WISH!


その4





「こちらが、お客様のお部屋でございます。」

そう言って通された部屋に足を踏み入れ、サンジは、驚いてゾロを振り返る。

「・・・ゾロ・・・これは、一体・・・」

「ああ、すげえな・・・」

ゾロもあまりの広さに驚きを隠せない。

システムキッチンが備わったダイニングキッチンに、20畳は裕にあるリビング。

その隣には、寝室があって、キングサイズのベッドが二つ、余裕で並んで置いてある。

その窓の向こうに、ジャグジーが見えていて、夜景が一望して見えるようになっている。

寝室の隣にも、広い室内用の風呂があり、トイレも、普通の風呂場の広さで、別についてい

た。

「すっげえ、すげえよ、ゾロ!」

サンジは、子供のようにはしゃいで、ジャグジーが置いてある中庭から、外を眺めていた。

(・・・こういうのも、たまには、いいのかもしれねえ・・・)

ゾロはサンジの様子に、目を細めた。

「うわあ・・・キッチンもすげえ・・・おっ! 食材がちゃんと入ってるじゃん。 ゾロ、夕

飯、何か食うか?」

サンジは、備え付けの冷蔵庫を覗いて、ゾロに尋ねた。

「ああ、簡単なもので良いゾ・・・」

ゾロはそう言うと、毛皮が敷いてあるリビングのソファに、腰掛けた。

サンジは、バラードを口ずさみながら、上機嫌に料理をしている。

(・・・来て良かった・・・)

ゾロは、そんなサンジの姿をじっと見つめていた。

「・・・出来たっと! おい、ゾロ! そっちのワインセラーから、どれでも良いから、赤

ワイン出しといてくれるか? 今日は、仔牛のソテーシシリアン風だ。」

そう言って、サンジは、テーブルに、料理を並べた。

「おっ!! 良いワイン選んだじゃねえか。」

サンジは、そう言って、ワインの封を切った。

「・・・美味いな。」

「だろ?! 結構、新鮮な物ばかり、冷蔵庫に入ってたんだぜ。 全く、至れり尽くせ

りだな・・・」

そう言って、ゾロとサンジは、久しぶりに二人きりで食事をした。





「・・・うわあ、ゾロ、見てみろよ!!」

夕闇迫る街にともる灯りを見せようと、サンジは、ゾロを呼んだ。

「・・・ああ、綺麗だな。」

「なっ。 滅多にお目にかかれねえぜ、こんなの・・・」

サンジは、瞳を輝かせて、ゾロに微笑んだ。

わずかに残る夕日に、サンジの髪がキラキラと輝く・・・

興奮して少し上気した白い肌・・・

「ああ、本当に・・・綺麗だ・・・俺には、もったいないくらい・・・」

ゾロはそう言ってサンジを後ろから抱きしめる。

「・・・風呂・・・入るか?」

ゾロは、サンジの耳元で、そっと囁いた。

「えっ、でも・・・まだ明るいし・・・/////」

「・・・誰も見てねえよ・・・俺以外はな。」

ゾロはそう言って恥ずかしがるサンジの服を脱がせると、自分も裸になって、ジャグジーに入

った。

「・・・ゾロ・・・」

「・・綺麗だ・・・サンジ・・・」

ゾロはサンジを抱きかかえてゆっくりと口付けをかわす。

「・・・ふ・・・んふ・・・んん・・・ん・・・」

サンジの甘い吐息とともに、だんだんと深くなる口付け・・・

お互いの舌を絡め合い、ピチャピチャと淫靡な音が、二人の耳を刺激する。

ゾロは、充分にサンジの口内を堪能して、首筋に舌を這わせた。

「・・・ゾロ・・・お、俺・・・もう、のぼせそうだ・・・」

「じゃあ、ベッドに行くか・・・」

「・・・ん・・」

サンジは、小さく頷いて、ゾロに身体を預けた。

「・・・サンジ・・・平気か?」

「・・ん・・・もう大丈夫・・・」

心配そうなゾロの声に、サンジはそう言ってにっこりと微笑んだ。

「・・・すまん、サンジ・・・本当は、もう少し休ませてやりたいところだが・・・ 

俺が・・・もたねえ・・・」

「・・・気にすんな・・・ ・・・俺だって・・・同じだ・・・」

サンジはそう言ってゾロに口付ける。

ゾロは、首筋から胸へと舌を這わせて、赤い尖りを口に含んだ。

「はあん・・・ゾロ・・・ん・・ああ・・・・ああん・・・俺も・・・余裕・・・ねえ・・・んあ・・」

サンジは、ゾロの舌の動きに翻弄され、蒼い瞳から涙を溢れさせた。

サンジの雄は、先程から余裕無さげに、ビクビクと脈打っている。

「・・・あん・・・ゾ・・・ロ・・・ダメだ・・・もう・・・もう・・・んああっ・・・」

サンジは、ビクンと身体をそらせると、自分の腹に、堪らず白濁の精を吐き出した。

「・・・早いな・・・」

ゾロはそう言って、サンジの腹の上の白濁を舌で舐め取っていく。

「ば、馬鹿・・・何で、そんなもの・・・舐めんだよ・・・俺のだぞ?」

「てめえのだから・・・てめえのだったら、何でも、平気だ・・・ ・・・それにしても、いつ

もより、早くねえか・・・」

「っ・・・/////だって・・・俺だって、昨日から・・・焦らされて・・・何度も、お預け食っ

てたんだ・・・当たり前だろ・・・」

サンジは、そう言うと、ガバッと身体を起こして、ゾロの上に乗った。

「てめえだって、そうだろ?!」

そう言いながら、サンジは、ゾロの雄を口に含んだ。

「お、おい!サンジ!!」

ゾロは、突然のサンジに行動に、驚いて声を上げた。

サンジは、今まで自分からこの行為をやってくれたことがない。

それをいきなり何の前触れもなくやってのけている。

これが驚かずにいられようか・・・

「・・・なんだ? ゾロ・・・俺の口では、不満か? そりゃ、俺、慣れてねえから、上手

くねえかもしれねえけど・・・」

「いや、違う・・・ただ・・・いきなりだから・・・ちょっと驚いて・・・」

ゾロは、ぶんぶんと首を横に振ってそう言った。

「じゃあ、問題ねえな。」

そう言うと、サンジは、もう一度ゾロの雄に舌を這わせた。

ぎこちない舌の動きが、サンジの舌だと言うだけで、ゾロの雄は、今までにないほどに、成

長していった。

(うわあ、でけえ・・・これ・・・入るのか? ・・・俺、こんなのいつも、受け入れてんの

か・・・)

サンジは、ゾロの雄に舌を這わせながら、その大きさに驚愕していた。

「クッ。 サンジ・・・もう、良い・・・」

「・・・嫌だ・・・こんなの、俺・・・入りきらねえよ・・・ ゾロ・・・俺の口で1回、出してく

れよ・・・」

ゾロのせっぱ詰まった声に、サンジは、真剣にそう言って、ゾロの雄を口に銜えた。

(!!!ガハッ!・・・こいつは・・・何マジに言ってやがる・・・手で扱けば済むことじ

ゃねえか・・・く、口で・・・だと・・・ ・・・ダメだ・・・・これ以上・・・)

「クッ。 ・・・サンジっ!」

ゾロはそう言って、堪えきれずサンジの口の中に射精した。

ずるりとサンジの口から、己のモノを引き抜く。

サンジの口の端から、飲み込めなかったゾロの白濁が糸を引いて流れ出た。

(グッ!・・・エロい・・・エロ過ぎる・・・・)

ゾロは、その光景に、先程射精したばかりの自分のモノが、また一段と成長するのを感じ

た。

「・・・お前・・・その顔・・・反則だろ・・・」

そう言ってゾロは、サンジの口から流れ出た精を手で拭った。

「・・・これで、あいこだ・・・」

サンジはそう言ってにこっと笑った。

(負けず嫌いと天然にも、程があるだろう・・・)

ゾロは、その笑顔に、軽くめまいを感じた。

「続き、やっても良いか・・・」

ゾロはそう言って、サンジを押し倒すと、サンジの秘蕾に舌を這わせた。

「やっ・・・なんで・・・さっきだした、ばっかり・・・あんん・・・やっ・・・ん・・・」

サンジが慌てて腰を引く。

「てめえが、可愛いコトしてくれたから・・・責任取って貰う・・・」

ゾロはそう言うと、片手でサンジの腰を引き寄せ舌と指を使って、サンジの内襞を解していっ

た。

クチュクチュとサンジの中が唾液以外のもので濡れ始め、ゾロの3本の指が、サンジの最奥

を掠めた。

「はあん・・・・何で・・・俺・・・ゾロと同じ・・・こと・・・しただけ・・・やっ・・・触っち

ゃ・・・ダメ・・・ああっ・・・・んああっ・・」

ゾロは、サンジの中から指を抜くと、すぐに自分のモノを一気に根元まで突き入れた。

「あああっ・・・んん・・・っはあ・・・やだ・・・きつ・・・い・・・はあ・・・んっはあ・・・」

サンジは、ゆっくりと息を吐いてゾロのを受け入れる。

サンジが呼吸する度に、内襞がビクビクと震え、ゾロの雄を締め付けた。

「・・・すまねえ・・・もう、限界だ・・・」

ゾロはそう言うと、サンジの膝を抱え激しく挿入を繰り返した。

「んんっ・・・ああっ・・・はあん・・・んん・・・あん・・・ああん・・・やっ・・・激し・・・

やだ・・・もっとゆっくり・・・んああ・・・ダメ・・・イッちゃ・・う・・・ゾロ・・・ゾロォ・・・ああ

ん・・・やっ・・・イ・・クッ。」

「クッ。」

ゾロとサンジは、ほぼ同時に白濁を吐き出した。

しかし、ゾロの雄は萎えるどころか、サンジの内襞の動きに刺激され、射精前の状態に回復

していた。

「・・・わりい・・・また、元気になっちまった・・・」

「えっ?! やだっ・・・ちょ、ちょっと・・・休ませて・・・お願・・・あん・・・あああっ・・・

動いちゃ・・・ダメッ・・・やん・・・・あん・・・俺・・・壊れ・・・ちゃ・・・うん・・・んああ

っ・・」

サンジの嬌声は、一晩中、止むことはなかった。












(・・・・あれ??? ・・・ここは?)

窓から射す陽の光で、サンジは、目を覚ました。

何か、頭がボーっとして、いまいち、現実感がつかめない。

「おはよう・・・起きたのか?」

ゾロがサンジの顔を覗き込んでそう声をかけた。

「・・が・・・い・・・・じ・・」

(???あれ、なんでだ? ・・・声が出ない???)

サンジは、口をパクパク開け、一生懸命に声を出そうとする。

「・・・すまん・・・声、嗄れちまったな・・・・久しぶりで、つい・・・我を忘れちまっ

た・・・」

ゾロはそう言ってサンジを抱きしめた。

「???!!!!・・・/////」

ゾロに引き寄せられ、サンジの中から、昨日の名残が、流れ出た。

「・・・風呂入るか?」

ゾロはそんなサンジの様子を察知して、サンジの耳元でそう囁く。

「・・・/////」

コクンと、サンジは、言葉の代わりに頷いた。

ゾロは、サンジを抱きかかえると、中庭のジャグジーに向かった。

(・・・はあ・・・気持ち良い・・・)

サンジは、ジャグジーで、ゾロに抱きかかえられゆっくりと手足を伸ばした。

「・・・気持ち、良いか?」

「ん・・・」

ゾロにそう聞かれ、サンジはコクンと頷く。

「少し、我慢しろよ・・・」

ゾロはそう言うと、サンジの中に指を入れて、自分の精を掻き出した。

「!!っん・・・・ん・・・あん・・・んん・・・あん・・・」

最初は我慢していたものの、サンジは堪らず嬌声を上げた。

ビクっと、ゾロの指が反応した。

「・・・わりい・・・また・・・すまん、サンジ・・・」

ゾロはそう言い終わらないうちに、サンジの中に、自分のモノを突き入れた。

「んんっ・・・んっ・・・やっ・・・はあ・・・んんっ・・・んああっ・・・」

サンジは、また快楽に流され・・・・二人は、この日も、船に戻ってこなかった。









「もう! いい加減にしてよね!! あの馬鹿ップル!!」

次の日、ホテルから届いた請求書を握りしめ、フルフルと怒りに身を震わせて、甲板で、二

人を待ちうけるナミの姿があった。




<end>




 
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<コメント>

絶倫ゾロ万歳・・・はは、最近コレばっか・・・
あまりしつこいとサンジに嫌われるゾ〜
でも、それに相手するサンジも、そうなのかも・・・(笑)
だいたいこれがうちの基本形になりつつある・・・(^_^;)
瑠衣ちゃま、こんなんで、許して下さる??
お題は、【敵襲やら色々な障害によって二人っきりの時間を過ごせなかった
 ゾロとサンジが、宿泊した所でラブモード全開するVVV】
でした・・・ Are you OK?
こんなもんで良かったら瑠衣ちゃま、貰ってくだせえ!
(逃げる!)