ジャパネスク ふたたび −平安時代編− その7 |
数日後、ゾロは、宮中に参内できるまでに回復し、ゾロは、事の顛末をシャンクスに報告し た。 シャンクスは、すぐに法会を執り行い、鴛鶯殿に残された先東宮妃の遺骨を重丁に先東宮と 同じ墓所に埋葬した。 右大臣家でも、鴛鶯殿で、祈祷・禊ぎが行われ、ようやく都に平穏が戻ってきた。 そして、今宵は、ゾロの快気祝いと称して、サンジ、エース、ルフィ達が鴛鶯殿に集まってい る。 「・・・・なあ、どうしても俺は腑に落ちないんだが、ゾロ、お前、なんだってそんな妖怪 エースは、ゾロに酒を注ぎながらそう尋ねた。 「いいや、強くはなかった。 あれは・・・・見事に俺の弱点を突かれた結果だ。 ゾロは、注がれた酒を一息で飲み干すとそう言いよどむ。 「・・・・・弱点ねえ・・・・・・」 エースはそう呟いて、庭先でルフィや女房と楽しそうに談笑しているサンジに瞳を向けた。 「ところで、お前ら、あっちの方は、どうなんだ? ちゃんと付き合うようにしたのか?」 「ブハッ!! ・・・・いきなり、何言うんだよ。 もう、酒、こぼしたじゃないか。」 エースの言葉にゾロは、吹きだした酒で濡れた直衣を手で拭って、そう文句を言った。 「ふ〜ん・・・・その様子じゃ、まだみたいだな。 ってことは、俺にもまだチャンス残っ エースはそう言って、ニカッと笑った。 「・・・・・勝手に言ってろ・・・・・」 「おお、余裕じゃんか・・・・」 「まあ、な・・・」 ゾロとエースは、そう言い合いながら互いに酒を酌み交わした。 「いやぁ、俺、もう飲めない・・・・・」 「俺も、眠くなってきた・・・・」 「では、寝所の方にご案内いたしますわ。」 女房に案内され、エースとルフィがそう言って、早々に寝所に下がっていく。 「・・・・・・綺麗な月夜だな。 十六夜って言うんだぜ。 てめえ、知ってたか?」 そう言って庭に出たサンジは、ゾロの方を振り向いてにっこりと笑う。 「・・・本当に、エースの言ったとおり、『月光の いたらぬ里こそ あらまほしけれ』の ゾロはそう呟くと、サンジの方へ歩いてくる。 「なんだ?それ?? 訳わかんねえ・・・・」 「つまりは・・・・こういうこと、だ。」 サンジにそう言ってゾロは、サンジの身体を腕の中に引き寄せる。 「うわっ!! な、ば、何すんだよ、いきなり・・・・」 「約束したから、な。 いい目見させて貰う。」 ゾロはそう言うなり、軽くサンジの身体を抱き上げると、寝所に向かう。 「おい、なっ、ちょ、ちょっと、待ってくれよ。 いきなりそんなこと言われても、俺、まだ サンジは慌てて身を捩る。 「約束を反故にするような奴は、男じゃねえよな。 なっ、サンジ。」 ゾロはそう言ってにっこりと笑う。 「ち、畜生!! 勝手にしろ・・・・でも、粗末には扱うなよな・・・・やったことねえんだ サンジは、そう言って俯くと、ゾロの胸に顔を埋めた。 「当たり前だ。 一生をかけて、大事にする・・・・」 「けっ、てめえも、物好きな野郎だぜ・・・・・」 そう言って、二人は、寝所に消えていった。 「なあ、本当に良いのか? 約束を守るためだけにと、思ってるなら、止めてくれ。 サンジの髪を優しく掻き分けて、ゾロは、そう囁く。 「・・・この期に及んで・・・・・てめえは・・・・本当にニブチン野郎だな。 てめえの言葉 「いや、止めない。」 「だったら、ぐたぐたと抜かしてねえで、とっとと済ませろ・・・」 サンジは、そう言ってゾロの背中に腕を廻すと、ゾロの唇を塞ぐ。 「んんっ・・・あっ・・・あ・・・」 ゾロが胸の尖りに触れる度に、サンジは、身体をビクビクと震わせ、声を漏らす。 「んあっ・・・ああっ・・あ・・・」 ゾロの唇で刺激を受けた胸から全身に抜けるような甘い痺れを感じ、サンジは堪らず、嬌声 「ふ・・・あ・・・ああっ・・・ん・・・っ・ん・・」 すでに上気したサンジの頬に、生理的な涙が筋をつくって流れ落ちた。 「はっ・・・あああっ・・・ん・・・んんっ・・・んあっ・・・」 下半身に湧き起こる快感にサンジは、フルフルと全身を震わせた。 「ックッ・・・あっ・・・もう・・・ダメ・・・・だ・・・俺・・・・あ・・・ヤッ・・・っ・・・・クッ・・・」 サンジは、ギュッとゾロにしがみつくと、白濁の精を吐き出した。 「っ・・・うっ・・・」 サンジは、挿入された指の違和感に思わず力む。 「・・・・痛いか? ・・・けど、慣らしておかないと・・・・」 「わかってるって・・・・んなこと、一々聞くんじゃねえ・・・」 ゾロの言葉を遮って、サンジはそう言ってゾロを睨み付ける。 「ヒッ・・あああっ・・・・なんだ、ソコ・・・・あっ・・・クッ・・・・ダメだ・・・・ソコ・・・あああ 今までじっと耐えているだけのサンジが、ビクンと大きく身体を仰け反らせ嬌声を上げる。 「・・・ココか?」 ゾロはもう一度、その箇所を指で掠めるように触れた。 「ふぁ・・・あああっ・・・んんっ・・・ソコ・・・ダメ・・・だ・・・・って・・・」 サンジは、金糸の髪を振り乱して、ギュッと瞳を閉じて、シーツを掴む。 「・・・・挿れていいか・・・・」 ゾロのせっぱ詰まった声にサンジはコクコクと首を縦に振り、ゾロは、ゆっくりと自分の雄を 「ヒッ・・・・あ・・あああ・・・・ああ・・・あ・・・」 指とは比べモノにならないほどの圧迫感と内側から引き裂かれるような痛みに、サンジは、 「っ・・・クッ・・・サンジ・・・息を止めるな。 ゆっくりでいいから、息をしてくれ・・・・」 ゾロは、ガチガチになったサンジの身体を抱き締めるとゆっくりと愛おしむように何度も、口付 「あっ・・・はっ・・・うんな事言ったって・・・痛てえんだよ・・・・ックッ・・・」 サンジは、痛みに顔を歪ませて、ゾロにそう言い返した。 「あっ・・・は・・あ・・・んんっ・・・」 雄を扱かれる快感に、サンジの身体から力が抜け、声も漏れ聞こえるようになった。 「ああっ・・・はっ・・・あ・・・んんっ・・・あ・・・」 前を手で扱かれ、後ろを貫かれ、サンジは休むことなく嬌声を発し続けた。 「ヒッ・あ・あああっ・・・・んあっ・・・あああっ・・・」 サンジは、ビクンと身体を仰け反らせ、ギュッとゾロにしがみついた。 「ッ・・クッ・・・・あああっ・・・・んあっ・・・・もう・・・ヤッ・・・あ・・・イ・・・クッ・・」 ビクンと大きく身体を仰け反らせ、サンジは、自分の腹の上に白濁の精を吐き出した。 「ッ・・クッ・・・・サンジ・・・」 ほぼ同じくして、ゾロもサンジの中に、白濁の精を叩きつけた。 「おい、いい加減にどけよ。 それと、さっさと抜け。 重いんだよ、こっちは・・・」 サンジは、ゾロの顔を両手で挟んで、ゾロにそう告げる。 「嫌だ。 せっかく手に入れたのに・・・・・・離したくない・・・・」 ゾロは、そう言ってサンジを抱く腕の力を強めた。 「痛っ・・・・ガキか、てめえは・・・・・いいから、離せって・・・・」 そう言ってサンジは、ゾロの身体を引き剥がす。 「じゃあ、もう一度だけ・・・・・」 ゾロは、そう言ってサンジを抱き締めたまま、身体を起こす。 「ああっ・・・ん・・・なに考え・・・てんだよ・・・・あっ・・止め・・・ろって・・・・・んあっ・・」 「止めないし、もう、止まらない・・・」 サンジの言葉にゾロはそう言い返して、腰を打ち付ける。 事が済んだ翌日、サンジは、その後遺症で起きあがれないで床に伏せっていた。 「いや、せっかくだから、後朝の歌でも詠もうかと・・・・・やっぱ、初夜の朝には、付き ゾロは、平然とした顔でサンジにそう言う。 「てめえなぁ・・・・・・俺は、姫じゃねえし、てめえと結婚をしたわけでもねえ!! サンジは、額に青筋を立て、そう言ってゾロを怒鳴りつける。 「えっ?! だって結婚と同じじゃないか。 お前が、男だって、その違いだけだ。 「ダーッ!! うるせえ!! んなもん貰っても、しょうもねえんだよ! 俺をこれ以上 「・・・・・わかった。 けど、三日夜の餅は、二人で食べような・・・・それから、露顕 ゾロは、サンジの剣幕に押されながらも、自分の言いたいことは伝える。 「はいはい、わかりました。 てめえの相手すると疲れるから・・・・・好きにしろよ。」 サンジはそう言うと、布団の中に潜り込んでしまった。 「じゃあ、行ってくる。 また、今晩、な・・・・・」 ゾロはそう言って、サンジの手の甲に口付けすると、部屋を出ていった。 「・・・・・はぁ・・・・あいつ、どう足掻いても、俺を結婚の儀に持ち込むつもりなんだ サンジは、人知れず、鴛鶯殿にて、ため息を吐く。 |
<コメント> はぁ・・・・Hシーン、入れようかどうか最後まで考えました。 まあ、さらっと流す程度ならいいかと、付け加えてみたのですが。 流れてない、流れてないよ、全然!(爆) 今回のゾロは、お坊ちゃま風で、こんな感じのゾロも たまには良いかなあと・・・・格好良くは無かったかも知れないけど、ね。 所詮、貴族のボンボンなんてこんなのもでしょう・・・ いつもの二人と少し違う二人を楽しんで頂けたら幸せです。 では、またvv |