ある日、突然・・・Suddenly その4. |
「ラピス・・・・・もう寝たのか?」 「うん。 今日は一杯、ルフィ達に遊んで貰ったから、ぐっすりだ。」 「そうか・・・・」 「ん・・・・」 誰も邪魔者が居なくなった寝室で、ゾロはサンジの身体を抱き寄せる。 「・・・・・久しぶりだ・・・・こうやって抱かれるの・・・・」 ギュッとサンジがゾロの胸に顔を埋める。 「ん・・・・・俺も、ずっとこうしたかった。 淋しい想いさせたな・・・・」 「ううん・・・・身体は小さくても、ゾロに変わりはねえから・・・・けど、ちょびっとだけ、 サンジは照れ臭そうに微笑むと、チュッとゾロの唇を啄んだ。 「お帰り、ゾロ。」 「ただいま、サンジ。」 そっと互いの唇の感触を確かめるようにゆっくりと口付けを交わす。 「ん・・・・ふ・・・ん・・・・っ・・・あ・・・」 混ざり合う唾液がサンジの口角を雫し、ゾロがそれを舐めあげる。 「んあっ・・・・・ヤッ・・・・ゾロ・・・・・ん・・・・・」 胸の尖りにチュッと吸い付かれ、サンジは堪らず身体を仰け反らせる。 「ヤァッ・・・・ッ・・・・ゾロ・・・・お願・・・ん・・・・早く・・・・」 サンジは堪らず、ゾロの足に自分の足を絡ませる。 「クク・・・・なんだよ。 今日は積極的なんだな?」 ゾロは苦笑しながらそう囁いて、サンジの下半身からズボンをするりと取り除いた。 「だって・・・・・んあ・・・・久しぶり・・・・なんだ・・・・・も・・・・」 「ん・・・・・」 チュッとまたサンジに口付けて、ゾロはサンジの雄に手を添え、先端から雫している蜜を指で 「ィヤァ・・・・・あ・・・ん・・・ゾロ・・・・いいから・・・・・早く・・・・うしろ・・・・・」 勃ちあがり余裕無い雄の先端を、ゾロの指で刺激され、その先端からは精の先走りが滲み 「んな煽るなよ。 せっかく久しぶりだから、時間掛けて味わおうとしてるのに・・・・」 ゾロは、そんなサンジに余裕を無くしそうになってる自分に苦笑しながら、濡れた指でサンジ 「はぁ・・・ん・・・・あ・・・・ゾロ・・・ん・・・・」 指の感触に内襞がヒクつきながらゾロの指を飲み込んでいく。 「ヒャッ・・・ぁん・・・ゾロ・・・・ダメェ・・・・・ソコォ・・・・・」 ブルリとサンジが大きく身体を震わせて、ゾロに縋るような瞳を向ける。 「クク・・・・・ダメなのか・・?」
「ん・・・・・俺・・・もう・・・・アッ・・・・・ああっ・・・・・ダメ・・・・・ゾロ・・・・ヤァ・・・ンー 執拗にイイところを探られて、サンジは堪らず頭を振って、腰を突き上げる。 「アッ・・・はぁ・・・ん・・・・ッロ・・・・・ゾロ・・・・あん・・・・・」 サンジは久しぶりに感じるゾロの質量に絶え間なく嬌声を上げ続け、腰を揺する。 「あっ・・・・んっ・・・・・ゾロ・・・・・あん・・・・ダメ・・・・ヤァ・・・・ヤッ・・・・も・・・ぅあっ」 「ん・・・・・サンジ・・・・・気持ち良いか? 俺も・・・・・気持ち良い・・・・」 何度も意識を失いかけているサンジの身体を抱き締め、ゾロは激しく腰を打ち付ける。 「ん・・・・・・ぁんっ・・・・・気持ち・・・・イイ・・・・・ゾロも・・・・んあっ・・・・イッちゃう 白い喉を仰け反らせ、サンジが自らの腹の上に白濁の精を迸らせた。 「ッ・・・・・クッ・・・・サンジ・・!!」 射精の影響を受け、急激に収縮した内襞に翻弄され、ゾロも堪らず白濁の精を最奥へと叩き 「ん・・・・ぁあ・・・・ん・・・はぁ・・・・ゾロ・・・ん・・・・」 体内で弾けた熱を感じ、サンジが小刻みに身体を震わせる。 「・・・・・サンジ・・・もう一回・・・・」 「ん・・・・・ゾロ・・・・・もっとな・・・・」 互いに触れるだけの口付けをして、ゾロが腰を引いた時、無常にも電話のベルが鳴り響く。 「あー!! 誰だ、こんな時間に・・・・」 「クスクス・・・・仕方ないよ。」 「ハイ、もしもし、ロロノアです。 あー? なんだ、おふくろかよ。 ん?なんだ? ゾロは、そう言うと受話器を置いた。 「なんだって?志緒さん??」 「んー・・・よくわかんないけど、これから来るってさ。 ビデオの事話したら、なんか凄 「・・・・・・・そう。 じゃあ、着替えとかなきゃね・・・」 「ん・・・ごめんな。 また後で・・・」 「ん・・・・クスクス・・・・・俺、先にシャワー浴びてくるよ。」 チュッと軽くまた口付けを交わして、二人は、志緒を出迎える支度を始めた。
・・・・・・数十分後。 「ねぇ! そのビデオ、何処?! 入っていた箱は??」 玄関を開けた途端、志緒はサンジたちにそう尋ねる。 「あ、ハイ。 ・・・・・・・これですけど・・・・」 「なんだよ、一体。 んな驚く程のもんじゃないだろ・・・・・自分で贈っといて・・・・」 ゾロとサンジは、とりあえず志緒に、その箱とテープを手渡した。 「嘘・・・・・・・嘘だわ・・・・・・・こんな事・・・・・・・」 その箱をじっと見つめ、志緒はその場にしゃがみこむ。 「ウフフ・・・・・これ・・・・あの人の字よ。 それに・・・・・まさかと思ってたけど・・・・・・ 「エッ?! 『ヨシヤ』?? 『ミヤ』って読むんじゃないんですか?」 「フフ・・・・・・あの人、よく言ってたわ。 名前漢字で書くと女だと思われるって・・・・ 「んな事言ったって・・・・・俺、箱の差出人欄なんか見てなかったし・・・・・サンジが 「本当・・・・・馬鹿ね、あんたって・・・・それはそうと、ゾロ。 あんたいつの間に元に 「あ? 先に気付けよ、そのくらい・・・・・・今日だよ。 そう言えば・・・・そのビデオの 「うそっ!! あの人のメッセージ?! ちょっと見るわ!!」 一連の会話の後に、志緒はそう言うとテープを再生してみる。 「・・・・・酷いわ、ヨシヤ。 ・・・・あたしだけ・・・・・仲間外れにして・・・意地悪・・・・」 ポロポロと涙を流しながら、志緒は落胆し、ビデオテープを取り出そうと手を伸ばす。 『・・・・・・・・志緒・・・・泣くな。 ずっと傍に居るよ・・・・君の傍に・・・・・だから・・・・・ ふわっとゾロが背中から志緒を抱きしめる。 「ゾ・・・? いいえ・・・・・ヨシヤね。 私にはわかるわ。」 『ああ、今、ゾロの身体借りてる。 あんまり君が泣くから・・・・』 そう言ってゾロが優しく笑う。 「当たり前じゃない!! あたしにだけ姿見せないなんて・・・・・あんましよ!! 言葉を詰まらせて、志緒がゾロを見つめる。 『・・・・・ごめん、志緒。 君は生きているから・・・・・あまり関わらない方が良いっ 「馬鹿!馬鹿!! 本当に貴方って・・・・・・・・馬鹿・・・・」 『ごめんな。 もう・・・・・・・逝かなくちゃ・・・・。 たとえ見えなくても、俺はずっと志緒 髪を優しく梳き上げ、ゾロが志緒にそう告げた。 「ヨシヤ!待って!!」 『それと・・・・・ごめんな、サンジ君。 ゾロの身体に悪戯したの・・・・俺なんだ。 「ハイ、わかりました。 貴方とお話出来て・・・・光栄です。」 サンジもそう言って挨拶をする。 「・・・・・ヨシヤ・・・・」 『愛してるよ・・・・志緒・・・・・ずっと・・・・・君の傍で・・・・・・・待ってる・・・・・』 その言葉と共に、スッと柔らかな空気が、ゾロと志緒の周りから離れた。 「うげっ!! おふくろ?! なんで泣いて?! ど、どうしたんだよ??」 瞳の前で大粒の涙を湛え、自分を見つめている志緒に、ゾロは大慌て。 「うるさいわね、ゾロ。 志緒さんと呼びなさいって、いつも言ってるでしょ? 志緒は涙を拭うと、そう言ってゾロにぎゅうっとしがみ付いた。 「んなっ?? なんだ? おふく・・・じゃない。 志緒さん??」 「うるさい! 今は喋らないで! 幸せの余韻に浸ってんだから・・・・。」 「・・・・・・・志緒さん・・・・?」 自分にしがみ付いている志緒にどうして良いかわからず、ゾロはボリボリと頭を掻くだけ。 「さてと・・・・・充電完了!! サンジ君、お邪魔したわね。 ゾロ、あんたもなかなか 志緒は、にっこりと笑ってそう言うと、家に帰って行った。 「・・・・・・・なんなんだ、あの人は・・・・。 いつも台風みてえだよな・・・」 事情が飲み込めていないゾロは、そう言って溜息を吐く。 「ん・・・・・あのさ・・・・・・さっき、ヨシヤさんに逢ったぜ?」 「あ? 俺のオヤジは、5歳の時に死んで・・・・」 「クスクス・・・・・わかってる。 けど・・・・・逢ったんだ。 ゾロに・・・・ごめんって 「・・・・・・そうか。」 サンジの話していることは不思議な事ばかりなのに、何故だかゾロは素直にその話を聞け 「おう。 俺・・・・・・志緒さん達みてえな夫婦になりてえな・・・。」 そう言って、サンジがゾロを正面から抱き締める。 「・・・・・・未亡人に、か?」 「馬鹿! 違えーよ!! 俺、てめえが先に逝きやがったら、それこそボコボコのメタ サンジはそう言って、トンと踵を鳴らした。 「ククク・・・・・・それは、怖いな。」 死んだ後にどうされようが知った事ではないが、それを言うとサンジの逆鱗に触れそうで、 「ああ、俺は、キレると怖いぜ〜? 母親だしな。 ・・・・・・・・・・・・・・・いつまでも チュッとサンジがゾロに口付ける。 「ああ、俺もラブラブでいたいな、ずっと・・・・。 とりあえず、もう一人、作っとくか?」 「クスクス・・・・ん・・・・そうするか?」 「うっしっ!!」 サッとゾロがサンジを抱き上げて、二人はそのまま寝室へと消えて行った。
「・・・・・・・・本当、あいつらって・・・・・好き者だな・・・。 俺はもっとストイックだった 眠っているラピスの髪を撫でながら、ヨシヤは、そう言って苦笑した。 ロロノア家は、本日も人もうらやむ程のラブラブなのでありました。 |
<コメント> 今回の新春ロロノア家・・・・如何だったでしょうか? 本当にこれ、ロロ誕用に書きたかったのもなんですけど・・・ ルナの計画性の無さで、この時期になってしまいました。(懺悔) 強いて言うなら、『ラピ誕』かな?(笑) 楽しんでいただけたら、幸甚ですv それでは、またの機会にvv 再見!! 閉じてお戻りください。 |