ローたん’S バースディー

by ANNIVERSARY


その1






ゾロが、大学を辞め、ゼフに紹介された会社に入って2年、サンジとアムステルダムで結婚

式を挙げてから、もうすぐ2年の月日が経とうとしていた。

「ロロノア、やったな。 この前のプレゼンで、お前が企画したやつ、向こうの社長が、是非に

うちの会社でって、さっき、部長に連絡が入ったそうだ。 凄いよ。 この企画で、数億円って

いう金が、動くんだもんな。 ・・・そろそろ、社長から直々に呼び出しが来るぞ。 覚悟しと

け。」

そう言って、ゾロの直属の上司である課長が、ゾロの肩を叩く。

「えっ?! あの企画、通ったんですか? あれって、確か、ロスに本社があるって言ってた

TKカンパニーの日本支部のプレゼンだったですよね? そんな数億円なんて、大げさなモ

ノじゃないはずですけど・・・・」

ゾロは、やや困惑気味に、課長に向かってそう言った。

「ああ、日本だけなら、そんな額じゃないが、向こうの社長が、俄然乗り気でなあ、本社で

も、タイアップして同時イベントとして開催するそうだ。 これから忙しくなるぞ。」

課長が、そう説明をしているとき、ゾロのデスクの電話の内線が鳴った。

「ロロノア君、ちょっと、社長室まで、来てくれ。」

「はい、わかりました。」

「じゃ、課長、社長室に行って来ます。」

「おう、がんばれよ。」

社長からの呼び出しで、ゾロは、急いで社長室に向かう。

「失礼します。 社長、お呼びですか?」

ゾロは、部屋のドアを開け、社長にそう挨拶する。

「おう、ゾロ、良く来た。 話は、課長から聞いてると思うが、お前に、アメリカのロスに飛んで

貰うことになった。 いやなに、向こうの社長が、直々に、プレゼンをもう一度本社で、開いて

くれと言ってきた。 向こうさん、かなりお前の企画に乗り気でなあ、日米同時イベントとして

開催するんだと。 そのプレゼンに、お前を指名してきた。 期間は、約1ヶ月。 急で、悪い

んだが、明日から、行って欲しい。 渡航手続き等は、会社の方で準備しておく。 お前は、

これからすぐに家に帰って、明日の渡米準備をしてくれ。 本当に、急ですまないが、これに

成功すれば、我が社は、一気に、メジャーになれる。 会社の方も、社運を賭けて望んでる

んだ。 だから、この企画の発案者である君に、最高のプレゼンをして貰いたい。 

・・・頼まれてくれないか。 急なことで、本当に済まない。」

社長のシャンクスは、ゾロにそう言って、頭を下げる。

「・・・・わかりました。 社長、俺なんかに、そんなに頭下げないで下さいよ。 全く、策士な

んだから・・・・社長は・・・・ そんなことしたら、俺が断れないってそう思ってるんでしょう・・・」

ゾロは、少々げんなりとして、そう答える。

そう、シャンクスは、いつも、自分は下手に出て、結局は、自分の思うとおりに人を動かす。

これで、何度、ゾロも危ない橋を渡ったことか・・・・・

この前なんか、スパイ容疑で、CIAに、連行され、投獄されるところだったのだ。

パトカーに連れ込まれる寸出で、シャンクスと、専務のベンがやって来て、ゾロと3人で、CIA

の猛者達を殴り倒し、逃走したのだ。

その後、どう手を廻したのか、CIAからの追求もなく、ゾロは、不思議でならなかった。

それが、人望だと言えるのかどうかは別として、ゾロは、社長のシャンクスを信頼し、気に入

っている。

「へへ、わかっちゃった?? でも、本当、急で悪いって、真剣にそう思ってるんだぜ。 

可愛い嫁さんと子供もいることだし・・・ あっ、サンジとラピちゃんのことなら、お前がいない

間、俺が、ちゃんとフォローしといてあげるからvv 君は、全然心配しなくて良いからね〜vv」

ゾロの不機嫌さをもろともせず、シャンクスは、にっこりと笑ってそう言った。

この前、家に(ゾロに有無を言わさず強引に)遊びに来たときに、シャンクスは、ことのほか、

サンジとラピスを気に入って、何かにかこつけては、ちょくちょくと家に遊びに来るようになっ

た。

「・・・それが、一番、心配することだろ・・・・・本当に、この人は、ナニ考えてんだか・・・・」

ゾロは、ボソリと呟いて、ハァーッと深いため息を吐く。

「・・・俺がいない間、サンジとラピスは、実家に帰ると思いますよ。 俺が居ない間に、会う

のは良いですけど、おやっさんと喧嘩するのだけは、止めて下さいね。 仲に立つ俺達が、

苦労するんですから・・・・」

「ゲッ! サンちゃんとラピちゃん、あのクソジジイんとこ、戻るのか? それは、参ったな

あ・・・・毎日は、いけねえじゃねえか・・・」

「毎日、行くつもりだったんですかーっ!」




・・・・・本当に、この人には・・・・・呆れる・・・・・・・何処まで本気なんだか・・・・

・・・・・こんなんで、この会社、大丈夫なのか?

・・・・・俺は・・・・・このままこの人の元で働いて・・・良いんだろうか?

・・・・・おやっさん、なんでこんな人と親友なんだ・・・・・




ゾロは、シャンクスの思考に頭を抱えた。

「まっ、話はそれだけだ。 じゃあ、早く家に戻ってやれよ。 暫く離れ離れになるんだか

ら・・・・・思いっきし、別れを惜しんでこい。 あっ、但し、腰にくるほどには頑張るなよ。 

何事も、程々にしねえと、な。」

シャンクスはゾロにそう言ってニヤリと意味ありげに笑った。

「・・・そんなこと、社長に言われるまでもありませんよ。 ・・・・失礼します。」

ゾロはグッタリとした表情でそう言うと、社長室を後にした。

廊下を自分の部署に戻る途中、部長のベンに会う。

「また社長の奴、何か言ったのか? いつもすまんな。 社長、お前のことが気に入ってて、

やたらちょっかい出したがるから・・・・・」

ベンはそう言って、ゾロの肩を叩く。

「・・・それって、俺が気に入ってるっていうより、俺の家族が気に入ってるの間違いでしょ

う・・・ 部長、俺のいない間、社長のこと・・・・よろしく頼みます。」

ゾロはそう言って、ベンにぺこりと頭を下げた。

「・・・お前も、気苦労が多いよな。 確かにサンジやラピちゃんのことも気に入ってるようだ

が、それもこれも、お前の家族だからだ。 ちゃんと、社長のお守りはしとくから、1ヶ月、よろ

しく頼むな。」

ベンはそう言って、ゾロの肩を軽く叩くと、社長室へと向かった。




・・・・・本当に、なんで、あの人が、部長で、シャンクスが、社長なんだ?

・・・・・どう見たって、逆だろ、普通・・・・・




ベンの背中から漂う風格は、社長のシャンクスの比ではない。

ゾロは、ベンの背中を見つめて、それから、自分の部署に戻り、プレゼンの資料を持って、

家路へと急いだ。














++++++++++++++++++



「ただいま〜、サンジ、今、帰った。」

ゾロはそう言って、玄関を開ける。

「あれっ? どうした? 早いじゃん、具合でも悪いのか?」

サンジは、ラピスを抱っこして、ゾロを出迎える。

「・・・いや、そうじゃない。 急な話だか、明日から、1ヶ月、アメリカに出張になった。

ごめん、今から、用意してくれるか?」

ゾロはそう言って、鞄を渡し、サンジに軽くキスしてから、ラピスを抱き上げる。

もうすぐ結婚してから2年が経とうとしているのに、相変わらず、ロロノア家は、新婚ほやほ

やと変わらぬ仲睦まじい家庭であった。

ラピスも、1歳と8ヶ月目に入り、サンジそっくりな近所でも評判の可愛らしい幼児に育ってい

る。

この前、バラティエを取材にやってきて追い出されたプロデューサーが、ラピスの可愛さに目

を付け、必死になって、ベビータレントとして出演してくれと頼みに来たほどだ。

しかし、その話も、ゼフとゾロの猛反対にあって、立ち消えした。

ゼフ&ゾロ曰く、『これ以上、悪い虫が寄ってきたらどうするっ!』・・・・・だ。

「1、1ヶ月?? それも、明日から?? それって、むちゃくちゃ急じゃねえか。 クソッ、

シャンクスの野郎、人の亭主だと思って、むちゃくちゃ言ってやがる。 今度、遊びに来たとき

は、絶対に、ラピスと遊ばせてやんねえからな・・・・」

サンジは、ブツブツと文句を言いながらも、ゾロの出張の準備をしに寝室に向かった。

「ローたん、おんり・・・・」

ラピスは、ゾロの頬をぴたぴたと叩いて、自分を下ろすように言った。

「ん? どうした、ラピス。 もう、おんりすんのか?」

ゾロは、そう言って、ラピスを優しく床に下ろした。

ここ1年、ゾロに任される仕事の量は、格段に増え、内容も、難しいモノに変わり、ラピスとの

接触の時間も、専業主婦のサンジの半分にも満たない。

それでも、時間の許す限り、ラピスとのスキンシップは取っているつもりだったのだが、やは

り、ずっと側にいるサンジには、敵わないらしい。

ラピスは、ゾロの腕の中から離れると、トコトコと歩いて、寝室にいるサンジの元に行く。




・・・・・やっぱ、サンジには、敵わねえよな・・・・・




自分の腕に残る温かさに、寂しさを覚えながら、ゾロは、ラピスを見つめた。



その夜。

「・・・・ラピス、もう寝ちゃったのか?」

夕食の後片付けを終え、お風呂に入っていたサンジが、そう言って、リビングで酒を飲んで

いるゾロに、そう声を掛ける。

ゾロの腕の中では、すうすうと寝息を立てて眠るラピスの姿があった。

「ああ、さっきまで、サーしゃんと寝るって言って起きてたんだが、眠気には勝てなかったらし

い・・・」

ゾロはそう言って、愛おしげに、ラピスの頬を撫でた。

「・・・・・ベッドに、寝かせてこようか?」

「・・・・いや、もう少しこのままで・・・・」

サンジが、ラピスを子供部屋に寝かせようと手を差し出したが、ゾロは、それをやんわりと

断る。

「・・・・・淋しい?ゾロ・・・・」

サンジはそう言って、ゾロを背中から抱きしめた。

「ああ、ちょっと、な。 1ヶ月も、ラピスと会わなかったら、俺、忘れられてるかもな。」

ゾロはそう言って、寂しそうに笑った。

「馬鹿だなあ、そんなわけないだろ。 ラピスは、ゾロの事、大好きだぞ。 毎日、何時に帰っ

てくるのか、俺に聞いてくるんだから。 夕方から、そわそわしてな。 ふふ、一度、あのラピ

スをてめえに見せてやりたいぜ。」

サンジはそう言って、優しく微笑む。

「・・・・だけど、ここに、ラピス以上に、寂しがる奴が、いるんだけど、な。」

サンジは、そう言って、ゾロの頭に、キスを落とした。

「・・・・・俺もだよ。」

ゾロはそう言って、サンジの顔を引き寄せると、唇に触れた。

「・・・・寝るか。」

「・・・・そうだな。」

サンジは、ゾロの腕からラピスを抱き上げると、子供部屋に連れていった。

そして、ゾロとサンジは、寝室に入った。

「なあ、絶対に、1ヶ月経ったら、帰って来いよ。 浮気なんかしたら承知しねえんだからな。」

「それはこっちの台詞だ。 知っている奴だからって、気軽に家の中にいれるんじゃねえぞ。

それと、なるだけおやっさんとこに、戻ってろ。 二人だけじゃ、心配だから・・・」

ゾロはそう言って、サンジに口付ける。

頬に・・・・額に・・・・瞼に・・・・そして、唇に・・・・

ゾロは、愛おしむように、優しくそっと口付けた。

「ん・・・・ゾロ・・・・1ヶ月・・・・俺のこと、忘れるな。」

サンジはそう言って、ギュッとゾロの背中を抱きしめる。

知らず知らずにサンジの瞳には涙が溢れていた。

「ああ、俺達は、いつも一緒だ。 何処にいても、離れていても、ずっと・・・・」

ゾロはそう言うとサンジに深く口付ける。

お互いの存在を記憶に残すように、優しく激しく、互いの舌を絡ませ、口内を貪るように何度

も何度も深く口付けた。

「・・・ん・・・んんっ・・・ふ・・・ん・・・」

サンジの口から甘い吐息が漏れ聞こえ、互いの唾液が滴となって口の端から流れる。

ゾロは、そのままサンジのパジャマのボタンをはずし、首筋から下の方へと唇を少しずつゆっ

くり、赤い印を付けながら胸の尖りまで移動させた。

「はあ・・・ん・・・ゾロ・・・ゾロ・・・・・ああ・・ん・・・ゾロ・・・」

サンジは、嬌声の合間に、ゾロの名を何度も呼んだ。

そうやって自分の中に、少しでもゾロが残るように・・・・・・

あと1ヶ月の間、こうやって呼ぶことのないゾロの名を、惜しむように・・・・・

結婚して、初めて体験する別離・・・・・・

いやがおうにも、二人の身体は熱を帯び、ゾロは、サンジの身体中に自分の印を刻み込む。

ビクビクとサンジの身体も、ゾロの唇に反応して震え、その下半身はすでに熱を帯び勃ち上

がりかけていた。

ゾロは、サンジの雄に手を伸ばし上下にゆっくりと扱いていく。

そして、その先端を唇で優しく吸い上げ、舌を絡ませた。

「ひゃぁぁん・・・・ああ・・・・ん・・・・ゾロォ・・・・ん・・あ・・・・」

サンジの瞳は、生理的に流れる涙と悲しみの涙と入り交じり、止めどなく溢れ返る。

ゾロの舌の動きに翻弄され、サンジの雄の先端からは透明な液が滲み出て、唾液と共に竿

を伝い、奥の方まで濡れ始めた。

「ん・・・んっ・・・・はあ・・・ああ・・・ん・・・ゾロ・・・・もう・・・・ダメだ・・・・ねえ・・・・一緒に・・・・

ああっ・・・・ねっ・・・・はあ・・ん・・・」

サンジは、腰を揺らして、ゾロにそう哀願する。

ゾロは、サンジの雄から唇を離し、片手で、サンジの雄の根元を掴むと、後ろの秘蕾へと指

を挿入した。

「はあぁ・・・ん・・・・・んん・・・・あああ・・・・」

唾液とサンジの先端から滲み出た液で濡れそぼった入り口は、すんなりとゾロの指を受け入

れ飲み込んでいく。

ゾロは、ゆっくりと感触を確かめるように指で内襞をなぞって、奥へと差し入れ解していった。

そのうちにクチュッと内側から濡れる感触に、ゾロは、指の数を2本、3本と増やし、更に奥の

一点を掠めるように何度も指を動かす。

「っヤァッ・・・・ゾロ・・・・ああっ・・・・クッ・・・・ヤダ・・・・もう・・・・イカせて・・・・お願・・・・ああ

っ・・・ゾロッ・・・」

しっかりと根元をゾロの手で押さえつけられ、サンジは、フルフルと首を左右に振って、沸き

上がる快楽に必死で抵抗する。

ゾロの手の中で、サンジの雄は今にも射精しそうな勢いだ。

「ああっ・・・・ゾロ・・・もう・・・もう・・・・はあ・・ん・・・・ねっ・・・・挿れ・・・て・・・ああっ・・・」

ビクンとサンジの身体が仰け反り、凄まじいほどの艶がサンジの身体から迸る。

ゾロは、指をゆっくりと抜くと、サンジの雄から手を離し、膝を抱き抱え、サンジの中に、突き

入れた。

「あああっ・・・・あは・・あ・・・んっ・・・・ゾロッ・・・クッ・・」

急激に突き入れられたサンジは、ブルリと大きく身体を震わせると、堪らず、自分の腹の上

に白濁の精を吐き出した。

キュッとサンジの内襞が、射精の動きに連動して収縮し、ゾロは、めまいを起こすほどの射

精感を必死で堪える。

そして、ゆっくりと一定の間隔で、奥に誘う内襞を翻弄するかのように挿入を繰り返した。

「ふっ・・・ああ・・・・あん・・・・ゾロ・・・・ゾロ・・・・もっと・・・・もっと、俺を感じて・・・・ゾロの中

で、俺が残るように・・・・俺が・・・消えないように・・・・・っはあ・・ん・・・ゾロ・・・・」

絶え間ない嬌声を発しながら、サンジは、ギュッとゾロの首にしがみつく。

「・・・・サンジ・・・サンジ・・・・・愛してる・・・・お前だけだ・・・・サンジ・・・・」

ゾロはそう言って、サンジに噛みつくようにキスをすると、最奥の一点を突くように、激しく挿

入を繰り返した。

「っはあん・・・・ああっ・・・・んん・・・ゾロ・・・・ゾロォ・・・・ああっ・・・ヤッ・・・・また・・・・

もう・・・・ゾロ・・・・ヤッ・・・・ダメ・・・・イッ・・・・クッ・・・アァーッ・・・」

「・・・・サンジ・・・・クッ・・・」

ビクンと再びサンジが身体を大きくそらせて、自分の上に白濁の精を吐き出すと同じくして、

ゾロは、サンジの中に白濁の精を吐き出した。

そしてグッタリとしたサンジの身体を抱きしめる。

「・・・・風呂、入るか?」

ゾロは優しくサンジの髪を掻き上げながらそう言った。

「ううん・・・・いい。 ・・・・このまま、朝まで・・・・朝まで、一緒にいたい・・・・ ・・・ゾロの匂

い・・・・俺から消さないで・・・・・離さないで・・・・朝まで、ずっと・・・・」

「ああ、わかった。 ・・・・ずっと一緒にいてやる。」

ゾロとサンジは、そのまま、また深く口付けた。














++++++++++++++++++++



「じゃあ、行ってくる。 一度、会社に寄ってから、そのまま空港へ行くから・・・・ラピス、

サーしゃんとお留守番頼むな。 いい子でいろよ。」

ゾロはいつものように、サンジとラピスに軽くキスをして、ドアを開ける。

「ロ、ローたん・・・・ローたん・・・・ふぇ・・・ふぇ・・・ぇぐ・・・・」

いつもと違いに気が付いたのか、急にラピスが、泣き出した。

「おい、おい。 ラピス、ナニ泣いてんだよ。 変だぞ。 いつもみたいに笑ってくれよ。 

なあ・・・・あっ、サンジ、お前まで、一緒になって泣いてどうするんだ。 あのなあ、1ヶ月もす

れば、ちゃんと帰って来るんだから・・・・・・もう、そんなんじゃ、俺、何処にも行けねえよ。 

なあ、いつもみたいに、笑って見送ってくれよ・・・・・」

ゾロは、優しく笑うと、ポンとサンジとラピスの頭を撫でる。

「ご、ごめん・・・・・そうだよな・・・・・ちゃんと、頑張ってこいよ。 家は、俺とラピスが守るか

ら・・・・・気を付けて、な。」

サンジは、涙を拭いて、にっこりと笑ってそう言った。

「おう! じゃあ、行ってきます。」

ゾロは、そう言って、会社に向かった。

「・・・・・行っちゃったな、ゾロ・・・・・ラピス・・・・・・なんか、寂しいな・・・・・俺達・・・・1ヶ月も

我慢できるかな・・・・・・こんなに離れたこと無いから、ちょっと、怖いな・・・・・」

サンジは、ギュとラピスを抱きしめて、静かにその場で、泣いた。








 
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<コメント>

こ、これの何処がロロ誕扱いなのか・・・・不明の人多いでしょうなあ・・・・
始めは書く気なかったのですが・・・・つい・・・・(-_-;)
ちなみに、これは、キリリクの【ANNIVERSARY】の番外編です。
ゾロとサンジは、結婚して子供まで有ります。
詳しくは、そちらをご覧下されば、馴れ初め等おわかりになると・・・・(汗)
けど、そっちも、長いんだな、これが・・・・(笑)
単独でも、読めるとは思うんですが・・・・・
次で、終われるかなあ・・・・・・あはは・・・・(あははじゃねえって!・蹴!)
もし・・・・・ロロ誕期間内で、終わらなかったら・・・どうしよう・・・(怖!)