School★Panic


その5




「あああっ・・・・そこ・・・いやあ・・・触れちゃ・・・ダメ・・・・あああっ・・・」

サンジがビクンと身体をそらした。

俺は、その一点を集中して、激しく挿入を繰り返す。

「あああっ・・・・もう・・・ゾロ・・・・・俺・・・・・イッちゃう・・・・・ダメ・・・・いやあ・・・

イ・・・クッ。」

「うっ・・・クッ。」

サンジの射精にともなう内襞の動きに、俺は、堪らず、二度目の精を吐き出した。

「・・・サンジ・・・」

俺はそれだけ言うと、ぐったりしているサンジのおでこにそっと触れるだけのキスをした。

そして、ゆっくりと、サンジの中から、自分のモノを引き抜いた。

ずるりと引き抜かれたあとに、サンジの中から俺の精が流れ出す。

ゾクリ・・・俺の背中に、甘い痺れが走る。

その光景に、俺は、また下半身に熱が集まるのを感じた。

(・・・やばい・・・また、したくなっちまった・・・でも、これ以上は・・・)

「・・・風呂・・・入るか?」

俺は、慌ててサンジをシーツにくるむと、サンジの髪を鋤きながら、耳元で囁く。

「ん・・・・・だけど・・・俺・・・・動けそうにねえ・・・・ ・・・ゾロ・・・連れてってくれる

か?」

サンジは、コクンと首を傾げて、俺に甘えた。

(ぐはあ・・・こいつ・・・悪魔だ・・・わかっててやってんのか? ・・・ダメだ・・・・

俺・・・・ ・・・もう、もたねえ・・・)

俺は、ガッとサンジを抱きしめると、自分でも信じられないような速さで、風呂場に直行した。

「えっ?! ゾロ・・・何?・・・どうしたの?」

サンジが俺の行動に驚いて声を上げる。

「・・・てめえが、俺を煽るのが悪い。」

俺はそう言うと、風呂場でサンジを抱きしめたまま、噛みつくようにキスをした。

そして、サンジの胸の可愛く赤く尖ったものを口に含み、やさしく愛撫する。

「んんっ・・・いやっ・・・もう・・・俺・・・これ以上・・・できな・・・い・・・んああっ・・・

・・・ゾロ・・・もう・・・」

サンジは、泣きながら、俺にそう訴える。

「・・・ダメだ・・・もう・・・とまらねえ・・・」

俺は、そう言うと、サンジの秘蕾が、濡れているのを確認して、一気に、自分の雄を突き入れ

た。

「あああっ・・・やだ・・・ゾロ・・・ンッ・・・ああ・・・ダメ・・・動かさな・・・・いで・・・

俺・・・本当に・・・・壊れ・・・ちゃ・・・・・あああん・・」

「・・・サンジ・・・好きだ・・・」

俺は、サンジが、気を失うまで、何度も、サンジの身体をむさぼった。

そして、グッタリと気を失ったサンジと一緒に湯船に浸かり、サンジの中から溢れ出る自分

の精を掻き出し、きれいに洗ってやった。

サンジの身体には、いたるところに、俺の付けた赤い印がついていた。

俺は、自分の独占欲の強さに、苦笑するしかなかった。

それから、俺は、風呂を出て、サンジを起こさないように体を拭いて、服を着せた。




「・・・サンジ・・・もう・・・離さない・・・・絶対に・・・何が起ころうと・・・」

俺はそう呟いて、静かに、ベッドに、サンジの身体を横たえた。





















「ん・・・・・・あれ? 俺、どうしたのかな・・・」

サンジは、そう呟いてそっと目を開けた。

朝日が、まぶしくて目にしみる。

見慣れない光景が目の前に広がっていて・・・自分のすぐ横で、安らかな寝息が聞こえてき

た。

「????」

サンジは、ゆっくり起きあがって、隣に目を向けた。

「!!!!ゾロ!!」

サンジは、思わず、叫んでしまった。

そこには、ぐっすりと眠るゾロの姿・・・

(お、俺・・・昨日・・・)

サンジの頭の中で、昨日のことが、走馬燈のように、グルグルと浮かぶ。

(・・・俺・・・昨日・・・ゾロと・・・気を失って・・・そのまま・・・ひゃああっ//////)

サンジは、真っ赤になって俯いた。

恥ずかしくて、どこかに逃げていきたかった。

でも、身体の方が、昨日の後遺症からか、全く、言うことを聞かない。

「おはよう・・・よく眠れたか?」

いつの間に起きたのか、ゾロはそう言って、サンジに笑いかけた。

「・・・ん・・・まあ・・・その・・・・俺、ずっと、寝てた?」

サンジは、俯いたまま、ゾロにそう言った。

「ああ、ごめん・・・俺が、悪かった・・・俺が、無理を強いた・・・」

そう言うと、ゾロはサンジの腕を掴んで、自分の胸に引き寄せた。

「・・・もう少し休んでから、学校行こうな・・・」

「・・・うん・・・」

サンジは、そう返事して、そっと、ゾロの背中に手を廻した。
















+++++++++++++++



「おはよう!! ナミさ〜んvv」

「お〜す。」

サンジとゾロは、二人仲良く、学園に来ると、昨日のことで、心配しているであろうナミのとこ

ろに、真っ先に向かった。

「なにが、おはようなのよ・・・全く、今何時だと思ってんの? もう、12時過ぎてるじ

ゃない・・・ あ〜あ、ニコニコとした顔しちゃって・・・何か、良いことでも、あったの?」

ナミは、ゾロとサンジの態度がいつもと違うことに気がついて、探りを入れる。

「っ・・・////べ、別に、何でもないよ・・・なあ、ゾロ・・・」

「ああ。」

(・・・何か、あったでしょう・・・絶対に・・・)

ナミは、サンジの顔を見て、ピンときてしまった。

「・・・サンジ君・・・歩き方、ちょっと、ぎこちなかったわよ・・・」

ナミは、サンジに、そう呟いた。

「「!!!・・・//////」」

((うっ、するどい・・・))

ゾロとサンジは、真っ赤になって俯いてしまった。

「なんだ、なんだ? 何かあったのか?」

購買部で、ランチを買いに行っていたルフィが、二人に声をかける。

「ううん。 ルフィ、別になんでもないわ。 二人が、ちゃんと仲直りしたのか、確かめ

ていただけだから・・・」

そう言って、ナミは、にっこりと笑った。

「マイハニーちゅうわ〜んvv こんなとこにいたのかい?」

エースが、サンジの姿を見つけて、駆け寄ってきた。

「・・・なんだ? まだ、いたのか? お前、邪魔だ。 昨日のことで、俺達が、恋

人同士って、充分わかっただろう? それとも、まだ、俺達のラブラブな想い出話、聞

きたいわけ?」

「!!エース!! また、そんな事言ってる! 俺、いい加減・・・」

「サンジ、もう良いんだ。 お前の言いたいこと、わかってるから。 エースって言った

よな。 お前が、いくら俺に、サンジの昔話を聞かせたところで、俺は、全然平気だ。

所詮、過去は過去。 俺には、今のサンジが側にいれば、それで充分だからな。 

昔のことにすがっているお前の方に、俺は、同情するぜ・・・」

そう言って、ゾロは、サンジの腰に腕を廻した。

「!!!何だ、その余裕は・・・お前達・・・まさか・・・ サンジから離れろ!! 今す

ぐにだ!!」

エースは、そう言うと、ゾロに殴りかかってきた。

「・・・どいてろ、サンジ。」

ゾロはそう言うと、スッとエースの拳をかわして、竹刀を取り出す。

「!!だめだ! ゾロ!! いけない!!」

サンジは、そう叫ぶと、ゾロの前に立ちふさがった。

「・・・そこをどけ・・・サンジ。」

ゾロは、静かな低い声で、サンジにそう言った。

「嫌だ!どかない!! ゾロは・・・ゾロの剣は、こういうとこで、使っちゃいけない! 

俺、もうあんなゾロ、見たくねえ!!」

(俺、いやなんだ。 あんな、あんな怖い顔したゾロを見るのは・・・ もう一度でたくさ

んだ。)

サンジは、一歩も引かず、その場から動こうとしない。

「・・・・サンジ・・・・」

ゾロはそう呟くと、竹刀をおろした。

(・・・参ったね、全く・・・この俺がいないうちに、こんな奴とできちまうなんて・・・ 

・・・やっぱり、1年前に、思い切って、一緒に連れて行くんだったな・・・ 

そしたら・・・こんなことには、ならなかったかな・・・)

二人のやりとりを見ていたエースは、はあ〜っとため息をついて、こう言った。

「お前、ゾロって言うのか? あの、エリア大会前年度チャンピオンのロロノア・ゾロ

か? えーい、やめ、やめ。 そんなの、かなうわけねえじゃん。 もうわかったよ。

・・・サンジは、諦めてやるよ。 それで、いいだろ? 未来のソードマスターさんよ。

・・・じゃあな。」

そう言って、帽子を深くかぶると、そのまま、その場を立ち去っていった。












「・・・おい! エース!! ちょっと、待てよ!!」

ルフィが、エースを追いかけて走ってきた。

「何だ?ルフィ・・・」

「はあ、はあ。 お前、何で、あんな芝居したんだ? お前だって、レッドエリアの魔法

剣士前年度チャンピオンじゃねえか。 なんであんな・・・」

「ルフィ・・・それ以上言うな・・・ ・・・俺は・・・ 俺は、サンジが、本当に幸せなら、

それで良いんだ・・・ 俺じゃあ、幸せにできねえ・・・それが、今日の二人のやりとり

見て、わかっちまった・・・ ・・・これ以上、俺が出しゃばって、どうする? 

・・・俺はそこまで、馬鹿じゃねえよ。」

エースはそう言って、寂しそうに笑った。

「じゃあな、ルフィ。 また、会おう!」

「おう!」

そう言って、エースは、学園を去っていった。

「・・・今度は、何処の星に行こうか・・・ ・・・でも、しばらくは、金髪碧眼のお姉さん

には、逢いたくねえな・・・」

エースの呟きが、風の中に消えていった。
















「良かったわね、サンジくんっv やっと元通りの生活に戻れて・・・いや、それ以上か

しら・・・ふふふ。 ある意味、エースに感謝しなきゃね・・・」

ナミは、サンジにそう言って、軽く、ウィンクする。

「/////・・あっ、ナミさん。 喉、渇きませんか? 俺、コーヒー買ってきます。」

そう言って、サンジは慌てて、コーヒーを買いに出ていった。

(あらら・・・ますます可愛さに磨きが掛かっちゃって・・・本当、可愛すぎるわよ、サン

ジ君・・・)

ナミは、サンジの後ろ姿を見て、フーッとため息をついた。

「ところで、ゾロ・・・ あんた、エースのこと、知ってたの? あの人が、レッドエリア

の最強の魔法剣士だって。」

「・・・ああ、名前聞いたときにな、炎の魔法を好んで使う剣士の名前と同じだと思っ

てた。 さっき、あいつの瞳を見て、すぐに、こいつがそうだとわかった。 もし、マジで

闘っていたら・・・正直、かなり、やばかったかも・・・・ でも。俺は、絶対、負けねえ

がな。」

そう言って、ゾロは、笑った。

「ナミさ〜んっv ゾロ〜っv、買ってきたぞ〜!!」

サンジが、ニコニコした笑顔で、二人の元に、走ってきた。





ラフテル学園に、また、平和な日々が戻ってきた。







−end−




   
<back>   <kiririku−top>   <map>


   

 
  


<コメント>

如何だったでしょうか? かのん様!!
ご満足いただけましたでしょうか?
もう、ルナ、これで、一杯一杯・・・です・・・(笑)
お題は、
【ゾロサンラブラブの学園モノvv もちろんサンジはアイドルよっv】
でした・・・
はあ・・・【ジャパネスク】からの、長い道のりでした。(笑)
えっ?! 左近少将ゾロと師の宮サンジの話が、まだ、だって?!
ははは。 それは、また、10月にでも・・・
でも、とりあえず、約束通り、9月に、UPできてよかった・・・
つ、次は・・・
暫く休んじゃ、ダメですか?(TOT)
(逃走!!)