FINAL COUNT DOWN


その2






暫くして、ようやく、サンジが店の方にやってきた。

「あれ?? 皆、もう帰っちゃったの? やっと厨房のほう、手が空いたから急いで、

やって来たのに・・・・・ゾロ、ちゃんと俺が、後から来るって皆に伝えてくれたの??」

サンジは、皆が船に戻っていたのを不満げにゾロにそう尋ねる。

「・・・・・いいや、言ってねえ・・・・」

ゾロはそれだけ言うと、また酒を飲む。

「ったく・・・・・使えねえ奴。 あーっ! また、何も食わねえで、酒だけ飲んでるだろ

う・・・・もう。 いつも言ってるのに・・・・・ちょっと待ってろよ。 厨房の残りもん、

持ってくるから・・・」

サンジはそう言うと、厨房に入って、何品か料理を手に携えてまたゾロのところに来た。

「ほらっ、一緒に食おうぜ。 こういう味、てめえ、好きだろ?」

サンジは、そう言ってゾロの前に小皿を置くとにっこりと笑う。

いつもなら、それで微笑み返して料理を食べるゾロも、何故か、今は、そっぽを向いたまま、

サンジの顔を見向きのしない。

「ん?? ゾロ、どうかしたのか?」

さすがに、サンジもこの様子に、気が付いてゾロにそう聞いた。

「・・・・・・別に。」

ゾロはそれだけ言うと、またテーブルの上の酒瓶に手を伸ばす。

「別にって。 ・・・・・・いつもいつも、別に、別にって!! 何かある度にそう言ってる

じゃねえか。 ・・・・・俺には、言えないのか?」

サンジは、そう言ってゾロが手を伸ばした先にある酒瓶を取り上げた。

「返せよ!」

「嫌だ!」

「いいから、返せって!!」

「ゾロが、喋ってくれるまで、絶対に、返さねえ!!」









「・・・・・てめえが、楽しそうだから・・・・・」

サンジの言葉に、ゾロは、ボソリと小さな声でそう呟く。

「えっ??」

「もういいだろ! 貸せよ!!」

ゾロはそう言うなり、サンジの手から酒瓶を取り上げ、グラスに注いだ。

「・・・・・・それって、どういう・・・・・」

「てめえが、一人浮き浮きしてて、ゼフとかと楽しそうにして・・・・・むかついだんだ

よ! ゼフはゼフで、あんな事言うし・・・・・・」

「あんな事?? ・・・・・もしかして、ゾロ・・・・・俺にやきもち??」

「ああ、そうだよ!! 悪かったな、了見の狭い男でよ・・・・・チッ。」

ゾロは、ばつが悪そうにそう言うと、一気にグラスの酒を飲み干す。

サンジは、そんな様子のゾロに、フッと笑った。

「全然悪くなんかねえよ! 俺、すっごく、嬉しい!! ゾロには悪いけど・・・・・

俺・・・・・俺、すっごく、得した気分だ。 幸せだ!! すっごく幸せな気分だ!!」

サンジは、そう言って、ギュッとゾロを抱き締める。

ゾロは、向きを変えてサンジを膝の上に抱き直すと、そっと唇を重ねた。

「・・・・・・クソジジイが・・・・・・俺の部屋で寝て良いって・・・・/////」

「・・・・じゃ、行くか?」

「うんvv あ、でも、ここ、片付けてから、な?」

サンジは、そう言ってにっこりと笑うと、ゾロの膝から降りて、テーブルの上の食器を厨房に

持っていき、後片付けをした。

「お待たせ。 じゃあ、案内するな? こっちだ。」

サンジはそう言って、ゾロの腕を捕ると自分の部屋に案内する。

すると、サンジの部屋の前に人影が立っていた。

「え?? ・・・・・・クソジジイ・・・・・・どうして??」

「ああ、チビナス。 待ってたぜ。 この部屋じゃ二人寝るのは、無理だと思ってな。

俺の部屋に、布団を一組み敷いておいた。 おい、そこの剣士。 てめえの寝る場所

は、ここじゃねえ。 こっちだ。」

ゼフはそう言って、ゾロを睨み付けると、自分の部屋の方を顎でしゃくって指し示す。

「・・・・・・・・・この・・・・・・クソジジイが・・・・・・・」

ゾロは、グッと拳を握ると小さな呻くような声でそう言った。

「あ、でも、ゾロは・・・・・・」

「チビナス! さっさと眠れよ。 明日も朝から厨房のほう手伝って貰うんだからな。 

ちゃんと寝てねえと、身がもたねえぞ。 さ、行こうか、未来の大剣豪様よ・・・・・」

サンジの言葉を遮って、ゼフはそう言うと、ゾロをせかしながら自分の部屋に向かった。

「・・・・・ゾ・・・ロ? ・・・・・ま、いいか・・・・・」

サンジは、呆気にとられながら、ゼフとゾロを見送って久しぶりに自分の部屋のベッドでゆっ

くりと身体を休めることにした。

「まさか、俺とサンジの想い出がたくさん詰まっているこの店で、犯ろうって思っては

いねえだろうな? 甘めえんだよ。 俺は、まだ認めてねえんだから、な。 さ、わか

ったら、さっさと寝るんだな。」

ゼフは、部屋に付くなりそう言うと、自分はさっさとベッドに入り、横になった。

「・・・・今は・・・・・鷹の目より、てめえの方をぶった斬りてえぜ・・・・・」

「・・・・聞こえねえな・・・・犬でも鳴いてんのか?」

「・・・・・・・・。」

ゾロの最悪の一日目は、こうして幕を閉じた。












翌日。

「サンジ!! すまんが、店の注文、取ってくれねえか? ウエイターが、足りねえん

だ。」

「サンジ!! これ、5番テーブルに。 そして、これは、3番、な。」

「サンジ!! メインディッシュが、間にあわねえ。 手伝ってくれ!!」

「ああ、もうわかってるって!! まったく、相変わらず、人使いの荒い店だぜ。 

おちおち休んでもいられねえ・・・・」

サンジは、朝早くから、厨房と店とバタバタと大急ぎで駆け回っている。

あの有名な海上レストラン・バラティエが、近くに現れたという噂を聞きつけて、客が殺到し、

店は、朝から大盛況で、てんてこ舞いしていた。

サンジは、休憩どころか、他のクルー達に顔を見せることもままならない。

ましては、ゾロとの時間なんて、まったく無い状態である。

ゾロの不快指数は、とっくに限界を超えていた。

ゾロから発せられる張りつめた空気に、他のクルー達は、近寄ることさえ出来ず、あのナミで

さえ、声を掛けることもしなかった。






「はぁ・・・・・・さすがに、久しぶりの店は・・・・・・疲れたな。 ・・・・・・誰だ!!」

サンジは、自分の部屋の前で立ちはだかる影に、一瞬、凍り付く。

「・・・・・俺だ、俺・・・・・」

そう言って月明かりに現れたのは、ゾロだった。

「なんだ・・・・・ゾロか。 ビビった。 昼間のエロ親父が待ち伏せしてんのかと思っ

た。」

「なんかあったのか?」

「ああ、昼間、ちょっと、な。 ちゃんと伸したんだけど、その仕返しかとそう思った。」

サンジは、ゾロを見てホッとすると、そう言って笑った。

「・・・・・気を付けろよな・・・・・」

「ああ、わかってるって。 あんな奴らにどうこうされる俺じゃねえし・・・・・ ところで、

ゾロ、どうしたんだ? 皆と船に戻ってたんじゃねえのか?」

「・・・・・・顔が、見たくなってな・・・・それだけだ。 だいぶん疲れてるみてえだな。 

けど、頑張れよ。 皆が、頼りにしてるみてえだから・・・・・」

「おう! 任せとけ!! ??ゾロ、どうした?てめえのほうこそ、辛そうだぞ?」

「・・・なんでもねえよ、気にすんな。 じゃ、おやすみ、サンジ。」

「おやすみ、ゾロ。」

そう言って、ゾロとサンジは、触れるだけの口付けをして、それぞれの寝床へと戻っていく。

「・・・・・・・・・。」

ゼフは、その様子を黙って見ていた。








翌朝。

「おう! チビナス!! 急で悪いが、これから、イーストブルーに帰ることになった。

お得意さんの予約が入ってたのをすっかり忘れててな。 わしとしたことが、抜かった

わい。 だから、てめえも、あの船に戻って良いぜ。 悪かったな、手伝わせてよ。」

ゼフは、サンジの部屋に行き、起きたばかりのサンジにそう言うと、ポンと頭を軽く叩く。

「え?! あ・・・・・そう・・・・・ わかった。 ・・・・・・・・・じゃあ、な。 ・・・・・・なん

かあったら・・・」

「いいから、もう行け。 あ、そうだ。 おい、あいつに、わしの部屋に来いって、そう伝

えてくれねえか。 渡すもんがあるからと。」

「おう、わかった。」

ゼフは、サンジの言葉を途中で遮ってそう言って、サンジをゴーイングメリー号に帰した。






「・・・・・なんだよ、渡したいモノって・・・・・」

ゾロは、ゼフの部屋に付くなり、不機嫌な口調でそう話す。

「てめえは・・・・・本当に、口の利き方を知らねえクソガキだな。 てめえに、可愛い

サンジがいいようにされてると思うと、本当、むかつくぜ。 ほらよっ! てめえにくれ

てやる!」

ゼフは、そう言うなり、ゾロにアルバムを投げた。

「・・・・・そこに、今までのあいつが、貼ってある。 ・・・・これからのあいつは・・・・・・

てめえが、貼ってやれ。」

ゼフはそう言うと、くるりと後ろを向いて、窓の外から、ゴーイングメリー号を見る。

そこには、バラティエのコック達と別れを惜しむサンジの姿があった。

厳しいゼフの顔が柔和に変わる。

「・・・・ありがたく貰っておく。」

ゾロは、そう言って部屋を出ていこうとした。

「・・・だが、勘違いするなよ、クソガキ・・・ 俺は、てめえらを認めたわけじゃねえ。 

本当に、大剣豪になって、ちゃんとわしに挨拶しに来るまでは、な。」

ゼフは、瞳を窓の外のサンジに向けたまま、ゾロの背中にそう言った。

「ああ、今度は、ぐうのねも出ねえように、きっちり、大剣豪になって挨拶しに来てや

るさ。 それまで、せいぜい長生きしろよな。」

「そこまで待たせるなよな。 わしは、気が短いからな。 いつまでもちんたらしてた

ら、また、サンジを迎えにやってくるからな。 覚悟しとけ。」

「チッ。 口の減らないジジイだぜ。」

「てめえに、ジジイ呼ばわりされるいわれはねえ!」

「へいへい。 まっ、そんなに時間はかけねえよ。 じゃあ、な。」

「・・・・・あいつを・・・・・チビナスを泣かすなよ。」

「わかってる・・・・」

ゾロはゼフとそう会話して、部屋を出て、ゴーイングメリー号へと戻っていった。










「ゾロ! クソジジイから、何貰ったんだ??」

サンジがゾロの姿を見て、そう言って駆け寄ってきた。

「ああ、後で、な。 それより、挨拶は、もう済んだのか??」

ゾロはそう言って、ちらりとパティ達の方を見る。

パティ達は、ありありと敵愾心をゾロに向け、睨み付けていた。

「・・・・・・あいつらも・・か・・・・」

ゾロは、その視線に気が付いてボソリと呟く。

「うん、もう済んだ。 ??ゾロ?どうしたの?」

サンジは、げんなりとした表情のゾロをキョトンとした顔で見つめている。

「ククク・・・・なんでもねえよ。 てめえが、可愛がられてんなあって、そう思ってよ。」

ゾロはそう言って苦笑すると、サンジを抱き締めて、ゆっくりと口付けた。

パティ達、コックの間から、罵声と怒声が入り交じったどよめきが聞こえる。

「さあ、戻ろうか、サンジ。」

ゾロは、唇を離してサンジにそう言うと、もう一度窓を見て、ニヤリと笑った。

そこには、ゼフが、額に青筋を立てながら、舌打ちをしている姿があった。











「じゃあな!! 俺、絶対に、オールブルー見つけて、報告に帰るからーっ!! 

それまでジジイ、皆、待っててなーっ!!!」

遠ざかっていく船にサンジは、必死で涙を堪えて、大きく手を振った。

「さあてっと、俺達も出発だーっ!!」

ルフィの掛け声と共に、ゴーイングメリー号も、また次の島目指して動き出す。

「・・・・そろそろ、飯の支度するか・・・・うわっ!!」

サンジがそう言って、キッチンに向かおうとしたその瞬間、瞳の前の風景が半周した。

「ゾ、ゾロ??!」

「一日ぐらい、飯食わなくても生きていける。」

「で、でも・・・・・・」

「俺は、二日も我慢して、飢え死にしそうなんだよ。 いいか、てめえら!! 飯が食

いたきゃ、自分達で作れ!! 死にたくなかったら、今から暫くは、格納庫に近づくん

じゃねえぞ!! わかったな!!」

ゾロは、サンジを抱き抱えると、他のクルー達にそう言って、さっさと格納庫に入っていく。

皆、無言で何事もなかったかのように、行動を再開した。

「え?? サンジ? ゾロ!!」

チョッパーだけが、オロオロしてゾロに、そう声を掛ける。

「チョッパー!! ・・・・・無駄よ。 今のあいつに何言っても・・・・この二日間、何もし

なかった方が、奇跡に等しいんだから。 それに加え、あのバラティエが、絡んできて

るからね・・・・・今日は、もう、寝た方が良いわ。 あ、耳栓、忘れないように。 

・・・そろそろ、カウントダウンだから。 ・・・・・じゃあ、ね。」

ナミは、チョッパーにそう言うと、ロビンと共に、そそくさと部屋に戻っていった。

ウソップやルフィも、自分達で食事を作るためにキッチンに入っていく。

チョッパーは、仕方なく、ウソップ達を追い掛けて、キッチンに入っていった。







一方、こちらは・・・・・・・格納庫・・・・・

「んっ・・・あ・・・ゾロ・・・ちょ、ちょっと、待っ・・・・」

「もう待てねえよ・・・・・」

格納庫のドアを閉めるなり、ゾロは、サンジを抱き締めたまま、簡易ベッドに、倒れ込む。

そして、ゆっくりとなぞるようにサンジの唇を舌で撫で、そのまま深く口付けた。

「んっ・・・ヤッ・・・・息が・・・・できな・・・・んんっ・・・・」

あまりにも長く、激しい口付けに、サンジは、堪らず、身を捩る。

息苦しさから、サンジの瞳には、涙が溢れ、その頬は紅潮して、桜色に染まっていた。

「っはぁ・・・・・・・・もう、息が出来ないだろ!」

サンジは、やっとの思いで息をすると、そう言ってゾロを睨み付ける。

ゾロは、そんなサンジの顔を見て苦笑いすると、サンジの上下の唇を何度も優しく甘噛みし

た。

甘噛みされた唇から、甘い痺れが全身に広がって、サンジの瞳が、涙で揺れる。

その間、ゾロの手が、サンジのシャツのボタンをはずし、露わになった白い肌に、ゆっくりと滑

り落ちる。

「んっ・・・ああっ・・・あ・・ん・・・・ゾ・・・ロぉ・・・・」

ゾロの指が、サンジの胸の尖りを捕らえる度に、サンジは、ゾロの名を呼び、嬌声を上げた。

ゾロは、その嬌声に後押しされるように、唇を首筋から胸へ肌の感触を楽しむように動かし、

手を更に下方へとずらし、サンジのズボンを下着ごと、下ろした。

サンジの雄は、すでに勃ち上がりかけ、その先端からは、透明な液で濡れている。

ゾロは、そっとサンジの雄に手を添えた。

「・・・・なんだ、もうこんなになって・・・・たまってたのか?」

「・・・・/////んなこと、言うな!! だって、仕方ないだろ・・・・・ずっと、してなかっ

たんだもん・・・・/////」

サンジの拗ねるような視線にゾロは、フッと瞳を細め、そのまま胸の尖りを口に含み、ゆっく

りとサンジの雄を上下に扱く。

「はぁ・・・ん・・・ああ・・・・あ・・・ん・・・・ゾロ・・・ヤッ・・・」

胸の尖りを舌で転がす度に、サンジの身体はフルフルと震え、手の動きに合わせて、腰が

浮いた。

「ヤッ・・・・ああっ・・・・もう・・・あ・・ん・・・ゾロ・・・・ゾ・・・・ロぉ・・・・」

限界が近づいてきたのか、サンジは、ゾロの名を何度も口にして、ゾロの首にしがみつく。

「あああっ・・・・もう・・・ダ・・・メ・・・ゾロ・・・・あん・・・・ゾ・・・ッロ・・・ヤッ・・・・ック

ッ・・・」

サンジは、ギュッとゾロにしがみつくとゾロの手の中で白濁の精を吐き出した。

「はぁはぁ・・・・ん・・・ぞろ・・・好き・・・・・ゾロも、気持ちよくなって、な?」

サンジは、そう言ってにっこりと笑うと、コクンと首を傾げた。

「もちろん、そうさせて貰う・・・・」

ゾロはそう言いながら、サンジの内襞を指でゆっくりと解していく。

そのうちに、内襞を蠢く指の本数が増え、グチュグチュと内襞が潤い始めた。

「・・・・・挿れるぜ。」

ゾロは、ゆっくりと腰を進めて、サンジに中に自分の雄を埋め込む。

「んっ・・・は・・・あ・・・ふ・・・んん・・・」

何度やっても、この瞬間だけは、どうしてもサンジは、慣れなかった。

それでも、なんとか呼吸を整え、ゾロの雄を根元まで受け入れた。

「・・・・・動いて良いか?」

ゾロの言葉に、サンジは、コクンと頷いて、にっこりと微笑む。

「・・・・・んな可愛い顔するな・・・・・止まらなくなっちまう・・・・」

ゾロは、カプッとサンジの下唇を甘噛みして、ゆっくりと挿入を繰り返した。

「あん・・・ああっ・・・・あ・・・・はぁ・・・ん・・・・あ・・・」

サンジの嬌声と止めどなく溢れる艶に、ゾロは、性急に煽られて、激しく腰を打ち付ける。

その度に、サンジは、最奥を突き上げられて、その快楽に自ら腰を揺すり続けた。

「あああっ・・・・あーっ・・・ヤッ・・・ん・・・ゾロ・・・・ゾロ・・・・ッロ・・・・も・・・・イ・・・ク

ッ・・」

「ッ・・・クッ・・・」

ゾロとサンジは、ほぼ同時に白濁の精を吐き出した。

「・・・・サンジ・・・・」

ゾロは、息の上がったサンジの髪を掻き分けて、そっと額にキスを落とす。

「・・・ん・・・・」

サンジは、ボーっとしたままの状態で、またにっこりとゾロに微笑み掛ける。

「・・・・・絶対に、近いうちに挨拶に行ってやる・・・・・」

ゾロは、サンジの身体を抱き締める腕に力を込めながら、そっと呟く。

「ん? ・・・・・ゾロ?」

「・・・なんでもねえ。 もう・・・良いか?」

「うん。 ・・・・/////一杯、しよvv」

「・・・・当然。」

そうして・・・・・久しぶりの逢瀬は、丸一日、ナミに叩き出されるまで、続いた。














「フッ。 アルバム・・・・・二冊作っておいて、正解だったな・・・・・ さて、いつごろ、

今度は、会えるかな・・・・・楽しみだ。 今以上に、あのクソガキも頑張るだろうし

な・・・・フフフ・・・」

ゼフは、自分の部屋で、もう一つのアルバムを見ながら、近く実現するであろう再会にそっと

ほくそ笑んでいた。









<END>





    
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<コメント>

無理矢理、2ページに収めたけど、正味いつもの3ページ分だな。
はぁ・・・これでも、短くしたつもりだったんだけど・・・・(-_-;)
才能は、先天的なモノだからね・・・・・今更・・・っす。(笑)
久々に、可愛いサンジを書いたので、違和感が・・・・・(^_^;)
ルナのサイトのサンジって・・・・・・・一体、どっちが、主流なんだろ??
素直?? やさぐれ?? ひねくれ?? ・・・う〜ん・・・
脱兎!!