最近。 えっちが少なくなったような気がする。 |
★デンジャラス・ボンバー★ |
俺とゾロは、いわゆる恋人同士ってやつで。 そりゃもう、ラブラブカップルだ。 当然、えっちだってしてる。 なのに。 最近ゾロは、えっちをしない。 俺が恥ずかしいのを我慢して誘ってみても、全然答えてくれなくて。 もう一週間くらい、一緒に寝るだけの夜。 そりゃあさ、一緒に寝るだけでも俺は嬉しいぜ? だけど・・・、俺も若い健康な男な訳で。 したくなっちゃう日だってあるんだ。 なのにゾロのやつ・・・。 「あのクソまりも〜・・・」 ぶつぶつ文句を言いながら、食事の後片付けをしてると。 「おい、酒ねえか?」 当の本人が、ひょっこり顔を出してきた。 いきなり現れたゾロに、俺は馬鹿みたいに動揺しちまって。 手に持っていたグラスを、床に落としてしまった。 「あっ・・・」 「お前、何してんだよ・・・?」 「うっ、うるさいっ!!!」 動揺してるのを知られたくなくて、俺は慌てて割れた欠片を集める。 「あちっ・・・!」 「サンジ?」 「なっ、なんでもねえよ!ちょっと切っただけ・・・」 「馬鹿っ!」 そう言うとゾロは、ぐっと俺の手を取って。 傷口を舐めた。 「っ・・・!!!」 ちゅっと指を吸われて、ぞくぞくしたモノが背中に流れる。 ゾロの舌が傷口に触れるたび、上がりそうになる声を抑えるのに必死だった。 「あんま深くねえみたいだな・・・。痛えか?」 「痛くっ・・・ない・・・・・・」 こんな些細な事で欲情してしまう自分が恥ずかしくて、ゾロの顔が見れない。 「サンジ?痛いなら我慢すんなよ?」 優しいゾロの言葉が降ってきて、あったかい手が頬に触れた。 「んっ・・・!!」 あ。ヤバイ。 変な声、出ちまった。 恐る恐る顔を上げると、何処か困ったような顔のゾロ。 ・・・・・・なんで、そんな顔するんだ? 「ゾロ・・・・・・・・・」 すっかり欲情した身体をどうにかして欲しくて、切羽詰った声でゾロを呼ぶ。 だけど。 「・・・・・・ちゃんとチョッパーに診てもらえよ」 そう言ってゾロは、俺の手を柔らかく離し、酒瓶を持って出て行ってしまった。 「ゾっ・・・!!」 キッチンの扉は無情にも、俺の目の前で閉められた。 「ゾロ・・・」 なんでだよぅ。 初めてえっちしてから・・・・・・、こんなにしないのなんて初めてで。 ゾロはいつもと変わらなくて、俺ばっかり欲情してる。 ひょっとしてゾロ・・・・・・、俺に飽きちゃったのかな・・・? 考えてみれば・・・。 俺がすっごく恥ずかしがるから、いっつも正常位だし。 ゾ、ゾロの・・・、舐めた事もないし。 いっつも俺ばっか、気持ちよくしてもらってるし。 もう・・・・・・、うっとおしくなったのかな? 「うぇっ・・・」 そう思ったら、たまらなく悲しくなってきて。 ぼろぼろ、涙が零れてきた。 「うぃ〜・・・、ひっく・・・」 情けない嗚咽をあげながら、一人で泣いていたら。 ぱさっと何かが落ちる音がした。 「・・・?」 のろのろと音のした方に行ってみると、落ちていたのは雑誌だった。 誰のだろう? と言っても、この船で雑誌を読みそうなのは、ナミさんかロビンちゃんだろうけど。 何となく雑誌を手にとって、ぱらぱらページをめくる。 そして俺の目に飛び込んでいた文字。 『彼氏もメロメロvこれでマンネリ脱出!ベスト5!!!』 そこに書かれていたのは、女の子達の体験談で。 つい読み耽ってしまった。 そして『マンネリ脱出方法ベスト5』には、俺が最近ゾロに試した事ばかり書かれてた。 例えば、自分から誘ってみたり。 少し露出を多くしてみたり。 お風呂に一緒に入ったり。 他のやつと必要以上にくっついてみたり。 でもどれも駄目だったんだけど。 「っ・・・!?」 そして一位になっていたのは。 俺がやった事、てか想像もしてなかった事。 だけど女の子達の記事では。 『これしたら、一気にマンネリ脱出できました♪』 『いつもと違うシチュエーションで、彼も私も興奮しちゃいましたv』 『彼がすっごく喜んでくれて、嬉しかったv』 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 こ、これってマジなのか? 本当にこれで・・・・・・。 俺はどきどきしながらも、何かに縋りたかったんだろう。 その雑誌に書かれていた一位の方法を。 今夜、実践する事にした。 時刻は深夜。 もう他のクルー達は、夢の中だ。 ゾロは今、風呂に入っている。 まさに絶好のチャンスだ。 そして俺は、灯りをを落としたキッチンでいそいそと着替える。 ・・・・・・しっかし、これって・・・。 「本当に・・・・・・、いいのかなぁ?」 自分の格好に赤面しつつも、ゾロとえっちがしたくて。 俺はこみ上げる羞恥心に耐える。 そしてそうっとキッチンから出て、周りを見回す。 よし・・・。誰もいねえな。 誰もいない事を確認して、俺は一気に風呂場まで走った。 中を窺うと、ゾロが身体を拭いていた。 その逞しい身体にどきどきしながら、俺は遠慮がちに扉をノックした。 「ゾ、ゾロ・・・。入っても・・・・・・いい?」 「あぁ?別に・・・・・・かまわねえが」 ゾロの返事に意を決して、俺は勢いよく扉を開けた。 「っ・・・!?」 うわ。 ゾロ、すっげー驚いてる。 そ、そちゃそうだよな。 いきなり、こんな格好で現れるんだから・・・。 今。 俺はエプロンをかけている。 お気に入りの『DOSUKOI PANDA』のピンクのエプロン。 それは別に普通かもしれないが・・・。 その・・・、エプロンの下は素っ裸。 『裸エプロン』 そう、雑誌には書いてあった。 これがマンネリ脱出方法の一位だって。 呆然としたまま見つめられて、ものすごく恥ずかしくなってきた。 うっ、そんなに見んなよぉ。 何も言わないゾロに焦れて、俺は先に口を開いた。 「ゾ、ゾロ・・・・・・」 次の瞬間。 ぱしんっ。 小気味いい音が、風呂場に響いた。 それはゾロが・・・・・・・・・・・・、俺の頬をぶった音。 当然加減はされていたけれど、それでもじんわり痛みが広がっていく。 なんでぶたれたのかわからなくて、目の前のゾロを見上げる。 「このっ・・・、馬鹿野郎っ!!!!!」 「っ・・・!!」 そう怒鳴られて、気がついた。 ゾロがすごく怒ってるって。 俺が怒らせたって。 「ごっ、ごめんなさっ・・・!俺っ、ごめんなさいっ・・・!!」 慌てて謝ったけど、もう遅かったみたいで。 ゾロはぷいっと、俺に背を向けた。 それが俺の全部を拒否してるみたいに見えて。 一気に涙が零れてきた。 「ごめんっ・・・、ゾロ、ごめんなさいっ・・・!!!」 もう、それ以上そこにいれなくて。 俺は風呂場を飛び出した。 向かった先は、自分の城・キッチン。 ばたんと後ろ手に扉を閉めた途端、俺はその場にへたり込んでしまった。 ゾロ、怒ってた。 あんなに怒ったトコ、初めて見た。 やっぱり・・・・・・、俺に飽きちゃったんだ。 それなのに俺がしつこいから・・・・・・、だから怒ってぶったんだ。 「ふえっ・・・、ごめんなさいっ・・・、ごめっ・・・」 ぽとぽとと、涙がエプロンに染み込んでいく。 「ふえぇぇぇぇぇ・・・・・・」 俺はまた、情けない泣き声をあげながら、泣き続けた。 「ゾロぉ・・・、うぇぇぇん・・・」 深夜という事も忘れて泣いていたら、突然扉がノックされた。 「っ!?」 「サンジ・・・?いるんだろ?ここ開けろ」 それはゾロで。 優しい声で。 でもなんでそんなに優しい声なのかわからなくて。 俺は答えれなかった。 「開けねえと・・・・・・、ぶち破るぞ?」 その言葉が聞こえたのと同時に、みしっと鈍い音がして。 キッチンの扉は外された。 ああ、またウソップの仕事が増えたな、なんて。 何処か冷静な俺が、頭の中でしゃべってた。 「サンジ」 俺に向かって伸びてきた手に触れられるのが怖くて、俺はへたり込んだまま後ずさる。 「ご、ごめんなさいっ・・・!!」 「サンジ?」 「もうっ、迷惑かけないからっ・・・!!しつこくしないから・・・!」 「お前、何言って・・・・・・?」 「だからっ・・・・・・、触んないでっ・・・!!」 触られたら、期待してしまうから。 もう呆れられてるってわかってても、嬉しくなってしまうから。 だから。 触れないで。 それなのに。 ゾロはずかずかと大股で俺に近づいてきて、その逞しい腕で簡単に俺を捕まえた。 「やっ・・・!!やだっ・・・!!」 「サンジ」 「嫌っ・・・!!ゾロ、やっ、んっ・・・!!」 強い力で引き寄せられて、そのまま唇を塞がれた。 「ふ、んんっ・・・!!」 深く口付けられて、頭がぼうっとしてくる。 強引だったはずのソレは、次第に優しくなっていって。 俺をたまらない気持ちにさせた。 くちゅ・・・と濡れた音をたてて唇が離れると、俺の目尻から涙が一筋落ちた。 「あー・・・・・・、悪かったな。さっきはぶっちまって・・・」 頬に触れてくる手が優しくて、また涙が零れた。 「痛かったか・・・?」 「っ・・・」 俺はぶんぶん首を振ると、柔らかくゾロの身体を押しやる。 「サンジ?」 「俺が悪いんだからっ・・・、謝んなくて・・・いいよ」 「どういう意味だ?」 「もっ・・・、ゾロ飽きてるのに・・・俺がしつこいからっ・・・、だから・・・」 「・・・・・・何、勝手に決めてやがるっ!」 またゾロに怒鳴られて、泣きそうになったけど。 何故かゾロの方が泣きそうな気がして、涙は出てこなかった。 「俺がお前に飽きただと・・・?誰がんな事言った」 「だ、って・・・!俺がしつこいからっ・・・、ぶったんだろっ!!」 「違うっ。あれは・・・お前がそんな格好でうろうろするから・・・」 「え・・・?」 「そんな格好で甲板歩いて、他の奴らに見られたらどうすんだよ」 「あ・・・」 そういえば俺、ゾロの事ばっか考えてて、みんなの事考えてなかった。 「そんな格好・・・、他の奴らに見せてたまるか」 そのまま抱き寄せられて、どきどきしてしまう。 「ゾロ・・・。俺に・・・・・・飽きてない?」 「当たり前だろうが」 「でもっ・・・!!だったらなんでっ・・・?」 「何が?」 「なんでっ・・・、えっちしねえんだよっ!!」 「はあ?」 なんとも間抜けなゾロの返事に、俺はとうとうブチ切れしちまった。 「もう一週間もえっちしてねえんだぞっ!!」 「俺から誘っても、全然のってこねえしっ・・・!!」 「いつもより薄着しても、なんも言わねえしっ!」 「せっかく一緒に風呂入っても、てめえは先にあがっちまうし!!」 「みんなにベタベタしても、やきもちも妬かねえしっ・・・」 「だからこんな恥ずかしい格好もしたのにっ!!!」 一気に捲くし立てた後、肩で呼吸をしていたら。 「お前・・・・・・・・・、んな事考えてたのか」 「わっ、悪かったなっ!!!」 急に恥ずかしくなってきて、俺は真っ赤になる。 そしてゾロの顔は、やらし〜く歪んでいた。 「お前・・・、そんなに俺に抱いて欲しかったのか」 「っ・・・!!」 改めてそう言われると、すっげー恥ずかしい。 ぐいっと腕を引っ張られて、真正面からゾロに見つめられる。 「なんで俺が、お前を抱かなかったか教えてやろうか?」 「え・・・・・・?」 「俺達は男同士だから、どうしてもお前に負担がかかっちまうだろ?」 そうっと少しだけ赤くなった頬に、ゾロが優しく触れてくる。 「だから・・・、あんまヤりすぎるとお前が辛いだろ?だからセーブしてたんだ」 「嘘・・・・・・」 「本当だ。俺だって・・・・・・・・・、お前を抱きてえんだよ。そりゃ、毎日でもな」 低く色っぽい声は、俺の全身に染み渡っていって。 俺を酷く、幸せな気持ちにした。 「お、俺の身体の事・・・・・・、心配してくれたの、か・・・?」 「そりゃあな。お前は大事だし。」 「ふぇっ、えぇぇんっ・・・」 「こら、泣くな」 「ゾロぉ、ゾロぉ・・・!」 全部、自分の勘違いだったとわかって。 俺はぎゅうっとゾロにしがみついた。 「好きっ・・・、大好き・・・!!ゾロっ・・・」 「馬鹿野郎・・・。俺がお前に飽きるなんて、ある訳ねえんだよ」 濡れた頬を乱暴に拭われて、そのままゾロにキスされた。 「ん、ふ・・・。んぁっ・・・」 ゾロから貰った久しぶりのキスは、あっという間に俺を昂ぶらせた。 糸を引いて唇が離れると、悪戯っぽく笑ったゾロ。 「もう・・・、勃ってんぞ?」 「あんっ・・・」 薄いエプロン越しに、やんわりと股間を撫でられる。 「この格好・・・・・・、すっげーそそるな」 「ほ、ほんと・・・?」 「どこで覚えたんだよ・・・。こんな格好」 そう呟くと、ゾロは俺を床に倒した。 「ゾロ・・・・・・」 「今日は遠慮なく抱かせてもらうぞ・・・?お前が可愛い事してくれたから、我慢出来ねえ」 ぐっと押し付けられたゾロのソコは、火傷しそうなくらい熱くなっていた。 それくらい求められてるんだと思うと、嬉しさで胸が一杯になる。 「うん・・・。一杯抱いて・・・?俺・・・・・・、ずっとゾロとえっちしたかった・・・」 恥ずかしさを堪えて、正直に口にすると。 見惚れるくらいかっこいい笑顔で、ゾロがキスをくれた。 「んっ、やぁっ・・・」 キッチンでゾロに組み敷かれた俺は、あられもない格好をしていた。 いくらエプロンを外したいと言っても、全く聞いてくれないゾロのおかげで。 エプロンはいまだつけられていた。 肩紐はすっかりずれて、俺の平坦な胸がゾロの視線に曝されていた。 「なんか・・・、ココ見るのも久しぶりだな・・・」 つっとゾロの指が、少しだけ尖っている乳首を突いた。 「やんっ・・・」 一週間ぶりの身体は、そんな些細な愛撫にも過剰に反応してしまって。 「いやっ・・・、恥ずかしっ・・・・・・」 「恥ずかしがんな」 きゅうっと乳首を抓られて、痛みの入り混じった快感が背筋を走る。 「あんっ、ゾロっ・・・!んぅ」 「サンジ・・・」 「ひ、あぁんっ」 耳元で名前を呼ばれ、そのまま耳朶を舐められて。 濡れた音が直接鼓膜に響くようで、たまらない。 「サンジ・・・、サンジ・・・・・・」 「ゾ、ロっ・・・!!んあっ」 首筋を伝い落ちていったゾロの唇が、尖りきった乳首に触れた。 そのまま含まれて、舌で転がすように愛撫される。 「やっ、あんっ。駄目っ・・・、ひゃぁっ」 ちゅうっと強く吸われて、身体が大きく跳ねる。 片方は唇で、片方は指で。 感触の違った愛撫は、俺を簡単に昂ぶらせる。 「ゾロっ、駄目ぇ・・・!」 「ん・・・?」 「イっちゃ、う・・・!」 俺の下肢はもうすっかり昂ぶっていて、エプロンを押し上げていた。 「早いな・・・」 「だって・・・!ずっと・・・・・・、してなかったもんっ・・・!」 「一人で・・・・・・、しなかったのか・・・?」 意外だと言うようなゾロの口調に、少しだけむっとして。 「だ、って・・・・・・」 「ん?」 「俺はも・・・・・・、ゾロじゃないと・・・イけない、から・・・・・・」 かあっと頬が熱くなるのがわかった。 でも、本当の事なんだ。 いくらゾロの事を想ってしても、ゾロじゃないと・・・・・・・・・。 「サンジ・・・」 「ゾロじゃないと・・・・・・、駄目っ・・・!!」 そう言ったら気持ちが昂ぶってたせいもあって、ぽろっと涙が零れた。 「お前・・・・・・、ほんと可愛い」 「あっ!やぁんっ」 いきなり自身を握られて、びくんと身体がしなる。 そのままエプロンごと上下に扱かれて、ぞくぞくした。 「い、あぁんっ・・・!やっ、んぁ」 「サンジ・・・」 「ゾロぉ・・・!やっ、イくぅ・・・・・・!!」 絶頂を訴えるのと同時に、かりっと先端を引っかかれて。 「っ・・・・・・!!!」 俺は声もなく、イってしまった。 「ふ、ぅんっ・・・」 「エプロン・・・・・・、ぐしゃぐしゃだな」 「いい、からっ・・・。早く・・・・・・、頂戴?」 すっかり蕩けている俺には、もうエプロンの事なんか頭から消えていた。 もう既に、後ろは疼いていて。 『ゾロが欲しい』って言ってる。 だから。 俺はそろそろとエプロンをめくって、少しだけ脚を開いて。 「ゾロが欲しいっ・・・、早く・・・して?」 「っ・・・・・・」 ぎゅうっと瞳を閉じていても、ゾロが俺のソコを見ているのがわかった。 「すげ・・・。むちゃくちゃ濡れてんな・・・」 「あ、やっ・・・」 つぷん、と。 ゾロの指が、後ろに挿いってきた。 そのまま慎重な仕草で指を埋め込むと、ゾロは伸び上がってきて俺の顔を窺う。 「サンジ・・・。どこがいい?」 「んんっ」 「ココか・・・?それとも・・・・・・・・・こっち?」 そう楽しそうに言いながら、ゾロはわざと俺の一番感じるトコロを避けている。 「ちがっ・・・、もっと奥っ・・・!!」 「ん?ここか?」 「や、だぁ・・・!意地悪、すんなぁっ・・・!!」 もどかしい愛撫に、俺はたまらなくなって泣き声をあげる。 そんな俺に、ゾロは蕩けそうな笑顔を向ける。 「ほんっと可愛い・・・。好きだぜ・・・・・・」 「ゾロっ・・・!もっ、触って・・・!!」 ゾロの首に腕を回しながら、俺は必死にお強請りする。 「了解♪」 ちゅっと小さなキスをして、ゾロは埋め込んだ指で俺が望んだ箇所を愛撫した。 「あぁぁんっ・・・!い、やんっ」 「ココ・・・だろ?気持ちいいか・・・?」 「んっ、いいっ・・・!!感じ、るぅ・・・」 くちゅくちゅと濡れたいやらしい音が、自分の下肢から響いてくる。 そしてくちゅん、とゾロの指が抜け出た。 その感触にすら、肌があわ立つ。 「ふ、くぅん・・・・・・」 「サンジ・・・・・・」 「あ・・・・・・、ゾロぉ・・・」 「愛してるぜ・・・?」 「俺、もぉ・・・。大好きぃ・・・v」 そのままキスをして、ゆっくりとゾロが挿いってきた。 「んっ、んん〜・・・」 塞がれた唇から、くぐもった喘ぎが零れる。 そして全部挿いった後、唇が離れた。 身体の中に伝わる、熱いゾロの熱。 ゾロが・・・・・・中にいる。 そう思ったら、たまらなく泣けてきて。 同時にゾロへの愛しさで、胸が一杯になった。 「ゾロっ、ゾロ・・・!!」 「サンジ・・・。愛してる。短気なトコロも、料理が上手いトコロも、泣き虫なトコロも、意地っ張りなトコロも、全部」 「俺も愛してるっ・・・!酒好きなトコロもっ、寝汚いトコロもっ、えっちなトコロもっ、優しいトコロもっ・・・!」 ぎゅうぎゅうとしがみついて、自分から腰を動かしてみる。 「っ・・・!お、おい・・・」 「ね・・・?早くっ・・・・・・、一杯感じさせて・・・?」 「・・・・・・おうっ!!」 「あっ、あんっ!!ひ、あぁっ・・・」 ぐいっと深く突き上げられて、また引き抜かれる。 その強烈な摩擦感に、身体が震えた。 それを何度も繰り返されて、もう頭は真っ白で。 ゾロと俺の間に挟まれたエプロンは、俺の精液もついていてぐちゃぐちゃだった。 でももう、そんな事気にならないくらい・・・気持ちいい。 「ゾ、ロっ・・・!!ああんっ」 「サンジ」 耳元で囁かれた声は、掠れていて酷く色っぽかった。 「っ!ひあ、んっ!!」 ゾロは上半身を倒してきて、更にぐうっと俺の中を刺激する。 「やあっ・・・、深、いっ・・・。んっ」 「お前ん中っ・・・、すげ熱いっ・・・!!」 「やっ、んあっ!駄目っ・・・!!」 イったはずの俺自身も、すっかり硬度を取り戻していて。 二回目の絶頂が近くなってきた。 「やっ、駄目ぇ・・・!またイっちゃう、んっ・・・!!」 「サンジ・・・。俺もだっ・・・!!」 「あっ、あぁあんっ・・・!!」 「愛してるっ・・・!!!」 低くセクシーなハスキーボイスで囁かれ。 「あぁんっ・・・・・・・・・・・・!!!」 「ふ、っ・・・!!」 俺は再び、エプロンを汚していた。 「・・・・・・ジ。おい、サンジ」 ぺちぺちと頬をたたかれて、意識が浮上する。 ゆっくり瞳を開けると、どこか不安そうな表情のゾロが視界に入った。 「ゾ、ロ・・・?」 「びびらすなよ・・・。いきなり気絶するから・・・焦った」 「嘘っ・・・?俺、気絶してたっ・・・?」 「まあ、数分だけどな」 言われてみれば、下肢はまだゾロと繋がっていた。 そっかー。俺、気絶してたんだ・・・。 ・・・ん? 不意にニヤニヤしたゾロと視線がぶつかる。 「・・・・・・んだよ」 「いや・・・。気絶するほど、感じてくれたんだなぁと思って」 「っ!!!」 ゾロの含みのある言葉に、俺は一気に赤くなる。 「男としては嬉しい限りだな。そんだけ感じてもらうと」 「かっ、感じるとか言うなっ!!!」 「ほんとの事だろうが」 ほんとだから恥ずかしいんだよっ!!! ぺちぺちとゾロの額を叩いてると、その手をおもむろに掴まれて。 掌にキスされた。 「っ・・・!?」 「ほんと・・・嬉しい」 「っ〜〜〜気障っ!!」 真っ赤になりながら睨むと、ゾロが柔らかく微笑んだ。 「悪かったな、ずっとほったらかしで・・・。お前を不安にさせてたなんて・・・・・・」 「べ、つに・・・・・・。もう、勘違いだってわかった、し・・・・・・」 「だから・・・」 「うあんっ・・・!!」 いきなり腰を動かされて、俺は慌ててゾロにしがみつく。 抗議の視線を向けた先には、いやらし〜ゾロの顔。 「これからは毎晩・・・・・・可愛がってやるよ」 「まっ、毎晩っ・・・!?」 「覚悟しとけよ?」 「ちょっ、待てっ・・・、あんっ!!」 とんでもない発言に非難をしようとしても、腰を動かされてはまともな言葉が出てこない。 「い、やぁっ!!ずるいっ・・・!!」 「愛してるぜ、サンジ・・・」 それからというもの。 ゾロは本当に毎晩、俺を可愛がってくれた。 そしてゾロは、裸エプロンをいたく気に入ったらしく。 たま〜に俺は、それを強要されてしまった。 それでも・・・・・・、好きなんだよなぁ。 END. |
<コメント> あゆみ様の30000HITOVER記念のDLF小説!! くはあ、可愛すぎて鼻血出そう・・・ いつにも増して、サンジが・・・たまらん・・・ にくいぜ!ゾロ!! 本当に、デンジャラスなサンジが、萌えvv はうっvv こんなサンジ、うちにも、くれ〜!! こんな素敵なラブラブ小説一杯のあゆみ様のサイトは、こちらから・・・ <treasure> <map> |