HALLOWEEN NIGHT





「ああっ・・・・・・ゾロ・・・・・・はあ・・・・・あああん・・・・・もう・・・・・ヤッ・・・・・・イク・・・・・

あああっ・・・・クッ・・・」

サンジは、ゾロに激しく揺さぶられ、自分の腹の上に、白濁の精を吐き出す。

サンジの内襞が射精の影響を受け、キュッと収縮を繰り返し、ゾロの雄を締め付け、搾り取

るような動きを繰り返した。

「・・・・クッ。」

ゾロは、そう小さく呻いて、サンジの中に白濁の精を吐き出した。







夜毎、キッチンで繰り返させる、恋人達の秘め事・・・・・・・・

この時間、ゴーイングメリー号の他のクルー達は、暗黙の了解で、起きていても、キッチンに

は、誰も近づく者はいない。

・・・・・・・・・・・・・・・はずだった。




「ちょっと、のどが渇いた。 ・・・・サンジ、お前も飲むか?」

そう言って、ゾロが、サンジの身体から離れ、酒棚の方へ向かう。

「ああ、俺にも、一口く・・・」

サンジが、ソファーの上で、一糸纏わぬ姿のまま、ゾロに向かってそう言ったとき、いきなり、

キッチンの扉が、勢い良く、開いた。

「Trick or treat? ハッピーハロウィーン!!」

そう言って、入ってきたのは・・・・・・・・・ジャック・ランタンを手に持ったルフィの兄貴である、

エース。

「「!!!!!!」」

いきなりの来訪者に、ゾロとサンジは、声もなく、その場に固まった。

「・・・・・あちゃー、すまん。 ナニの最中でしたか・・・・・・・・いやあ、すまん、すまん。 

近くを通ったので、寄ってみたんだが、キッチンに灯りがついてたから、コックちゃんが、

まだ、働いているのかと・・・・・・・・本当に、すまん。 ・・・・・・へーっ、コックちゃん、以外と

色、白いんだ。 おまけに、痣も付きやすそうだな・・・・・・・」

そう言って、エースは、悪びれた様子もなく、サンジを見て、ニヤリと笑う。

「ウギャ!!」

サンジは、自分の姿に気が付き、慌ててソファーのシーツを身に纏った。

「・・・・・何しに来た。」

ゾロは、素早くサンジの前に立ち、サンジの身体を背中に隠すと、和道一文字を構え、エー

スに向けた。

「おい、おい。 謝ってるだろう? そんな物騒なもん、振りかざすなよ。 本当になあ、

ナニしてるって、知らなくて来たんだから・・・・・・・・」

エースは、全く怯む様子さえ見せない。

「・・・それにしては、タイミングよすぎだな・・・・・・・」

ゾロは、そのままの体制で、エースを睨み付けた。

「ああ、暫く、甲板で待っていたんだが、お前ら、ちっとも、終わんないじゃん。 

・・・・・だからさー、ゾロが、サンジから離れたのを見て、声を掛けたんだ。 

・・・・・・・お前ら、ヤリ過ぎ。 ・・・・・・普通、5回もヤるか?? 

本当、お前ら、タフだよな・・・・・」 

そう言って、エースは、フーッと、ため息を吐く。

「!!・・・・・・5回って・・・・・5回って・・・・・・初めから・・・・・・見られてた・・・・・・」

サンジは、ソファーの上で、青ざめて、力無くブツブツと呟く。

「!!だったら、そのまま、帰れよ、な!」

ゾロはそう言って、エースに斬り込んだ。

「えっ?! だって、俺・・・・・・・・腹へってんだ。 コックちゃんの飯、食いたかったんだもん。

顔も、見たかったし・・・・・・・ 俺にとっちゃ、お前の方が、以外だったんだがなあ・・・・・

・・・・・・・・・・クソッ、バラティエにいたときに、先に頂いとけば、良かった。 

・・・・・・全く、計算外だよな・・・・・・」

エースはそうぶつぶつ言いながら、ゾロの剣を、なんなく、避けていく。

「・・・・てめえになんかに、サンジは、触れさせねえ!」

エースの言葉にキレたゾロが、バンダナを頭に巻いて、3本の刀を構える。

「・・・・・まあ、待て、ゾロ。 ・・・・・・・エース、お前、腹へってんのか? わかった。 

何か、食わせてやる。 ・・・・・俺は、海のコックだからな。 腹減ってる奴は、たとえどんな

礼儀のない奴でも、食わせるのが、俺のポリシーだ。 ・・・・・ゾロ、刀をしまえ。 これ以上、

お前に本気出されると、キッチンが、木っ端微塵になっちまう。 ・・・・・・・そうなったら、俺、

なにするか、わかんねえぞ。 ゾロ?」

いつの間に着替えたのか、いつものスーツに身を包み、タバコを片手に、サンジは、にっこり

と二人を見て、笑った。


・・・・・・うっ、怖えー・・・・・・・こんな時のサンジに逆らう度胸のある奴は、いねえよな・・・・


「・・・・・・・わかった。」

ゾロは、渋々、刀をしまった。

「さすが、コックちゃんvv 格好良いvv お兄さん、惚れちゃいそうよ〜vv」

エースは、そう言って、ちゃかす。

「・・・・・・・エース。 今回だけ見逃してやる。 今度また同じ事やったら、たとえルフィの兄さ

んでも、オロして、魚の餌にするからな。 わかったか。」

サンジはそう言って、エースを睨み付け、流しで、簡単な料理を作る。

その間、テーブルに向かい合わせに座る、険悪なムードの二人・・・・・・・・

いきなり、エースが、ぼそぼそとゾロに話しだした。

「なあ、ゾロ。 お前達、いつから、こうなってんだ?」

「てめえには、関係ないだろう・・・・」

ゾロは、眉間に深くしわを寄せ、こめかみをヒクつかせて、低い声で言い返す。

「ククッ。 お前、クールな顔してるけど、以外と、独占欲強いな。 コックちゃん、首から下、

キスマークだらけじゃないか。 あんまり、独占欲の強い奴は、そのうち、嫌がられるゾ。 

程々にしとけよ。」

ガタンッ

「てめえに、言われる筋合いはねえ!」

ゾロは、エースの言葉に、立ち上がって、大声で叫んだ。

「おらっ、静かにしろよ。 皆、起きちまうじゃねえか。 さあ、エース、出来たぞ。 

お前、それ食ったら、さっさと帰ってくれないか。 ・・・・・・迷惑だ。」

サンジは、そう言って、作った料理をエースの前に出した。

「もう、そんなつれないこと言わないで・・・・ほらっ、このジャック・ランタン、あげるからvv」

エースは、サンジの料理を食べながら、持ってきたジャック・ランタンをサンジに差し出した。

「・・・・・良いから、さっさと食って、出て行けよ!」

いい加減キレそうなのか、サンジは、声を荒げてそう言った。

「・・・・・・アー、美味かった。 ごちそうさまでした。 コックちゃん、おかわりは、あ・・・・」

「「おかわりは、ねえ!!」」

エースののんきな言葉に、サンジとゾロは、声を合わせてそう叫んだ。

「チェッ。 ・・・・・・なんだ、そうか。 ・・・・・・じゃあ、邪魔したな。 俺、帰るわ。」

そう言って、エースは、キッチンの扉を開ける。

ゾロとサンジは、ほっと、胸をなで下ろす。

「あっ。 そうだ。 忘れ物、忘れ物〜。」

キッチンの扉を開けたところで、エースはそう言って、サンジの前に立つ。

「Trick or treat?」

エースは、サンジにそう言った。

「??はあ??」

サンジは、訳が分からず、首を傾げる。

「・・・・・甘いモノ、頂きvv」

エースは、そう言って、サンジの唇を奪うと、サッとキッチンを出て、一目散に船を下りていっ

た。

キッチンには、とっさのことで、何が起こったのか理解できない二人・・・・・・・

「!!・・・・ふざけんなーっ!!」

そう叫んで、ゾロが、エースを追いかけたが、エースの船は、海の闇の中に消えた後だっ

た。

「・・・・・・・・・・・・あの野郎・・・・・・・・・今度逢ったら、ただじゃ済ませねえ・・・・・・・・・・」

ゾロは、エースが逃げた海の先を見つめ、そう呟いた。

・・・・・・そして、その怒りの矛先は、キッチンに残ったサンジに向けられる。

「サンジ! てめえ、どうして、エースになんか、キスさせた!」

ゾロは、キッチンに戻ると、サンジの腕を掴み、睨み付ける。

今度は、サンジの方が、その迫力に、押された。

「えっ?! ・・・・そんな事言ったって、いきなりで、避けようがなかったんだ。 

仕方ないだろ?」

サンジは、小さな声で、ボソリとゾロに言う。

「・・・クソッ!」

ゾロはそう吐き捨てるように言って、サンジを抱き上げると、ソファーに押し倒す。

「・・・・・・・・てめえは、俺のもんだ。 ・・・・・・・・誰にも、渡さねえ!」

ゾロはそう言って、噛みつくように口付ける。

そして、サンジのシャツのボタンに手を掛けた。

「お、おい、ゾロ。 もう、勘弁してくれよ。 ・・・・・俺、明日、立てなくなる・・・・・・

ああん・・・・・・ヤッ・・・・・・なっ・・・・んん・・・ふんん・・・・・あああっ・・・・・ゾロ・・・・・

あん・・・」

それからサンジは、嫉妬に駆られ、魔獣と化したゾロに、気を失うまで、揺さぶられ続けた。










翌日。

「おはよう、サンジ君vv」

ナミが、そう言って、キッチンに入ってきた。

「・・・・おはようございます・・・・ナミさん・・・・」

「??どうしたの? サンジ君! 眼の下、クマが出来てるわよ?? 

ゆうべ、寝てないの?」

ナミは、紅茶をついでくれたサンジの顔を見て、驚いて声を上げた。

サンジに眼の下には、疲労を示すクマができて、その足取りも、フラフラとしてぎこちない。

「・・・・・サンジ君、言いにくいんだけど、サンジ君は、あの体力馬鹿とは違って、色々と昼間

も、忙しいんだから、程々にしないと、身体、壊すわよ。」

「ありがとうvvナミさんvv そんなに俺のことを気に掛けて・・・・そんなナミさんは、素敵だvv」

ナミにそう言われ、サンジは、目からハートを飛ばす。

ナミは、呆れた顔をして、ふと、床に落ちていた見慣れぬモノを見つけた。

「あらっ? ジャック・ランタンじゃない。 どうしたの、サンジ君。 ・・・・・そうか、今日、

ハロウィーンだものね。 サンジ君が、作ったの?」

ナミがそう言って、ジャック・ランタンを指さした。

「・・・・・いいえ、違います。 ・・・・・こいつのせいで・・・・・・・こいつのせいで・・・・・・・」

サンジはそう呟くと、ジャック・ランタンを抱えてキッチンを飛び出した。

「ハロウィーンなんて・・・・・大嫌いだーっ!!」

サンジはそう叫んで、甲板に爆睡しているゾロめがけて投げつけた。

「ウグッ!!」

ジャック・ランタンは、見事に、ゾロの腹に命中した・・・・・・・・・が、ゾロは、起きる素振りもな

く、そのまま眠っている。




『ハロウィーン』

・・・・・・それは、サンジにとって、禁忌の日・・・・・・・・

・・・・・・もう二度と、味わいたくない悪夢の夜・・・・・・・









 <END>





     
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<コメント>

・・・・・・ハロウィーンネタ。
こんなのでも、一応、ハロウィーンネタなんです・・・・・(笑)
ジャック・ランタンが入ってるだけで、普通の話と変わらないんですが・・・
『ハロウィーン』です! ルナが、そう決めました。(笑)
こんなヘタレな駄文・・・・・・・貰って下さる方、いるんでしょうか?(疑問・・・)

2002.10.31