのか、サンジは、不意に体を起こすと、俺に口付けてきた。

2度目のサンジからの、キス・・・・・凄く甘く感じる・・・・

(チクショー、可愛い・・・可愛すぎるぜ。)

俺は、そのまま押し倒して覆い被さると、エプロンの裾から手を入れて、直接サンジの雄に指

を絡ませた。

そして、軽く上下に扱いてやる。

「ヒュッ、クッ・・あん・・・あー・・・んっ・・あ・・・いや・・・」

俺の手の動きにあわせ、サンジは腰を浮かせ、俺にしがみついてくる。

「もっと、良くしてやる。」

俺は、サンジの耳元で、甘く囁くと触れるだけのキスをして、エプロンに潜り込んだ。

「え?!・・何?・・ゾロ?・・あっ・・んっ・・・駄目だ・・そんな・・・とこ・・俺・・・風呂・・

入って・・・な・・ああー・・ふ・・ふぁ・・・あーっ・・んっ・・」

サンジは、一瞬訳が分からなかったようだが、すぐに俺の行動を察知して、俺の頭に手を置

いて、押しのけようとした。

タッチの差で、俺がサンジのモノを銜え込むのが早く、素早く、裏筋を舌でなぞる。

サンジの腕から、力が抜けた。

「良いから。 いい子でいろ。」

俺は、銜えたまま、サンジに言った。

「あーっ、もう、馬鹿、馬鹿・・・・銜えたまんま、喋んじゃねえ・・・・んっあー・・・駄目

だ・・・もっ・・・クッ・・馬鹿・・・離せ・・・」

サンジは、力の入らない両手で、俺を引き剥がそうとする。

サンジのモノは、ビクン、ビクンと脈打っていて、かなり限界に近いようだ。

「・・嫌だ。俺は、今、てめえの可愛い声しか、聞きたくねえ。 イケよ。俺が、全部、吸

い取ってやるから・・・」

俺は、銜えたままそう言うと、左手で、逃げるサンジの腰を抱き、右手で、竿を、根元からカリ

の部分まで、大きく扱いた。

舌で、先端の窪みをつつくように舐め、カリの部分まで口に含むと、カリの裏筋と窪みの部分

を集中して、舌で舐め上げた。

「クッ、ゾロ・・・・もう・・・アッ・・イヤッ・・・イ・・・クッ・・・」

サンジは、身体を大きくのけぞらせ、俺の口の中に、白濁を吐き出した。

俺は、ゆっくりとサンジの精を搾り取るように、舌を絡め、吸い上げた。

それから、絶頂の余韻に浸っているサンジの奥の方まで、舌を這わせ、秘蕾の入り口を丹念

に舐めまわした。

「え?! ゾロ、ちょっと・・・待って・・・」

サンジは、俺の行動にとまどって、制止の声を上げた。

「聞かねえ。」

俺は、舌の横から、秘蕾に指を、1本差し入れた。

「ヒッ。」

サンジは、初めての時のことを思い出したのか、身体に、緊張が走る。

力が入りすぎて、指1本も入らない。

それでも、サンジの放った精と唾液を潤滑油代わりにして、何とか、根元まで挿入した。

「サンジ、痛てえか?」

俺は、優しくサンジに言った。

「・・ううん・・痛くは・・・無い・・・ただ・・・いいや、なんでもねえ・・・」

サンジは、笑顔でそう言うと、ギュッと俺にしがみついた。

しがみついた腕が、小さく震え、心なしか、指先も、少し冷たい。

(やっぱ、2度目だって、痛てえし、怖いよな。)

それを、サンジは、精一杯我慢して、俺に気を使ってくれている。

俺は、生まれて初めて、本気で人を愛おしいと思った。

この冷たい指先も、震える腕も・・・全て・・・サンジの全てが愛おしくて、たまらねえ。

俺は、エプロンの脇から、サンジの胸の尖りを口に含み、舌で撫でるように舐めまわしなが

ら、サンジの雄に手を添えて、上下に扱き、少しでも負担が軽くなるようにと、快感を送り込

む。

「んっ・・・はぁ・・・・あっ・・んんっ・・・あん・・・あ・・・」

サンジの身体から力が抜け、熱を持ちだしたからだからは、甘い声と艶が、放たれる。

俺は、すかさず、サンジの内襞をゆっくりとほぐしながら、挿入する指の本数を増やした。

そして、ゆっくりと内襞を傷つけないよう、この前見つけたサンジの良いところを徹底して探っ

た。

「ああん・・・ゾロ・・・そこ・・・駄目だ・・ふぁっ・・・あー・・・ゾロ・・・」

ビクンとサンジの体が大きくはねた。

(ココだな。)

俺は、その場所を見つけると、指でかすめるように、なぞっていく。

内襞が、奥へ、奥へと誘うような動きに変わり、挿入した3本の指が、クチュッと淫靡な音を

立てて、根元まで飲み込まれた。

サンジの雄は、すでに立ち上がり、天をついて、ビクビクと脈打ち始めた。

「・・ゾロ・・・も・・・ああーっ・・・」

サンジは、潤んだ瞳で、俺を見つめた。

「挿れるぞ。」

俺は、ズボンをおろすと、言葉と同時に、指を抜き、育ちきった己の雄をサンジの中に、一気

に突き入れた。

「あああ・・・ふぁっ・・・ああ・・・・あーっ・・」

指とは比べものにならない圧迫感にサンジの瞳から、涙が溢れ出した。

あまりの衝撃に、息を吐き出せないサンジの、千切れるほどの締めつけが、俺を襲う。

俺は、それを何とかこらえ、サンジの髪を撫でて、

「サンジ・・・サンジ・・サンジ・・」

と、優しく名前を呼んで、顔中に、触れるだけの小さなキスを繰り返した。

少しずつ、サンジの呼吸が整っていき、内襞の収縮も収まった。

俺は、萎えかけたサンジの雄を、もう一度優しく、上下に扱いて、ぞの手の動きにあわせて、

ゆっくりと、腰を動かした。

「あんっ・・んっ・・んっ・・あっ・・・あっ・・」

サンジの口から、再び甘い声が漏れ、サンジ自身も、充分に育ったのを確認して、俺は、サ

ンジの膝を曲げ、激しく、深く挿入を繰り返した。

そして、先程、指で確認した最奥の一点を集中して突き上げた。

「アッ・・・アン・・・アン・・・ダメ・・・クッ・・ゾロ・・・ゾロォ・・・」

サンジの雄が限界を告げるように、ビクンビクンと脈打って、その衝撃はダイレクトに、内襞の

収縮として伝わってきた。

「クッ」

俺は、何度も、もっていかれそうな射精感に、根性で耐え、深い挿入を繰り返す。

「アーッ、ゾロ・・・ゾロ・・も・・イク・・ゾロ・好きだ・・好きだ・・ゾロ・・クッ」

サンジは、俺の名を何度も呼んで、エプロンに白濁の精と吐き出した。

「クッ・・サンジ・・・愛してる・・」

射精の絶頂感に、やわやわと蠢くように奥に誘う内襞の収縮に耐えきれず、俺もサンジの中

で、精を吐き出した。

俺は、心地よい気だるさの中、ギュッと、意識のないサンジを抱きしめた。

あの後、またサンジの負担も考えず、サンジが気を失った、ついさっきまで、立て続けに求め

てしまった。

俺は、今まで、この手のことに関しちゃ、淡泊な方だと思っていた。

それがだ。サンジと触れ合うと、止められねえ。

触れ合う度に、満足して、でもすぐにまた欲しくなって、欲しくて、欲しくて、離れられなくなっ

てしまう。

(サンジもそうだと良い・・・そうなって欲しい・・・俺だけしか見れねえように・・・)

俺は、サンジの中から、己のモノを引き抜くと、自分のシャツで、サンジの腰をくるんだ。

何度も放った精は、収まりきらずに流れ出し、シャツにシミを作る。

毎回こんなでは、サンジの負担が、あまりにも、大きすぎる。

「こりゃ、別の意味で、修行しなきゃな・・・」

俺は、自分の絶倫さに、思わず、苦笑した。

脱ぎ散らした衣類をサンジの上にのせ、俺は、サンジを抱えて、風呂場に向かった。

人肌のシャワーで、サンジの身体を丁寧に清め、バスタブに、お湯を張り、抱えたままお湯に

浸かる。

そして、慎重にサンジの中から、己の精を、丹念に掻き出していく。

そしてお湯を捨て、また、少し温めのお湯を入れて、サンジの背中を抱きかかえるようにし

て、暫く、お湯に浸かった。

「ん?ゾロ?・・・」

まだ半分、夢見心地で、サンジが、俺を呼んだ。

「まだ、夜明けまでには間がある。俺がちゃんと、後やっとくから、てめえは、もう少し

寝てろ。」

俺は、そう言うと、サンジの髪に口付けた。

「ん・・・・・・」

サンジはそれだけ言うと、また静かに眠りについた。

普段のこいつからは想像も付かない、素直で可愛いサンジ・・・

無防備に安心しきって、身体を預けてくる。 この重さが何とも、心地良い。

俺達は、まだ、出会ったばかりで、この先何があるか、わからねえ。

世界最強の剣士を目指すと決めたときから、命なんてかまっていられなかった。

志半ばで死んだとしても、それで後悔はしないと、そう思って生きてきた。

そう、こいつに会うまで・・・・





命なんか、とうに捨ててる・・・野望故に・・・それは、今でも変わらねえ。

だが、俺は、死なねえ・・死ねねえ・・・こいつを残したまま、死ねねえ・・・

こいつが・・・サンジがいる限り、俺は、必ず、側にいる。

・・・・・野望を叶えたその後もだ。



俺は、風呂から上がって、体を拭くと、サンジに服を着せて、抱いてキッチンの戻ると、ソファ

ーの上にサンジを寝かせた。

男部屋のベッドでは、今のサンジには、辛すぎると思ったからだ。

俺は、急いで、男部屋から毛布を2枚持ってくると、1枚をサンジに掛け、もう1枚で自分をくる

むとソファーの前に腰を下ろした。

明日の朝は、たぶん、サンジは起きあがることさえ出来ないだろう。

だから、朝飯ぐらいは、俺が、こいつの手足になって、手伝いくらいはしてやろう。

俺は、そう考えながら、眠りについた。





−end−


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<おまけ>

「さ、寒いよ・・・・しかも、さっきから、トイレにも、キッチンにも行けないし・・・やっぱ

り、俺って、不幸すぎる・・・・・
喉、渇いた・・・・小便したい・・・・ はあ、俺は、今、世界

一、不幸な男だ・・・」

見張り台に登ったのは良いが、その後、トイレにも、キッチンにも行くタイミングを逃したウソッ

プが、夜空を見上げて、そうつぶやいていた。

翌朝、キッチンには、動けないサンジの横で、文句一つ言わずに、朝食を作る上機嫌なゾロ

と、なぜか、眼の下にクマをつくった、ウソップと、ナミの姿が、あった。

「ちょっと、ウソップ。至急、つくって欲しい物があるの。 ・・・そうそう、絶対に、聞こえ

ない耳栓を、至急、作って! 今日中よ! 代金は、もちろんゾロの借金に上乗せしと

くわ。全く、するんなら、格納庫にして欲しいわ。 キッチンの真下が、私の部屋だって

事わかってんのかしら・・・」

ナミは、流しで、仲良く(?)食事の用意をしている二人に目を向けた。

「サンジ〜。メシ〜!! 腹減った!! ああ?ゾロ、今日、お前が作んのか??」

何も知らないルフィの声が、今日も、キッチンにこだまする。

−end−






<コメント>

何とも、ショボイっすね・・・
シリアスのまま終われない病が・・・・
おまけ作るのって、ルナ好きなんですよ・・・
コミカルで、殆どが、ナミとウソップなんですけどね・・・
とりあえず、LOVEシリーズは、終わろうと思ったんですけど、
まだ、Aも出てないし・・・時間軸をもっと先に進めて、
また始めたいと思います。
では☆