★ゾロゾロバースデー★ |
「は?誕生日?誰の?」 「だからゾロだって。知らねーのかお前。愚妻だな〜サンジ〜」 「誰が愚妻だ!てめー!」 しかし知らなかったぞ俺は。 あのアン畜生の誕生日なんてよ。 つーか11月11日だぁ。ゾロゾロしやがって、アホかっつーの。 「祝ってやんだろー?肉で!肉肉ぅ〜!」 「誰が祝うか、ボ〜ケ。」 何故か違う意味ではしゃいでるルフィを軽く蹴っとばして俺ぁ甲板へのそりと歩きだした。 甲板を見渡すと大の字でみっともなく憎ったらしいコン畜生が寝こけていた。 イライラした。 なんだって俺が知らねーんだ。 「てめー起きやがれ!ちくしょー! なんだっててめーは俺にゃなんも言わねーんだ!あー? 祝ってなんかやらねーけどな知らねーとむかつくんだよ! あれかてめーてめーは秋茄子は嫁に食わすな派か?あぁー?!」 「うっるせーなぁ。なんのこったそりゃあ。 だいたい秋茄子は嫁に食わすなっつーのはな、秋茄子食うと体が冷えるから食うなって気 遣ってんだよ。 妊婦にゃよくねーだろが。」 そー言ってゾロは俺の下腹をぽんぽんと叩きやがった。 「だぁぁれが妊婦だてめーーー!!!」 「怒るトコはそこかよっ!!あーったく。おら、こっちこい。」 腕をぐいってひかれてゾロの足の間におさまっちまう。 空しくなってきて立てた膝の間に顔を埋めた。 肩にゾロが顎をのっけてくる。 そのまま耳の中に舌を突っこまれた。 「ぴちゃぴちゃ人の耳舐めんな。・・・ボンクラ。」 「れろれろならいーのかよ。」 「アホっかてめーー!!」 「なに怒ってんだよ。」 「てめーが俺に教えねーからじゃねーかーーー!!!」 「あん?何を。」 「・・・誕生日。」 「あぁ・・・11月11日だ。」 「遅いわーーー!!!!!」 いつまでも耳の中に舌を突っこんだままの緑頭に頭突きをくらわせる。 「なんで怒ってんのかわかんねぇ。」 「むぐぐぐっこの鈍感ヤローがっ!!! 寂しかったんだよ!今まで一っ言もんな話は聞いてねぇし!あと2日しかねーのに。 ろくな料理も作れねーし。なんも買ってやれねーし。・・・・・ぶえっぶえーーーーーー!!!」 俺は人目もはばからず大泣きした。 皆が見てるぞ天才コックサンジ。 う〜とまんねーよ、くそっ。 こーなりゃもう抱きついてやる! ゴツゴツしたマッチョ筋骨隆々にしがみついた。 「おいちょっと。お前な。」 焦った声なんか出してんじゃねーよ。 「何もいらねーからよ。俺ぁ。」 「ふぶっ?」 ぼやぼやする視界の中に真っ赤な顔したゾロがいた。 「言う必要もねーかと思った。俺なんもいらねーから。 俺は・・オッ俺ぁうっうぐぐっ・・・俺ぁてめーさえいりゃなんもいらねーんだ!!!」 「へ?もっも一回・・・」 「ちゃっちゃんと聞いとけバカ!2度と言わねーからな!言えるかこんなこっ恥ずかしいこと ぁ! オッ俺はてめーがいてくれりゃなんもいらねぇ。てめーしかいらねぇんだ。」 ぶわーって涙腺がはじけた。 でっけぇ涙が溢れてくる。 俺は甲板にゾロを押し倒してまぬけに開いた唇に吸いついた。 両手で頬を挟んで顔面あますとこなく口づける。 ちゅっちゅちゅっちゅ啄ばむとゾロはんぅんぅ声を上げた。 ゾロの腹巻をケツのあたりまでずり下げてじじシャツを首までずり上げる。 形のいいへそに舌をぐりぐり突っこんで付近をベロベロ舐めまわした。 もっこりと膨らんだ胸を揉んで乳首にも舌を這わす。 指でも摘まんで上半身を愛撫しまくった。 「コラコラてめーな!こんなとこで何すんだっ!」 「とまんねーよ・・・早く貰ってくれよ。」 「ん?何を。」 「・・・俺以外何があんだよ。」 「てめーをかぁぁーーー!!!!!」 『いっただきます!ソッコウで喰う!』っつってゾロは俺を格納庫に引きずりこんだ。 鼻息荒れーしうはうはうほうほ言うのはやめやがれ。 突っこまれて意識朦朧としてる時にハッピーバースデーと囁いたら2日早ぇーよってデレデレ 笑いやがった。 『そんじゃ2日間付き合ってやる。』 冗談っぽく言ったらなんだか本気にされちまって俺たちは11月11日まで格納庫の住人とか した。 やっと解放されて扉を開けた11月11日。 ゾロにおんぶされた俺が見たものはクラッカーの糸くずまみれのゾロと股間にケーキを投げ つけられたゾロだった。 「あっ手が滑っちまった。」 俺をおんぶしたままゾロは怒ってルフィを追いかける。 俺は背中で「食い物を粗末にすんなー!!!」とゾロの頭を殴りつけた。 「なんで俺がっ!」と膨れるゾロのほっぺたにキスをして「全部食えよ」って首に手を回したら 「・・・おう」って返事が返ってきた。 股間にくっついたケーキを剥がしてむしゃむしゃがっつくゾロの頬はなんだか今日も染まって て。 無理やり口に押しこまれた生クリームは誰が作ったんだかしらねーが吐きそうになるほど甘 かった。 END |
<コメント> にゃはは・・・まりもコックさんのサイトから、頂いてきましたよんvv この二人のお馬鹿加減と絶倫さが、ルナのお気に入りvv まさに、いやらしくないけどエロい、『癒し系エロ』の称号を持つまりもコックさん(笑) ならでは・・・・・本当、読んでいて、楽しい素敵サイトさんなのだ! こんな楽しい素敵なSSたくさんのまりもコックさんのサイトは、こちらですよん。 <treasure> <index> |