ローたん’S バースディー by ANNIVERSARY その1 |
ゾロが、大学を辞め、ゼフに紹介された会社に入って2年、サンジとアムステルダムで結婚 式を挙げてから、もうすぐ2年の月日が経とうとしていた。 「ロロノア、やったな。 この前のプレゼンで、お前が企画したやつ、向こうの社長が、是非に そう言って、ゾロの直属の上司である課長が、ゾロの肩を叩く。 「えっ?! あの企画、通ったんですか? あれって、確か、ロスに本社があるって言ってた ゾロは、やや困惑気味に、課長に向かってそう言った。 「ああ、日本だけなら、そんな額じゃないが、向こうの社長が、俄然乗り気でなあ、本社で 課長が、そう説明をしているとき、ゾロのデスクの電話の内線が鳴った。 「ロロノア君、ちょっと、社長室まで、来てくれ。」 「はい、わかりました。」 「じゃ、課長、社長室に行って来ます。」 「おう、がんばれよ。」 社長からの呼び出しで、ゾロは、急いで社長室に向かう。 「失礼します。 社長、お呼びですか?」 ゾロは、部屋のドアを開け、社長にそう挨拶する。 「おう、ゾロ、良く来た。 話は、課長から聞いてると思うが、お前に、アメリカのロスに飛んで 社長のシャンクスは、ゾロにそう言って、頭を下げる。 「・・・・わかりました。 社長、俺なんかに、そんなに頭下げないで下さいよ。 全く、策士な ゾロは、少々げんなりとして、そう答える。 「へへ、わかっちゃった?? でも、本当、急で悪いって、真剣にそう思ってるんだぜ。 ゾロの不機嫌さをもろともせず、シャンクスは、にっこりと笑ってそう言った。 「・・・それが、一番、心配することだろ・・・・・本当に、この人は、ナニ考えてんだか・・・・」 ゾロは、ボソリと呟いて、ハァーッと深いため息を吐く。 「・・・俺がいない間、サンジとラピスは、実家に帰ると思いますよ。 俺が居ない間に、会う 「ゲッ! サンちゃんとラピちゃん、あのクソジジイんとこ、戻るのか? それは、参ったな 「毎日、行くつもりだったんですかーっ!」 「まっ、話はそれだけだ。 じゃあ、早く家に戻ってやれよ。 暫く離れ離れになるんだか シャンクスはゾロにそう言ってニヤリと意味ありげに笑った。 「・・・そんなこと、社長に言われるまでもありませんよ。 ・・・・失礼します。」 ゾロはグッタリとした表情でそう言うと、社長室を後にした。 「また社長の奴、何か言ったのか? いつもすまんな。 社長、お前のことが気に入ってて、 ベンはそう言って、ゾロの肩を叩く。 「・・・それって、俺が気に入ってるっていうより、俺の家族が気に入ってるの間違いでしょ ゾロはそう言って、ベンにぺこりと頭を下げた。 「・・・お前も、気苦労が多いよな。 確かにサンジやラピちゃんのことも気に入ってるようだ ベンはそう言って、ゾロの肩を軽く叩くと、社長室へと向かった。 ゾロはそう言って、玄関を開ける。 「あれっ? どうした? 早いじゃん、具合でも悪いのか?」 サンジは、ラピスを抱っこして、ゾロを出迎える。 「・・・いや、そうじゃない。 急な話だか、明日から、1ヶ月、アメリカに出張になった。 ゾロはそう言って、鞄を渡し、サンジに軽くキスしてから、ラピスを抱き上げる。 「1、1ヶ月?? それも、明日から?? それって、むちゃくちゃ急じゃねえか。 クソッ、 サンジは、ブツブツと文句を言いながらも、ゾロの出張の準備をしに寝室に向かった。 「ローたん、おんり・・・・」 ラピスは、ゾロの頬をぴたぴたと叩いて、自分を下ろすように言った。 「ん? どうした、ラピス。 もう、おんりすんのか?」 ゾロは、そう言って、ラピスを優しく床に下ろした。 「・・・・ラピス、もう寝ちゃったのか?」 夕食の後片付けを終え、お風呂に入っていたサンジが、そう言って、リビングで酒を飲んで 「ああ、さっきまで、サーしゃんと寝るって言って起きてたんだが、眠気には勝てなかったらし ゾロはそう言って、愛おしげに、ラピスの頬を撫でた。 「・・・・・ベッドに、寝かせてこようか?」 「・・・・いや、もう少しこのままで・・・・」 サンジが、ラピスを子供部屋に寝かせようと手を差し出したが、ゾロは、それをやんわりと 「・・・・・淋しい?ゾロ・・・・」 サンジはそう言って、ゾロを背中から抱きしめた。 「ああ、ちょっと、な。 1ヶ月も、ラピスと会わなかったら、俺、忘れられてるかもな。」 ゾロはそう言って、寂しそうに笑った。 「馬鹿だなあ、そんなわけないだろ。 ラピスは、ゾロの事、大好きだぞ。 毎日、何時に帰っ サンジはそう言って、優しく微笑む。 「・・・・だけど、ここに、ラピス以上に、寂しがる奴が、いるんだけど、な。」 サンジは、そう言って、ゾロの頭に、キスを落とした。 「・・・・・俺もだよ。」 ゾロはそう言って、サンジの顔を引き寄せると、唇に触れた。 「・・・・寝るか。」 「・・・・そうだな。」 サンジは、ゾロの腕からラピスを抱き上げると、子供部屋に連れていった。 「なあ、絶対に、1ヶ月経ったら、帰って来いよ。 浮気なんかしたら承知しねえんだからな。」 「それはこっちの台詞だ。 知っている奴だからって、気軽に家の中にいれるんじゃねえぞ。 ゾロはそう言って、サンジに口付ける。 「ん・・・・ゾロ・・・・1ヶ月・・・・俺のこと、忘れるな。」 サンジはそう言って、ギュッとゾロの背中を抱きしめる。 「ああ、俺達は、いつも一緒だ。 何処にいても、離れていても、ずっと・・・・」 ゾロはそう言うとサンジに深く口付ける。 「・・・ん・・・んんっ・・・ふ・・・ん・・・」 サンジの口から甘い吐息が漏れ聞こえ、互いの唾液が滴となって口の端から流れる。 「はあ・・・ん・・・ゾロ・・・ゾロ・・・・・ああ・・ん・・・ゾロ・・・」 サンジは、嬌声の合間に、ゾロの名を何度も呼んだ。 「ひゃぁぁん・・・・ああ・・・・ん・・・・ゾロォ・・・・ん・・あ・・・・」 サンジの瞳は、生理的に流れる涙と悲しみの涙と入り交じり、止めどなく溢れ返る。 「ん・・・んっ・・・・はあ・・・ああ・・・ん・・・ゾロ・・・・もう・・・・ダメだ・・・・ねえ・・・・一緒に・・・・ サンジは、腰を揺らして、ゾロにそう哀願する。 「はあぁ・・・ん・・・・・んん・・・・あああ・・・・」 唾液とサンジの先端から滲み出た液で濡れそぼった入り口は、すんなりとゾロの指を受け入 「っヤァッ・・・・ゾロ・・・・ああっ・・・・クッ・・・・ヤダ・・・・もう・・・・イカせて・・・・お願・・・・ああ しっかりと根元をゾロの手で押さえつけられ、サンジは、フルフルと首を左右に振って、沸き 「ああっ・・・・ゾロ・・・もう・・・もう・・・・はあ・・ん・・・・ねっ・・・・挿れ・・・て・・・ああっ・・・」 ビクンとサンジの身体が仰け反り、凄まじいほどの艶がサンジの身体から迸る。 「あああっ・・・・あは・・あ・・・んっ・・・・ゾロッ・・・クッ・・」 急激に突き入れられたサンジは、ブルリと大きく身体を震わせると、堪らず、自分の腹の上 「ふっ・・・ああ・・・・あん・・・・ゾロ・・・・ゾロ・・・・もっと・・・・もっと、俺を感じて・・・・ゾロの中 絶え間ない嬌声を発しながら、サンジは、ギュッとゾロの首にしがみつく。 「・・・・サンジ・・・サンジ・・・・・愛してる・・・・お前だけだ・・・・サンジ・・・・」 ゾロはそう言って、サンジに噛みつくようにキスをすると、最奥の一点を突くように、激しく挿 「っはあん・・・・ああっ・・・・んん・・・ゾロ・・・・ゾロォ・・・・ああっ・・・ヤッ・・・・また・・・・ 「・・・・サンジ・・・・クッ・・・」 ビクンと再びサンジが身体を大きくそらせて、自分の上に白濁の精を吐き出すと同じくして、 「・・・・風呂、入るか?」 ゾロは優しくサンジの髪を掻き上げながらそう言った。 「ううん・・・・いい。 ・・・・このまま、朝まで・・・・朝まで、一緒にいたい・・・・ ・・・ゾロの匂 「ああ、わかった。 ・・・・ずっと一緒にいてやる。」 ゾロとサンジは、そのまま、また深く口付けた。 ゾロはいつものように、サンジとラピスに軽くキスをして、ドアを開ける。 「ロ、ローたん・・・・ローたん・・・・ふぇ・・・ふぇ・・・ぇぐ・・・・」 いつもと違いに気が付いたのか、急にラピスが、泣き出した。 「おい、おい。 ラピス、ナニ泣いてんだよ。 変だぞ。 いつもみたいに笑ってくれよ。 ゾロは、優しく笑うと、ポンとサンジとラピスの頭を撫でる。 「ご、ごめん・・・・・そうだよな・・・・・ちゃんと、頑張ってこいよ。 家は、俺とラピスが守るか サンジは、涙を拭いて、にっこりと笑ってそう言った。 「おう! じゃあ、行ってきます。」 ゾロは、そう言って、会社に向かった。 「・・・・・行っちゃったな、ゾロ・・・・・ラピス・・・・・・なんか、寂しいな・・・・・俺達・・・・1ヶ月も サンジは、ギュとラピスを抱きしめて、静かにその場で、泣いた。 |
<コメント> こ、これの何処がロロ誕扱いなのか・・・・不明の人多いでしょうなあ・・・・ 始めは書く気なかったのですが・・・・つい・・・・(-_-;) ちなみに、これは、キリリクの【ANNIVERSARY】の番外編です。 ゾロとサンジは、結婚して子供まで有ります。 詳しくは、そちらをご覧下されば、馴れ初め等おわかりになると・・・・(汗) けど、そっちも、長いんだな、これが・・・・(笑) 単独でも、読めるとは思うんですが・・・・・ 次で、終われるかなあ・・・・・・あはは・・・・(あははじゃねえって!・蹴!) もし・・・・・ロロ誕期間内で、終わらなかったら・・・どうしよう・・・(怖!) |