「・・・・ん・・・ふ・・・・んん・・・・・」

ゾロから甘噛みされたところから、ジ〜ンとした甘い痺れが全身に広がって、サンジは、

うっとりとした表情を浮かべた。

ゾロは、その表情を盗み見て、ますます煽られるように、口付けを深くする。

絡み合う舌と舌。

サンジは、ゾロの舌の動きに合わせて、翻弄されるようにぎこちなく舌を動かした。

「・・・・ん・・・ふ・・ん・・・・んん・・・・ん・・・・」

サンジの甘い吐息と、ピチャピチャと唾液の混ざり合う音が、ゾロの耳を擽り、ゾロは、

深く口付けたまま、サンジの腰を抱き、その胸の尖りへと、指を這わした。

ビクンと、サンジの身体が震え、ゾロは、慌てて唇を離す。

「・・・・・・痛い・・・・か・・・・」

ゾロは、そう言って、サンジの肩の包帯の上に、優しく唇を当てた。

「ううん、今は、痛くない。　・・・・だって、俺・・・・そんな痛み感じるほど、余裕なんて

ねえもん。　ねっ、もっと、いっぱいシよ？　だって、俺・・・・・ずっと、ずっと想ってた

んだ。　なんか、実感湧かないよ・・・・・だから・・・・・いっぱい、確かめたいんだ。　

ゾロが、俺の痛み止めになってよ・・・・・」

サンジは、そう言って、怪我をしていない右手を、ゾロの首に回す。

「・・・・・もう、途中で、止めろったって、止めねえぞ、俺は・・・・・」

ゾロは、少々呆れたような顔をして、サンジの唇を塞いだ。

そして、ゆっくりと首筋に舌を這わせて、赤い印を付け、胸の尖りを口に含む。

「ひゃあ・・・ん・・・・・そ・・・そんなこと・・・・俺が、言うわけ無いだろ・・・・・はあ・・・・

ん・・・・・ゾロより、俺の方が・・・・待ってた時間・・・・んん・・・・長いんだから・・・・・

はあ・・・・」

サンジは、そう言いながら、ビクビクとゾロの愛撫にあわせて、身体を震わせた。

「・・・・・なら、遠慮しねえぞ。」

ゾロはそう言って、サンジの腰を浮かし、片手で、サンジのベルトに手を掛けてはずし、下着

もろとも、ズボンを下ろす。

そして、サンジの雄を手で握り込んだ。

「アアーッ・・・・あは・・・ん・・・・ヤッ・・・・ゾロに触られただけなのに・・・・・

うっ・・・・・クッ・・・・・ダメ・・・・・おかしく・・・・な・・・る・・・・・・ヤーッ・・・・・そんなに

動かすと・・・・ああ・・・・あああ・・・・・」

サンジは、その手の感触に、ビクンと身体を震わせて、押し寄せる快感の波に飲まれなが

ら、首を左右に振った。

サンジの雄は、ゾロに触れられただけで、その先端からじわじわと液を滲み出し、ゾロに上

下に扱かれて、ビクンビクンと脈打ち始める。

「・・・・イケよ。」

ゾロはそう囁いて、扱いている手の動きを早めた。

サンジの金色の髪は、シーツの上で揺れ、生理的な涙で溢れ返った蒼い瞳は、ゾロの姿を

映す。

嬌声が、絶えることのない唇の端からは、飲み込めない唾液が、滴となって流れ始めた。

「あん・・・・ヤーッ・・・・ゾロ・・・・・ゾロォ・・・・・・はあ・・・・ん・・・・アアーッ・・・

イッ・・・・クッ・・」

サンジは、腰をゾロにすり寄せて、身体を仰け反らせると、ゾロの手の中に、白濁の精を吐き

出した。

サンジから発せられる壮絶な艶に、ゾロは、すぐにでも突き入れたい衝動に駆られた。




・・・・・なんて、エロさだ・・・・・

・・・・・そこらへんの女より・・・・・ずっと・・・・・

・・・・・もう・・・・どうなったって・・・・知らねえから・・・・な・・・・・




ゾロは、次のステップへ向かうべく、サンジの精液が付いた指を、サンジの秘蕾へと挿し入

れる。

ゾロの指は、精液のおかげで、抵抗も少なく飲み込まれていく。

「んんっ・・・・はあ・・・・ふ・・・ん・・・・」

サンジは、自分の体内で蠢く違和感をじっと我慢した。

ゾロは、続けて、２本目も挿入すると、ゆっくりと、内襞をほぐすように、動かし始めた。

クチュッと、サンジの内襞から、淫靡な音が漏れてきて、指の数も、２本から３本へと増え、

ゾロは、内襞の最奥にある性感帯を探しながら、奥の方をほぐす。

暫くして、内襞の感触とは違うざらついた箇所に、指が触れた。

「アアアーーッ・・・・・・そこ・・・・・はあ・・・・ん・・・・ヤーッ・・・・・ふぁ・・・・ん・・・・

ゾロ・・・・ダメ・・・・・・そこ・・・・・おかしく・・・・・な・・・・ああん・・・・あああっ・・・」

ビクンとサンジの身体が、大きく跳ねて、サンジは、ひときわを大きく嬌声を上げる。

ゾロが底を指で掠める度に、サンジは、ビクビクと身体を震わせて、もどかしそうに、腰をすり

寄せた。

「・・・・・挿れるぞ。」

ゾロはそう一言、言ってから、指を抜くと、己の雄をサンジの中に突き入れた。

「あああっ・・・・ああっ・・・・・んんっ・・・ん・・・・・あああ・・・」

指とは比べモノにならない質量の前に、サンジは、気を失いそうになる。

「・・・クッ・・・キツ・・・・・サンジ・・・・サンジ、あんま、締め付けんな・・・・そうキツい

と、動けねえ・・・・・」

ゾロは、サンジの強い締めつけに、こみ上げる射精感を必死で、堪えながら、サンジの雄に

快感を送り込むべく、手を添え上下に、ゆっくりと扱き始めた。

「はあ・・・・ん・・・・ああっ・・・・ゾロ・・・・ゾロ・・・・はあ・・・んん・・・」

サンジの唇に甘い嬌声が戻り始め、扱かれる手の動きに合わせて、サンジの腰が浮く。

サンジの内襞は、腰の動きと共に、やわやわとゾロの雄を奥の方へと、誘っていった。

「・・・・クッ・・・・サンジ・・・・・もう・・・・・俺が、もたねえ・・・・・」

ゾロは、そう言うが早いか、両手をサンジの腰に据えると、両足を抱え、サンジの中に、激し

く挿入を繰り返す。

そして、先程の最奥に位置する敏感な部分に、突き当てるように、腰を動かした。

「あああっ・・・・・アアーッ・・・・ふぁ・・・・ゾロ・・・・・ヤッ・・・・・ダメ・・・・・ふぁ・・・

ああ・・・・アーッ・・・・ヤダッ・・・・クル・・・・・あん・・・・・ゾロ・・・・ゾロ・・・・・

ヤァーッ・・・クッ・・・」

ゾロの激しい動きに翻弄されて、サンジは、己の腹に白濁の精を吐き出した。

ビクビクと射精するサンジの雄の動きに連鎖して、内襞が、キュッと収縮を繰り返し、ゾロ

は堪らず、熱を放出するべく、スパートをかけた。

「・・・・クッ・・・」

ゾロは、小さく呻くとサンジの中に白濁の精を吐き出した。

「・・・・サンジ・・・・・てめえ・・・・・良過ぎだ・・・・・」

ゾロはそう言って、サンジの顔に、触れるだけのキスを繰り返す。

「ん？　・・・・ゾロ・・・・ゾロも、気持ち良かったか？　・・・・・俺も・・・・だ・・・・・

ん？？・・・・・・なんか、俺・・・・・・・目が・・・・グルグル・・・・・あれれ・・・・・・

ゾロ・・・・はにゃ・・・・」

サンジはそこまで話して、顔を真っ赤にして、意識を失った。

「お、おいっ！　サンジ！　しっかりしろっ！　サンジッ！！」

ゾロは大声でそう叫んで、慌ててサンジを揺する。

「あはは・・・・らいじょうぶら・・・・・ちょっと、目が回って・・・・・身体が、ふわふわして

気持ち良いのら・・・・・このまま、眠り・・・・た・・・・・ｚｚｚ・・・・」

サンジはそう言って、そのまま眠ってしまった。

「なんだ？　サンジに何かあったのか？？」

「ゾロッ！　どうしたの？　サンジ君に何か、あった？！」

ゾロの叫び声を聞いて、ナミとウソップが、部屋に入ってきた。

「ゲッ・・・・」

「あっ・・・・」

「・・・・い゛っ・・・・・」

何とも気まずい空気が、三人の間を流れる。

それもそのはず、ゾロは、ソファーベッドの上で、まだサンジに挿れっぱなしの状態で、いた

のだから・・・・・

三人の内、一番始めに声を上げたのは、ウソップだった。

「・・・・・あっ、俺、アレしなきゃいけなかったんだ・・・・そう、アレだな・・・・・

・・・マジかよ・・・」

ウソップは、最後の言葉を、ため息混じりにそう呟くと、そのまま、部屋を出ていった。

ナミは、こめかみをヒクつかせ、ツカツカと、ゾロの側までやってくる。

「・・・・あ、あのな・・・・こ、これは・・・・そ、その・・・・サンジがな・・・」

ゾロは、ナミの様子にただならぬモノを感じ、サンジから離れると、慌てて言い訳をしようとし

た。

「・・・問答無用ッ！！　このっ！　けだものっ！！　・・・あんたって・・・・最低っ！！」

「ゲフッ！！」

ナミは、忍ばせていた三棍棒で、ゾロの頭を一撃すると、フンと鼻息を荒くして、部屋を出て

いった。




・・・・・なんで、こうなるんだ・・・・・・

・・・・・俺が、悪いのか？？

・・・・・こいつ・・・・・やっぱり・・・・・・迷惑・・・・・・かも・・・・・・・・




ゾロは、薄れいく意識の中で、一人にこやかな表情のまま眠っているサンジを見つめなが

ら、そう思った。










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