ルナティックボイス |
夕食の片付けも終わり、明日の仕込みも無事終了。 クルー達は、皆、眠りについている時刻・・・。 俺は、とっておきの酒を取り出し、キッチンを出る。 その手には、つまみののったトレーと二つのグラス。 ドキドキとうるさい心臓の音を静めるようにゆっくりと一歩一歩、船尾に向かう。 そこにいるであろう剣士の顔を思い浮かべて・・・。 「あー・・・緊張してきた・・・。 落ち着け、俺。 相手は、クソまりもだ。 いつものように、構え てりゃいい・・・・そう・・・いつものよう・・・に・・・。」
そう自分に言い聞かせても、昼間の事が頭をよぎって落ちつかない。 「・・・・・・なんだ、眠ってんのか・・・チェッ。 緊張して、損した・・・。」 俺は、そう呟いて床にトレーと酒を置き、しゃがみこむ。 「・・・・・・・・・・・・・好きだ・・・・・。」 小さな声でそっと呟いてみた。 「・・・・もう少しだけ、このままにしとくか・・・。」 そう呟いて、ポケットのタバコに手を伸ばした。 「・・・・・・遅えよ。」 ぼそりと低い声が聞こえた。 「て、てめえ・・・!! お、起きていやがったのか?!」 あまりの出来事に裏返る俺の声。 「なに笑ってんだよっ!!」 俺はそう言ってあいつを睨みつける。
「・・・・・・ずっと待ってた。 昼間の事は夢じゃねえかと・・・・てめえが来るの・・・・・・ あいつの低い声が、俺の耳を擽る。 「・・・・・・・・・好きだ・・・・サンジ。」
そう言ってあいつの顔が近づいてくる。 「サンジ・・・・サンジ・・・・・好きだ・・・愛してる・・・・」
苦痛に喘ぐ俺に囁かれる、あいつの甘く低い声・・・。 「っ・・・サンジ・・・・サンジ・・・・サンジ・・・・」
身体を重ね、律動を繰り返しながら、何度もそう耳元で囁かれるあいつの低い声が、俺を狂 「ッ・・・・・ヤァッ・・・クッ・・・ゾロ・・・ッ・・・!!」
ギュッとあいつの首筋にしがみつき、高い嬌声と共に迸った精を自身の腹に浴びる。 「ッ・・・・まだだ、サンジ・・・・まだ、足りねえ・・・。」
そんな俺にあいつはそう囁いて口付けると、尚一層激しく律動を繰り返した。
ルナティックボイス・・・・・月だけが、知っている。 |
<コメント> 本当に、こんなご大層なカウンターの数字で良いんでしょうか? 世の中絶対に間違っとる!などと真剣に思う今日この頃。(馬鹿) いつもとは少し表現を変えてトライしてみたのですが・・・。(玉砕) 一応、50000打の駄文の続きをサンジサイドでという事で。(汗) つうか、何言いたいの?これ?で終わってしまったような・・・。(;一_一) 激甘の方が良かった・・・? もっと精進しま〜す!!(本気) 祝60000打vv 皆様に感謝の気持ちを込めてvv こんなものでよろしければ、どうぞ勝手にお持ち下さい。 2003.07.10. <kikaku−top> |