Sweet Memories







一日目。



・・・・そっと触れるキス・・・・をした。





一週間目。



首筋にキスマークが一つ・・・・増えた。





一ヶ月目。



初めて・・・・・・ひとつに・・・・・なった。










そして、今日で・・・・・・一年目。



ゾロは、覚えていてくれてるだろうか。





俺のドキドキは、初めからずっと同じで・・・・・

今でもゾロを見るたび、胸がキュッと締め付けられて・・・・・

その腕に抱き締められただけで、泣きそうになってしまう。

幸せで・・・・・ただ幸せで・・・・・

ずっと、ずっといつまでも、この幸せが続きますように、と願わずにはいられない。




ゾロも、同じだと良いのに・・・・・




誰もいない船の中で、触れるだけのキスを繰り返した。

他のクルー達は、上陸して宿に宿泊中。

今日は、俺とゾロの二人きり。

『なあ、今日、何の日か、覚えてる?』

俺は、ゾロにそう聞きたいのに、ゾロは俺の言葉を唇で塞いでしまう。

「んっ・・・ん・・・ふっ・・・」

息も吐けない程の激しくて熱い口付け。

とろけそうなほどに熱いゾロの舌に翻弄され、なにも考えられなくなる。

じんわりとこみ上げてくる涙。

「・・・・わりい。 もう我慢がきかねえ。」

ゾロはそう言うと、片手で器用に俺のシャツを脱がせて、胸の尖りを口に含んだ。

ゾロの舌と指使いに胸から背中を通って全身に広がる甘い痺れ。

「んっ・・・ヤァ・・・ゾロ・・・・」

俺は、ゾロの名を呼んで指に髪を絡める。

ゾロは、そんな俺を見て、優しく笑うとまた、胸に顔を埋めた。

次第に性急になる愛撫。

ゾロの手は、俺の雄に添えられて、俺は、その指の感触だけで達してしまいそうになる。

「ああっ・・・・ん・・・あ・・・・ゾ・・・ロォ・・・ヤッ・・・・」

それなのに、ゾロの手によって、ますます俺は追い立てられて、俺は、ギュッとゾロの首筋に

しがみついた。

ゾロの指が俺の雄の先端を撫で、爪を立てられる。

「あああっ・・・・ヤッ・・ン・・・ゾロ・・・あっ・・・クッ・・・」

俺は、堪らずゾロの手の中で白濁の精を吐き出した。

何も考えられないボーっとした頭で、ゾロの顔を見つめる。

「ヤベ・・・・マジ、しゃれになんねえ・・・・その顔、反則・・・・」

欲情に煽られた表情のまま、ゾロは俺の唇を塞いだ。

その間、ゾロの指は俺の中を掻き回して俺は、背中に集中する疼きに思わず腰を浮かせ

た。

「挿れるぞ。」

そう言ったゾロの声に無言で頷き、息を整える。

ゆっくりと、そしてだんだんに激しくなる腰の動きに、俺はまた、なにも考えられなくなって、

必死にゾロにしがみついた。

「あああっ・・・ああっ・・・・ヤァ・・・ん・・・ゾ・・・・ロ・・・ヤッ・・・・ロッ・・・・」

最奥を打ちつけられる度に、大きな快感の波が俺に押し寄せてきて飲み込まれていく。

「ッ・・・・サンジ・・・」

「あああっ・・・・ヤッ・・・・ゾロ・・・あっ・・・もう・・・・ヤァ・・・・クッ・・・」

掠れたゾロの余裕のない声が俺の耳を擽って、俺は、自分の腹の上にまた白濁の精を吐き

出した。

「・・・サンジ・・・ックッ・・・」

ゾロは、そう呻いて腰を引く。

「ヤァ・・・あ・・・ん・・・抜いちゃ・・・・ヤダァ・・・・」

俺は、そう言ってゾロの腰に脚を絡ませ、自分からゾロの雄を埋め込んだ。

「ば、馬鹿、止め・・・・・ックッ・・・」

俺の中にゾロの熱が放出される。

その度に俺の中で脈打つゾロが感じられて、俺は、ビクンと身体を震わせた。

「・・・・馬鹿が。 ・・・・本当、てめえは・・・・・」

ゾロはそう言って、俺に触れるだけのキスを繰り返す。

「ん・・・・だって・・・・最後まで、ずっと・・・・ずっとこうしていたかったから。 

ゾロは・・・・・嫌? ・・・俺・・・・面倒くせえ?」

俺は、ゾロの言葉にシュンとしてそう呟いた。

「・・・・本当に、てめえは、馬鹿だな。 てめえがきつくなるだけだろが・・・・・少しでも、負担

かけねえようにって。 そう思ってたのに・・・・・あんま可愛いことばっか言ってると、どうなっ

ちまっても、知らねえぞ。 ・・・・人の気も知らねえで、そう煽るな。 マジ、止められなくなっ

ちまう。」

ゾロは優しい瞳で俺を見つめ、俺をギュッと抱き締めて肩口でそう囁く。

「だって・・・・・ゾロだから。 ・・・・俺だって・・・・・ゾロと一緒・・・・」

「マジヤバいんだって・・・・・もう、黙ってろよ・・・・・」

ゾロはそう言って、俺の言葉を自分の唇で遮った。

それから、また俺達は、一つになって・・・・・・熱を分かち合った。








「・・・・風呂・・・・・俺が、綺麗にしてやるから。」

ゾロは、そう言って俺に触れるだけのキスをして、シーツに俺をくるむと風呂に向かっていく。

そして、浴槽にお湯をはり、俺は抱かれたまま、ゆっくりとゾロと一緒にお湯に浸かった。

「・・・・なあ、ゾロ。 今日、何の日か覚えてるか?」

俺は、今日、ずっと言いたかった言葉をやっとゾロに伝える。

「・・・・・・今日か? ・・・・・・・・いや、わかんねえ。」

「・・・・・だろうと思った。 チェッ。 俺だけか、覚えてたの・・・・」

ゾロの言葉に、やっぱりなと予想はついたものの、俺は、少しがっかりとした。

自分の誕生日も忘れるような奴が、こんな些細な事を覚えてるわけがないよな。

「クククッ。 嘘だ、嘘。 ちゃんと覚えてるぜ。 だから・・・・・・今日だけは、ナミ達には、

遠慮して貰った。 ・・・・・一年前の今日、こうやって、初めてキスしたんだよな。」

ゾロは、そう言って俺に口付ける。




えっ?! たまたま上陸できる島が見つかったからって・・・・・・

悪いけど、またゾロと一緒に船番よろしくねって・・・・・・

ナミさん、そう言ってたのに・・・・・・




俺は、思いも寄らない事にキョトンとしてて・・・・・

「ククク・・・・そうそう。 やっぱ、一年前もそう言う顔してて・・・・変わらねえな、てめえは。」

そう言ってゾロは俺の髪をクシャッとして、優しい瞳で俺を見つめる。

俺は、そんなゾロにドキドキして、また胸がキュンとなった。

「・・・・・その顔を見せるのは、俺だけにしとけ。」

ゾロはそう言って、俺を優しく抱き締めてくれる。

「うん。 ・・・・けど、ゾロもだぞ。 こんな顔は、俺だけにしとけ。」

俺は、ゾロの口マネをして・・・・・・・・・・・・・・そっとゾロの唇に触れた。

ゾロは、俺の言葉に一瞬びっくりしたような顔をして、ニヤリと口の端を曲げる。

「ああ、てめえだけだ。 てめえが・・・・・サンジ、てめえだけ・・・だ。」

そう言って、甘い口付けを俺に返した。










今日は・・・・・・・一年目。




・・・・・初めて、二人で・・・・・・・お風呂に・・・・入った。










<END>








           
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<コメント>

あゆみちゃまのサイトの一周年記念に、無理やり押し付けた駄文・・・(-_-;)
久々に、砂吐き駄文だなぁ・・・え?!いつもだって?? ほっとけ・・・(笑)
本当にこんなしょうもないものを、貰ってくれてありがちょーvv
気持ちだけは、目一杯つめたつもりっす。
ああ、バケツが、必要かも・・・・・